イーグルスは中止だったので明日は有銘先発で猫ハウスにて前回のリベンジに挑みます。
実のところ明徳義塾の件についても何か書きたかった。
忙しいとか他の記事にかまけて結局何も書かなかったのだが、とどのつまり何をどう書いていいものか考えがまとまらなかったのだ。
そして、今回の駒大苫小牧の件。
ニュース番組などでもしきりに報道されているが、どうにもマトハズレな気がして正視に堪えない。
もう各記事を引用したりする気力もわかない。
巡回先の色んなブログでこの件について触れられているのだが、殆どの記事が同意できるものであることから、今更私が何か書く気にならなかったというのもある。
部員が何か犯罪行為を犯したというなら処分も止むを得ないだろう。
ただ、明徳義塾辞退の件などは私は実際に喫煙した部員を処分したなら(その処分が適切かどうかは別問題)この集団として辞退という責任をとる必要はないと思っている。それを隠蔽しようとすることの裏には、高野連や周囲の有象無象による圧力で辞退に追い込まれるだろうという慣習や前例がある。
罰せられることを避けたいと思えば隠蔽するものだ。
犬でさえ、庭で糞をすれば必要以上に土や砂利を被せてそれを隠蔽しようとする。庭で糞をすれば叱られることを知っているからだ。
社会の中でルール違反が罰せられるのは当然だ。
ルールに問題がある場合もあるが、問題のあるルールは破っていいというものではないだろう。
しかし、かつての村社会で連帯責任が課せられていた時代ではない。
罰せられるのは、ルール違反を犯した当事者のみであるべきだ。
何がなんでも連帯責任といういびつさが、こういった問題を隠蔽したり工作したりと
「高野連や朝日新聞社が守っておきたい高校野球の清廉というイメージ」
からどんどん遠ざけているのは皮肉なことだと思う。
さて、今回の駒大苫小牧の件。
「暴力行為」を行ったのは部長である。
被害者が被害届を出せば逮捕されることも起訴されることもある犯罪なのだろう。
では部員たちはどうなのか。
おそらくこの部長という人は、告発した親の息子である3年生の部員一人に対してだけ突然暴力をふるったわけではないだろう。程度の差はあるかもしれないが、他の部員に対しても暴力をふるっていたことはあるだろうと考えられる。
ということは、部員たちはこの件に関しては被害者だ。
告発していないだけで、被害を蒙っていることにはかわりない。
(もっとも、上級生から下級生に対する暴力なども十分有り得る話ではあるが)
その部員たちは、雪の中でも夏を目指し再びの日本一を目指して過酷な練習にも絶え、真夏の想像を絶する舞台で連覇という大仕事を達成した。
今まで積み重ねてきた努力の結晶を再び母校に持ち帰るという偉業をなしとげた。
その努力の結晶を、「被害者」である彼らが必死の思いで持ち帰ったその優勝旗を、返上するという選択肢が存在するということ自体が私は許せないのだ。
「指導者」の立場の者が犯したことの責を、「指導される側」の選手たちに問う。こんなもの「連帯責任」でもなんでもない。
暴力部長を解雇して、学校がしかるべき謝罪をすれば済むことではないか。
それでも告発者が納得しなければ個人的に裁判でもなんでもやればいいのだ。
いつまでもぐだぐだと3、4発だ20発だ30~40発だ、口裏を合わせようなどと姑息な手段だ、長々ぐちぐちと問題を大きくしてなんになるのか。
栄光の真紅の優勝旗を持ち帰って、秋の大会が始まるまでの束の間、その栄誉に酔いしれるという全国でただ一校に許された彼らの幸せな夏休みをどこまで踏みにじれば気が済むのだろう。
私のこのニュースに関する怒りの90%はそこへ向かっていると言っていいと思う。
色々言い出すと収拾がつかなくなるので、この問題が抱える他の様々ないやらしさについてはここでは触れないけれど。
暴力そのものの是非(肯定はしない、決して)、告発者や密告者、学校の対応、マスコミの反応、そして高野連。
よってたかって実際に灼熱のグラウンドでプレーした選手たちの努力を後味の悪いものにしてしまった、その責任は誰に問えばいいのか。
誰かが一方的に「悪」ではありえない。
……もっとも、彼らに「優勝旗を返還しろ」だなんて考えている人は多分少数派だろう。西高を応援していた京都人の私だって繰上げ優勝なんてまっぴら御免だし。
秋の大会も辞退する必要ないぞーと私は思っているがどうなるだろうか。
実のところ明徳義塾の件についても何か書きたかった。
忙しいとか他の記事にかまけて結局何も書かなかったのだが、とどのつまり何をどう書いていいものか考えがまとまらなかったのだ。
そして、今回の駒大苫小牧の件。
ニュース番組などでもしきりに報道されているが、どうにもマトハズレな気がして正視に堪えない。
もう各記事を引用したりする気力もわかない。
巡回先の色んなブログでこの件について触れられているのだが、殆どの記事が同意できるものであることから、今更私が何か書く気にならなかったというのもある。
部員が何か犯罪行為を犯したというなら処分も止むを得ないだろう。
