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気象予報士 檜山靖洋のブログ ひとり旅の記録

島のマル秘情報!?

2006-01-19 13:41:07 | Weblog
与那国の夜に、旅仲間と交わした話の大部分は、
島のダークな内容だった。

波照間島 ダークなトリビア。
・「波照間島は、昔、罪を犯した人が流される島だった」
・「ペムチ浜は、高那崎から飛び込んだ人が、
   潮の流れに乗って、打ちあがる浜である。」
・「ぶりぶち公園は、昔、風葬をしていた場所」

・・・・などなど。真偽は定かではない。念のため。


ペムチ浜に行く気が起きなかったのも、
ぶりぶち公園に行く気が起きなかったのも、
自然に無意識に遠ざけていたのかもしれない。

みんなが不気味と言う、ぶりぶち公園には、
逆に、今は行ってみたい気がするけど。


この晩、一緒に泊まっていた、昆虫学専攻の学生さん。
めずらしいクワガタを見せてくれた。

イシガキ・・マルブト・・・クワガタ・・とかいう名前だったかな・・・

深夜12時、これから、真っ暗な与那国の森の中へ、
昆虫採集に行くらしい。。。

大学の研究室では、テントウムシの黒い斑点を白くする実験や、
羽の生えないハエを作る実験をしているという。。。
なんともマニアック!

地球遊人の夜

2006-01-14 19:53:51 | Weblog
僕が泊まった部屋は一人部屋だったが、
同じ大きさの部屋に鉄パイプ2段ベッドが二つある、
4人部屋のドミトリーもあった。

夜になると、真っ暗な庭で、旅人が集い、
旅の語らいが始まる。
っていうか、夜7時も過ぎたら、真っ暗で出かけるとこないし、
テレビがあるわけでもないし、寝るにはまだ早いし、
ほかにすることはないのだ。

誰かが買い出してきた泡盛で、乾杯。
ストレートで胃に流し込む。
静かな与那国の夜に、泡盛がしみ込んでゆく。。。
時折、どこからともなく三線の音が聞こえてくる。
とてつもなく贅沢な時間に思えた。

どんぐりと山猫

2006-01-14 19:48:30 | Weblog
10月22日土曜日 午後7時 どんぐりと山猫

どなん地球遊人に食事はない。
近所のスーパーへ買出しに行くか、
近所のお食事処へ出かけるか。

どんぐりと山猫はごはんを食べる所ねって、
昼に教えてもらった。
それもそのはず、地球遊人のマスターが経営するお店なのだ。
お店に行くと、店員のお兄ちゃんに
「地球遊人に泊まっている人ですよね?」って。
な、なぜ知っているの??と思いつつ、ハイと答えると、
サービスで一品つきますのでって!!
すばらしい、そんな特権があったのか。

あとでわかったことは、その店員さんは、
地球遊人に泊まり込みで、働いている人だった。
この島では、よそ者はみんなチェックされているなあ。
悪いことはできない。するつもりもないけど・・

最西端!

2006-01-13 00:42:37 | Weblog
九部良(くぶら)の集落が見えてきたところで、
左側へ折れて、坂道を登っていく。
東崎(あがりさき)は、とても風が強かった。
西崎(いりざき)もとてつもなく風が強い!
簡単には「端」を制覇させてはもらえない。


転倒しそうになりながら、バイクを走らせる。



暴風と小雨の中、ようやく西崎に到着。
灯台の足元に最西端の碑が立っている。


最西端制覇!!
日本の東西南北4つの端の中で、唯一まともに到達できるのが、
ここ最西端、与那国島。
最南端は、小さな小さな島で、人なんて住めるはずもなく、
普通の人が行くのは困難。
最東端も、同じような条件、あるいは北方領土もあるので微妙。
最北端も、北方領土問題から、これが一番北という明確なものがない。
最西端は、正真正銘、最西端なのだ。

