ビーナス惨敗！！

　完敗です。世間の評価は正しかった。ＧⅢクラスの日本馬が太刀打ちできるレベルじゃなかったです。これが本物のスプリンターなんだろうな。去年のサイレントもそうだったけど、あのペースで走って押し切れるんだから、強いよ。しかも１２００でこの着差はスゴイです。後続は追走に苦労して、脚使わされました。その２頭に果敢に挑んだ日の丸特攻隊ステキシンスケクンは昔のジャパンＣを見てるような感じで気持ちよかったけど。

　昨年外国馬サイレントに勝たれたからかどうかは知らないが、今年ＪＲＡはスプリント路線を整備してきました。これは良いことだったが、残念ながら馬がついてこなかった。日本馬の筆頭格だったオレハとシーイズが外国馬４頭すべてに先着された意味は重い。出走馬に、伸び盛りの３歳馬が２頭、４歳馬に至ってはゼロと今後の見通しも暗い。

　本質はマイラーなのに、スプリント路線のレベルが低すぎてそこでも勝ち負けできてしまうという現状に問題がある。そういった馬が多いため１２００でもテンの３ハロンが遅かったり、ペースが落ち着いたりしていざＧⅠの厳しい流れになると対応できない。それでもなんだかんだ言って来年のスプリンターズＳでも懲りずに日本馬に本命打ってそうだが、まだ１年あるし純粋なスプリンターの出現に期待したい。とりあえず来年の高松宮記念でマイルで１枚足りないようなサンデー系が勝つのだけは勘弁して欲しいな。

　続く・・・