ただ、明徳義塾辞退の件などは私は実際に喫煙した部員を処分したなら(その処分が適切かどうかは別問題)この集団として辞退という責任をとる必要はないと思っている。それを隠蔽しようとすることの裏には、高野連や周囲の有象無象による圧力で辞退に追い込まれるだろうという慣習や前例がある。
罰せられることを避けたいと思えば隠蔽するものだ。
犬でさえ、庭で糞をすれば必要以上に土や砂利を被せてそれを隠蔽しようとする。庭で糞をすれば叱られることを知っているからだ。
社会の中でルール違反が罰せられるのは当然だ。
ルールに問題がある場合もあるが、問題のあるルールは破っていいというものではないだろう。
しかし、かつての村社会で連帯責任が課せられていた時代ではない。
罰せられるのは、ルール違反を犯した当事者のみであるべきだ。
何がなんでも連帯責任といういびつさが、こういった問題を隠蔽したり工作したりと
「高野連や朝日新聞社が守っておきたい高校野球の清廉というイメージ」
からどんどん遠ざけているのは皮肉なことだと思う。
さて、今回の駒大苫小牧の件。
「暴力行為」を行ったのは部長である。
被害者が被害届を出せば逮捕されることも起訴されることもある犯罪なのだろう。
では部員たちはどうなのか。
おそらくこの部長という人は、告発した親の息子である3年生の部員一人に対してだけ突然暴力をふるったわけではないだろう。程度の差はあるかもしれないが、他の部員に対しても暴力をふるっていたことはあるだろうと考えられる。
ということは、部員たちはこの件に関しては被害者だ。
告発していないだけで、被害を蒙っていることにはかわりない。
(もっとも、上級生から下級生に対する暴力なども十分有り得る話ではあるが)
その部員たちは、雪の中でも夏を目指し再びの日本一を目指して過酷な練習にも絶え、真夏の想像を絶する舞台で連覇という大仕事を達成した。
今まで積み重ねてきた努力の結晶を再び母校に持ち帰るという偉業をなしとげた。
その努力の結晶を、「被害者」である彼らが必死の思いで持ち帰ったその優勝旗を、返上するという選択肢が存在するということ自体が私は許せないのだ。
「指導者」の立場の者が犯したことの責を、「指導される側」の選手たちに問う。こんなもの「連帯責任」でもなんでもない。
暴力部長を解雇して、学校がしかるべき謝罪をすれば済むことではないか。
それでも告発者が納得しなければ個人的に裁判でもなんでもやればいいのだ。
いつまでもぐだぐだと3、4発だ20発だ30~40発だ、口裏を合わせようなどと姑息な手段だ、長々ぐちぐちと問題を大きくしてなんになるのか。
栄光の真紅の優勝旗を持ち帰って、秋の大会が始まるまでの束の間、その栄誉に酔いしれるという全国でただ一校に許された彼らの幸せな夏休みをどこまで踏みにじれば気が済むのだろう。
私のこのニュースに関する怒りの90%はそこへ向かっていると言っていいと思う。
色々言い出すと収拾がつかなくなるので、この問題が抱える他の様々ないやらしさについてはここでは触れないけれど。
暴力そのものの是非(肯定はしない、決して)、告発者や密告者、学校の対応、マスコミの反応、そして高野連。
よってたかって実際に灼熱のグラウンドでプレーした選手たちの努力を後味の悪いものにしてしまった、その責任は誰に問えばいいのか。
誰かが一方的に「悪」ではありえない。
……もっとも、彼らに「優勝旗を返還しろ」だなんて考えている人は多分少数派だろう。西高を応援していた京都人の私だって繰上げ優勝なんてまっぴら御免だし。
秋の大会も辞退する必要ないぞーと私は思っているがどうなるだろうか。
明徳義塾の時は、部員の喫煙やその処分をしたことを隠蔽してたということを密告してきた人間がいたわけですが、実は明徳の場合にはもっと色々ありそうだとは思っているのですがそれについては触れずにいます。
部ぐるみで八百長があったとか、組み合わせ抽選に不正があったとか、大会中に選手同士が喧嘩したとか試合中に乱闘したとか、そういう事件でなければ出場辞退なんていうペナルティはナンセンスだと思うのですけどね。
教育の一環と高野連は仰るのですが、1人当たり2年半、5回しかないチャンスやその中で上げた成果をこんな形で奪うことがいったい何の教育になるのか、甚だ疑問です。
今回の件も本当の事実関係はどうなっているのか、当事者の生徒は一体どう思っているのか、知る術はありませんが…彼の人間関係を大きく変えてしまうことになるでしょうね。
親、学校、高野連など、当事者の部員たちのことは構わず大人の喧嘩になっているところがとても醜いです。
優勝が絡んだままでは真実が引き出せるとは思えないです。
優勝さえ絡まなければ、純粋に暴力事件の全貌は明らかになり、被害者も人間関係を損なうことなく損害賠償でも何でもできる。
つまり優勝旗をタテに問題をグズグズひっぱる高野連が悪いんです。
この国の野球界トップは全て腐っています。
と言ってる間に、優勝取り消しや秋季大会辞退は免れることになりましたね。ひとまずは安心です。
しかし本当に、それだけのことを決定するのに何日かかるんだとも思いました。
NPBも腐ってますが高野連もどうにかして欲しいですね。