生命の厳しさ

2006-01-13 00:25:47 | Weblog
10月22日土曜日 午後3時 南牧場

島の南西側沿岸は、南牧場として、牛や馬がたくさんいる。
その牧場に沿うように走る道路。



ここのドライブは最高だ。
行き交う車や人は、ほとんどいない。
人はいないが、、、牛や馬とすれ違うことも。。。
牛や馬は、「牧場」にいるわけではない。
道路も含めて牧場なのだ。



つながれていない真っ黒な牛を間近に見るのは、
さすがにちょっと怖い。


道路に糞、し放題ですから。。。


牛や馬も必死に生きているんだ。



この島の自然は厳しい。。

孤島

2006-01-12 23:44:29 | Weblog
海の見える丘に立つと、どこで見ても、
となりの島は見当たらない。
西のほうを見ると、見通しの良い日には、
111キロ離れた台湾が見えるらしい。
でも、きょうは天気が悪いし、到底見えそうにない。
与那国島は、正真正銘の孤島だ。

そんな孤島で、撮影されたドラマが
Drコトー・・・



ここがコトー先生のいた診療所。
まだドラマは続くらしく、
この診療所の前には、看板があった。
「このオープンセットは、まだロケが行われるので、
許可なく入らないように フジテレビ」みたいなことが。


役所に言って許可をもらうと、
鍵を貸してくれて、中で写真撮影とかしてもいいみたい。

立神岩伝説

2006-01-09 00:04:19 | Weblog
荒々しい海にそそりたつこの岩。



立神岩(たてがみいわ)と呼ばれる。
この岩には伝説があるという。

昔ふたりの若者が海鳥の卵を取りに、岩に登った。
しかし、降りられなくなり、
ひとりが降りようとしたところ、転落死してしまった。
もうひとりは、岩の上でただただ神に祈り続けながら眠ってしまう。
そして、目が覚めると島に戻っていたという。


微妙。


恐ろしい島

2006-01-07 17:49:28 | Weblog
さらに岩場に足を踏み入れてみると、、、



ここは柵の外?柵の内?
普通に入れるけど、どっちだかわからない。
柵をつける方向間違ってねぇか??

しかも、ごらんのように、岩は一枚一枚崩れかけている。
うっかり、崩れそうな岩に乗ってしまったら、
一気に荒波の大海原に飲み込まれてしまう。

なんて恐ろしい島なんだろう・・・

朽ち果てた柵

2006-01-06 15:37:11 | Weblog
与那国島に砂浜は少ない。
島の沿岸は、ほとんど断崖絶壁になっている。
展望台から眺める景色は、荒々しい大海原だ。
そして、与那国周辺の海の色は、群青色。


波照間島の高那崎と違って、
断崖絶壁に落ちないように、柵が付いている。





しかし、これじゃあ~意味なーいじゃぁーーん!!
柵は朽ち果て放題。強い潮風で、さび落ちている。
こんな柵は、気休めにもならない。
逆に、「柵を頼るな!」という警告??


東崎到着

2006-01-06 15:28:47 | Weblog
10月22日 土曜日  午後2時 与那国島 東崎



東崎展望台に到着。
バイクを駐車場に停め、歩いて展望台まで向かう。
それにしても風が強い。平均しても20メートルくらいの風が吹いている。
風に向かって歩くのが困難だ。


東崎は放牧地帯になっている。
気象が激しい中、
気性の穏やかな与那国馬が、草を食べ続けている。


東崎をのぞむ

2006-01-06 15:20:05 | Weblog
2005年10月22日 土曜日 午後2時 東崎へ向かう

ようやく集落の墓地を抜け出し、
島の東端、「東崎(あがりざき)」へ向かって、
バイクを走らせた。
きょうは天気が悪い。時折雨も降る。
東へ向かうにつれて、高台になってくる。
風が非常に強く、バイクも横風を受けて、倒れそうになるくらい。



与那国の景色。
本州とは違う、他の沖縄の島とも、まるで違う景色だ。
ひとことで言えば、「異国」。
沖縄でも、他の島から離れた「孤島」は、
景色も文化も違うようだ。

荒々しく逞しい男らしい景色と、
どんよりした空、激しい風・・・
この力強さに完全にやられちゃってるなあ。