33才でガーン ★肺がんの闘病と治療の記録★

2008年1月22日に33歳♂の私は末期の肺がんと診断されました。元気とやる気とプラス笑顔でがんばろう。

昨年の今日この時間。(前編)

2009-01-17 20:48:58 | 自己紹介
昨年(2008)の今日この日この時間、病院で久しぶりにテレビをみていました。「肺結核の疑い」で強制即時入院をさせられ、何も暇つぶしの道具がないので、若干ふて腐れていました。2007年の11月初め頃から咳が酷くて、それでも年末と年始は忙しくて、朝5:00出勤して、ずっと仕事して、17:00頃帰ってきて、飯食って寝る。その繰り返しの生活でした。仕事人間という言葉がぴったりの仕事ばかりの人でした。そして、仕事が好きで、上に憧れ、上を目指し、必死でした。咳が出るからって早々病院に行く気が起きません。

昨年の1月15日の事。いよいよ酷くなる咳に嫁さんが忠告してくれます。

「肺がんだったりして」。
「肺がんはありえんやろ~(笑)」

「長引く咳」でネットを調べると重大な病気が多いと脅されて、いよいよ不安になってきました。まあ心当たりがあったんで、肺がんとはこれっぽっちも考えず、とりあえず、病院に行く事にしました。

心当たりとは?なんぞや?読者様の声が聞こえてきます。

そう、白いひよこは肺がんになる前にも歴史がある。

さらに昨年(2007)の今頃、やっぱり長引く咳がでていました。やっぱり2ヶ月くらい続いたでしょうか?実は「扁桃腺炎」だったのです。咳もそうだけど、この時は喉が痛かった覚えがある。「咳が出るのにタバコをスパスパ」喉も痛くなるし、扁桃腺炎にもなるわな。結局この時は、お医者にタバコが原因ですと言われ、タバコを1日やめたら効果覿面。あっと言う間に咳も喉の痛みも軽くなっていった。激しい咳を絡む扁桃腺炎。実は、1回だけじゃない。2006年当たりからかれこれ3回くらい引っ掛けてきた。どうやらタバコの吸い過ぎの影響で癖になっているらしい。

お医者様に言われました。手術の場合10日入院してもらいます。

「そんなに仕事を休めるか!」

と私は迷いに迷ってタバコを断ちました。その言葉を聴く前は、禁煙など考えた事もなく、もちろん、進められても禁煙なんかするはずもないほど、タバコが好きで好きでしょうがなかった。私の場合肉体的依存より精神的依存もかなりあった。タバコを吸う事で苦手も和らいだ。

タバコの話しは置いておいて、2007年2月24日から10月22日までタバコをやめる事に成功しました。じゃなくて、禁煙に失敗しました。忙しさをごまかすように、自分の能力のなさを呪うように・・・。

禁煙に失敗するとともに、しばらくすると咳が出始めました。全く、疑いませんでした。また「扁桃腺炎だ」って、「喉が痛くないから、まだ、いいや」。そう、充分な勝算と根拠のない打算があった。「喉が痛くなったらタバコを辞めて、そしたら咳も止まるよ」って。そして、瞬く間に日が進んでいく。そして、筆者の闘病生活に続いていく。

2008年1月16日

この日もいつもどおり朝5:00前には会社に到着。病院にいく事は決めていたので、昼から仕事を上がった。嫁さんに連れられ、近くの小さな病院にいく。「咳が止まらないんです。」先生がチャートを見せてくれた。熱がある時ない時、タンが出る時出ない時・・・。いつも優しそうな先生の顔が少し曇りながら言う。「一応、レントゲン撮ってみようか」。レントゲンの写真が出来ていよいよ先生の声色が変わった。「ひよこさん、ちょっとレントゲンの結果が悪いね」といいながら、先生自身の肺のレントゲンを見せてくれた。素人目には、なかなか違いが分からず、「言われてみれば、違うのかなぁ」という程度。それとは裏腹に、先生には、より一層慌しさが加わった。「精密検査をした方がいいね」「紹介状を書くから明日隣町の大病院に行ってください」

その夜、一抹の不安を抱えつつ、大丈夫、元気だし、健康だし。思えば、この時は、私自信は肺がんの疑いは一切なかった(症状は咳だけだし)。嫁さんは口にはしないがもしかしたら肺がんという言葉が頭にあったのではないかと思う。なぜならば、私は怖くて「長引く 咳」でインターネットの検索ができなかったから・・・。

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