彼が久しぶりにニューアルバムをリリースした。この10年、ファンであることを忘れるくらい音沙汰がなかったが、地道にライブや楽曲提供等の活動はしていた。こちらも彼のブログをまめにチェックしていたので、アルバムが発売になるというニュースを目にした時には興奮を隠せず、さっそくアマゾンでネット予約。予約と言っても売り切れが心配という訳ではなく、このCDを売っている店を探す方が大変かと。そして昨日、待望のCDが手元に届く・・・
「徹底的にバラード」 もちろん意図的にそういうアルバムにしたのだろうけど、結論言うと物足りなさを感じた。10年も待った期待感というのもあったが、彼はクイーン等のブリティッシュロックに憧れ、徹底的にPOPSを歌いコマーシャル性の高いアーティストとしてブレイク?しただけに、彼らしい激しい歌が入っていないのは残念。1曲目こそ昔の彼を思い出させたが、それ以降はよく聞かないと、「どの歌も同じに聞こえる現象」に陥りそうになる。相変わらず、素晴らしい声質でバラードを歌わせても聞き応えは十分なのだが、ここまで並べられると・・・
ただラストの曲「ありがとう」にこの10年の思いが集約されている。その思いが伝わってきただけでも、嬉しかった。そして、再び彼の楽曲を聴けたのが何よりも嬉しい。