ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

誰と誰と誰としんぐ?

2015-10-02 00:01:57 | Weblog
とかく職場の世界ってのは、小さな世界である。
転職をせずに、ずーっと同じ会社に居られる人ってのは、すごいと想う。尊敬はするが、僕には出来ない。無理だ。一年を越えたら無理だ。だって、一年経ったらクラス替えじゃん、普通。クラス替えしてリフレッシュするじゃん、普通。普通でしょ?

とかく職場の世界ってのは、狭い世界である。
みんなずっとそこで生きているわけだし、みんなずっとそこで生きていく。そこに生まれる小さな世界。内向きな世界。そういうのが苦手でね、僕は。
だって、同じクラスのメンバーと何十年も一緒にいるってことだよ?
小中高生に聞いてごらん。そうなったらどうしますかって。みんなきっとこう言うね。
「自殺します」「辞めます」「逃げ出します」
あぁ、なるほど、だから日本の自殺者は年間3万人もいるんだね。

僕くらい数多の職場を転々としてきた猛者になると、新しい職場に行くってのが楽しみで仕方がない。もちろん、ドキドキはある。うっすらと緊張感もあるかもしれない。でもそれは、クラス替えをしたクラスに足を踏み入れる瞬間のような・・・あのなんとも言えない心地良さだったりするのである。

「あぁ、今度はどんな友達が出来るだろう?」
「うぅ、今度はどんな可愛い子と仲良くなれるだろう?」
「担任の先生は美人かなぁ?ねぇ、美人かなぁ?」

そして、担任の先生の顔を見て、決まってこうつぶやくのである。
「おっさんやん!」

なんの話をしてるのか、と。いきなり。

昨日のこと。我が家の大家さんとバッタリ出会った。大家さんとバッタリってのもおかしなものなんだけど、久しぶりに会った。

そして大家さんはこう言った。

「あっ、そうだ!シングさん、アルバイトしません?」

聞くと、知り合いの知り合いの知り合いくらい遠い関係の人が、人手が足りなくて困っているらしく、知り合いが知り合いの知り合いに頼まれたそうで、知り合いの知り合いの知り合いに頼まれたくらいなもんだから、仕事の内容も何もかも曖昧な感じで、何をするのかも分からなかったのだけど、知り合いの知り合いの知り合いが困ってる、の、困ってるという箇所に反応してしまい、「いいですよ」と言ってしまう僕なのである。

「じゃあ、知り合いの電話番号教えますね」

と、教えられた番号は、あくまでも知り合いの知り合いの知り合いの中の最後の知り合いの番号なわけで、そこから、三人も辿って、話の出処の知り合いにたどり着くわけで、常総のボランティアに行った時と同様、人助けってのはやるまでが大変だなぁ、なんて思ったりするわけなんです。

あっ、常総のボランティアの話も、また続きを書くから。まだ導入しか書いてないし。あぁ、色々と書くことがあって大変だなぁ。あっ、ライブレポも。

そんで、今日、そのアルバイトってやつに行ってきた。
なんだか、不思議な仕事だった。

どんな人に逢えるのかなぁ・・・と、ワクワクして現場に行った。

メンバーは僕を入れて4人。

おじーちゃんと、おじーちゃんと、おじーちゃんと、しんぐ。

もう一度言おう。
おじーちゃんと、おじーちゃんと、おじーちゃんと、しんぐ。

制服を着た従業員が100人くらい働く倉庫の中に、制服を着ないおじーちゃんとおじーちゃんとおじーちゃんと、しんぐ。

すげぇ、面白かった。

もちろんつぶやいたよ。

「おじーちゃんやん!」

そんなわけで、明日も、アルバイトがあるみたいです。

なんだか、人生が、面白い。