だいぶ前の記事で、一度、小殿筋というお尻の奥深くにある筋肉と、坐骨神経痛に関してお話したことがあります。関連痛に関して、もう一度復習です。
関連痛とは、その筋肉にコリがあったり、また、そのコリを刺激した時に関連して出やすい痛みの場所です。
この関連痛とは、筋肉にあるコリを押したときに瞬時に出るものではなく、コリに圧が到達してから、5~15秒後くらいに出現する場合が多いです。(個人差あります)ですから、例えば、単純にその筋肉のコリがその痛みの原因なのか、もしくは、コリを圧することにより関連痛が発生し、それが痛みの原因なのかを鑑別する必要があるのです。
この鑑別作業には、以前お話ししたと通り、一方通行な施術ではなく、共同による治療が必要です。そこが痛い、ここが痛い、はたまた、そこを押したときに別の所に響くとか、別の所に痛みをを感じるなど・・・・・・患者様の実際の声が非常に重要になってきます。
次の図を見てみてください。
これは、ある筋肉の関連痛を示している図です。図を良く見てみると、左の図は腰からお尻の上部にかけて、右の図は股関節周囲から太ももにかけて、痛みが広がっていることを示しています。
例えば、もし皆さんだったら、図の領域に痛みを感じたらどんな風に考えますでしょうか?
腰が悪いのかな~?とか、股関節が悪いのかな~?とか・・・・・・いろいろ考えると思います。もし左の図のように、腰が痛いのであれば、腰のあたりが悪いのかな~と腰を揉んでみたり、マッサージしてみたり・・・・・・でもなんとなく、その時はいい感じがするけどまた痛くなってきたみたいな経験はないでしょうか?
また、この状態で、整形外科に痛みを訴えていくと、レントゲンを撮り・・・・・おそらく、腰骨が曲がっているだの、少し腰骨が滑っているだの、ヘルニアがありそうだの言われてしまうかもしれません。
もしくは、股関節のレントゲンを撮り、股関節が捻じれているだの、関節の隙間が狭いだの言われてしまうかもしれません。
しかし、そのレントゲンの結果が本当に痛みの原因なんでしょうか?
本当の原因はいったい・・・・・・・・・???・・・・・・・・・
その痛み、一緒に乗り越えましょう♪