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気象予報士 檜山靖洋のブログ ひとり旅の記録

欠航

2006-09-15 23:51:48 | Weblog
2005年2月23日 午後4時 女満別空港

空港のカウンターへ行くと、
「大雪のため欠航」

という文字が・・・

やっちゃった。

また嵐を呼んでしまった。
飛行機を止めたのは通算2回目。
予定の日に帰れない!というのは、正直焦る。
もちろん、きょうの宿も取っていない。
多少は地理が分かる網走市街地へ戻ることにした。

来たバスに再び乗り込み、
網走へ折り返した。
雪はあっという間に20センチくらい積もっている。

あ!そいういえば、
2日前、網走に到着した際、バス乗り換えの時間がなく、
「モヨロさんに挨拶してなかった!」
モヨロさんの怒りを買ってしまったようだ。
改めて、雪の中、モヨロさんに挨拶した。


モヨロさん↓



網走市内の新しくできたばかりのビジネスホテルに泊まり、
次の日は朝から快晴。
サラサラに積もった雪を踏みしめながら、
網走を後にした。


吹雪

2006-09-14 01:50:59 | Weblog
2005年2月23日 午後3時30分 網走バスターミナル

港からバスで網走のバスターミナルに戻ってきた。
雪はますます強まっている。
少々不安を感じながらも、まあ大丈夫だろうと思っていた。
一日4便ある女満別発の羽田行き。
午後の3便目までは、飛んでいるようだった。

バスターミナルで、空港行きのバスを待っていた。
しかし、外は一面真っ白。
風も強まっている。
外に出てみると、道路にはみるみるうちに雪が積もっていく。
こんな降り方は、雪国でしか見られない。

1時間ほど待つと、空港行きのバスがやってきた。
乗り込むと、夕方の闇が迫る中、ますます吹雪が強い。
バスの運転も、そろそろ見合わせようか・・そんな話も漏れ聞こえた。
空港行きのバスの乗客がたったの2人。
これはおかしい

バスが空港に着いた。空港ももちろん閑散としていた。

砕氷船 → 遊覧船・・・

2006-09-13 01:44:07 | Weblog
2005年2月23日 正午 網走

基本的に流氷をみるときは、流氷ウォークなどで、
間近に触れながら見たいし、実際に流氷の海にも入った。
でも、一度は砕氷船に乗ってみたかった。

予約しておいた時間の便に乗れるよう、
バスで港へ移動した。
ところが、初日から網走には流氷はまったくなかった。
「流氷がないため、遊覧船となりますが、よろしいですか?」
と受付で説明を受けた。

それでも、せっかくだからと乗ることにした。
この判断は、後から考えてみると、大失敗だったのである。


船には観光バスで訪れた、ツアー観光客が多かった。
団体様も多く、それだけでも、ちょっと・・・
その集団にまぎれて船に乗る。



最初は気持ちよく寒風にさらされていた。
カモメがついてくるではないか。
はじめはおもしろがって見ていた。
ところが、時間が経つにつれて、カモメたちが着いてくる理由が分かった。
毎回、この船からおかしなどエサをやる観光客がいるのだ。
それが分かった瞬間、一気に冷めた・・・

あとは、たまーに小さな流氷が浮かんでいるのを
探すことだけが楽しみになったが、
それにも、やがて飽きて、船内で座ってうとうととした。
すると、だんだん雪が強まってきた。
視界が悪くなってきたため、船が予定よりも少し早く
引き返すという。

このあと、夕方の飛行機で帰るわけだが、
この雪は大丈夫なのだろうか。
雪は強まる一方だった。

氷点下23度

2006-09-12 12:10:52 | Weblog
2005年2月23日 午前6時 川湯温泉

目を覚まし、窓から目の前の公園を見下ろしてみる。
入り口の温度計の表示は・・・
-23.3度
やはり冷えますねぇ~。

早速、その寒さを体感しに、身支度を整え、
外に飛び出した。



率直に言うと、それほど寒くない・・・
「確かに耳は出して歩けないな。」とつぶやいてみる。
これなら、-5度で風がびゅーびゅー吹いていたウトロの方が寒かった。
川湯温泉は風がないのだ。
空気は、ビタッ と止まっている。

ここに生活していて、毎日この中にいたら、
寒くてイヤになるのかもしれないけど、
寒さを体感しに行こう!なんて、
楽しみにしている、気分的なところからも、
あまり寒く感じなかったのかもしれない。