今日は、快晴な1日しかし、夕方が近くなると、途端に気温が下がって寒い感じになりますね
風邪をひかないよう、体調管理にお互い気を付けましょうね
さてさて、前回は、「積極的な保存・温存療法」という選択肢があってもいいんじゃないか?、というお話しでした。
積極的な・・・・・というところですが、どのあたりが積極的なのか?・・・・・
具体的には・・・・・
・痛い時に、必要以上に安静にするとか、かばうとかではなく、痛みの原因を把握して、そこに焦点をあててみる。 (外傷して間もないとか、急性期の場合、炎症が強く出ている場合など、どうしても安静が必要な場合は除く)
・必要以上に痛み止めなどの薬に頼らず、自分自身で痛みをコントロールできるようにする。(自己ケア)
・痛みを改善して、無理のない範囲で、できる限り活動量を増やしてみる。(廃用症候群の予防、および、循環の改善)
などなど・・・・・
当院では、上記に挙げたことを含めて、トータルにアプローチさせていただいております。
股関節周りの奥深くに位置している筋肉(インナーマッスル)、小殿筋や梨状筋、外旋筋群など、筋肉の中でも奥深くに位置している筋肉がトラブルを起こしやすいことがわかっています。
これらを積極的にほぐすことで、痛みが改善・軽減することが多いです。
また、この「積極的な保存・温存療法」は、術前、術後の方にも選択肢として、提案させていただいております。
・術前であれば、股関節周りの筋肉や筋膜を柔らかくほぐし、循環環境を整えておくことで、術後の回復がより良好になったり、リハビリがスムースに進行することの助けになります。
・また、術後であれば、人工関節のもちを少しでも長くする効果が期待できます。
・自骨による術後であれば、その後の状態を維持するために積極的に股関節周りの筋肉をほぐし、環境を整えておくことが大切です。
などなど・・・・・
このように、「積極的な保存・温存療法」とは、視野を拡げていくと、個人個人、皆様の状態や環境、考え方、立場など、個々のニーズに対して、対応することが可能な方法です。
前回、お話ししましたが、私は手術を否定しているわけではありません。しかし、手術を勧めたりもしません。それは、術後に、すべての方々が良好な結果になるとは限らないことを知っているからです。
しかし、患者様ご自身が手術のメリット、デメリットをしっかりと把握し、理解されているのであれば、背中を押すこともあると思います。
手術を受けたけれども、痛みが残っているとか、違和感があるなど、なにか、お悩みがある場合、積極的に人工関節や自骨による術後の関節を活かしていきたいと思ったときに、選択肢として・・・・・
「積極的な人工関節の、そして、自骨による術後等の関節の保存・温存療法」
という方法もありますよ、と知っていただきたいと想っています、願っています
ではでは
その痛み、一緒に乗り越えましょう♪