さて、前回は、筋肉の図に、イメージとして、血管を付け加えた図を載せてみました。そして、「はたらき」とはですが・・・・・。今回は、前回の図に黄色の線で神経を付け加えてみました。
これを見て、何か気づくことはありますでしょうか?・・・・・・・・・・・・・
そうなんです!黄色い線も赤い線とほぼ同じ経路をたどっている。人間の身体には、ある程度の原則があります。
その原則の1つとして、血管(動脈、静脈)の走行と神経の走行はほとんど同じである、ということです。
この図をとおして、知っておいてほしいことがあります。それは・・・・・・・・
筋肉や筋膜の中を血管や神経が走行している、ということです。
筋肉や筋膜の中を潜り抜けるようにして身体の各組織に向かって、血管が栄養したり、神経が通じていたりしているのです。筋肉や筋膜の中を潜り抜けるということは・・・・・・・筋肉や筋膜が硬くなった時にどうなるか?・・・・・・・・
そうなんです!筋肉や筋膜が硬くなると、その中を血管や神経が通っているわけですから、硬くなれば、それらが挟まれるわけです。挟まれるということは・・・・・そうですね・・・・・ホースを想像してみてください。ホースの中を水が通っているときに、ホースの途中がたとえば折れていたり、もしくは、潰れていたりすると水の出が悪くなったり、はたまた、出なくなったりしますね。そんな感じです。
「はたらき」とは、血液循環のことです。
筋肉や筋膜が硬くなることにより、血管が挟まれて、神経が挟まれて・・・・・そして、血液循環が悪くなり、神経の働きも鈍くなってくる・・・・・すると、筋肉や筋膜、神経が栄養・酸素不足になる・・・・・これが「はたらき」の機能障害の正体です。
この「はたらき」が機能障害されると、痛みやコリ、ダルさなどが身体に現れてくるわけです。
ですから、この「はたらき」の機能障害をまず整えることが大切になってくるんです
「かたち」と「はたらき」の関係・・・・・つづきます
その痛み、一緒に乗り越えましょう♪