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杉山清貴&オメガトライブ 5th Album  FIRST FINALE


続いて取り上げる杉山清貴&オメガトライブのオリジナルアルバムは、彼らのラストアルバムです。
発売は1985年12月21日。
オリジナルとしては5枚目、その前に出たシングルコレクションを入れると6枚目です。
オメガは夏というイメージかもしれませんが、ほとんどのアルバムは秋冬に出ています。そんなわけで、これもクリスマスプレゼントとして買ってもらいました。
ちょっと哀しいクリスマスプレゼントでしたが。。。

年末で解散すると発表されていて、10月に彼らはベストアルバムを出しました。(このベスト盤はオリジナルアルバム未収録の「サイレンスがいっぱい」も収められています)
本来ならこのベスト盤がラストになるはずでしたが、林さんが説得してもう一枚アルバムを作ろうという運びに。

アルバム全体のトーンは暗めなんですが、名曲が多く詰まっています。サウンドは見事に方向性がバラバラというか、杉山さんのやりたい放題の音、林さんのプロフェッショナルな音、西原さんの音、高島さんの音、、、、このばらばらさ加減はもはやあっぱれなんだけども。
いいんですよこれがまたね。
また当時の杉山さんの歌い方が非常に好きだったのもありますが、とても充実したサウンドに仕上がっていると感じます。

もう解散コンサートツアー中で、リハーサルが十分できないからという理由でアルバムの曲は残念ながらフェアウェルコンサートでは使われていません(あ、シングルのガラスのパームツリーはやっています。)
ですが、佳曲が多いから、本当は何か入っていたら良かったかな、って今ではかなわない願いですが。
アルバムラスト曲なんて、めちゃくちゃいい曲です。優しくて切なくて、、、でも温かいバラードです。泣けますね。




FIRST FINALE
クリエーター情報なし
バップ
  

1 ガラスのPALM TREE 
作詞:康珍化 作曲・編曲:林哲司
7thシングルでダイドードリンコ「ジョニアン・コーヒー」CMソングでした。

テレビ中継などはコンサートツアー中の中継が多かったんですが、夜ヒットなどでも歌っていました。
もう思い出せないのですが、ちょっと鼻声で歌っていたのがあって、それも良かったなあ。

当時の私にとって、シングルで一番好きだった「サイレンスがいっぱい」を抜いて、寝ても覚めてもこればかり聴いておりました。ラストシングルだったというのもあるかもですが、曲そのものが好きでしたねぇ。あの循環コードにがんじがらめになっていたのかな。
「月が銀の弓を引きしぼる」というところが大好きです。
康さんの言葉のセンス、素敵すぎ。


2.夕凪通信
作詞:佐々木清隆 作曲:高島信二 編曲:志熊研三

ほとんど暗めの曲が多いこのアルバムですが、高島さんのこの曲だけが明るいです。
最初に買った時、タイトルだけ見て、「海風通信」みたいなノリノリのかな、と思ったら、優し気な感じの曲です。高島さんらしさあふれる曲です。
♪ゆう~なぎ~つう~しん~♪


3.NOVEMBER BLUE 
作詞:有川正沙子 作曲:杉山清貴 編曲:笹路正徳

初めて笹路さんと組んだ杉山さんの曲。サビのメロディーが好き。

4.REMEMBER THE BRIGHTNESS 
作詞:青木久美子 作曲:杉山清貴 編曲:志熊研三 

これは杉山さんの初期の曲の中でも、きわめてロック色の濃い作品で、わたしもこのアルバムの中では一番聴き込んだ曲です。かっこいいです。

5.霧のDOWN TOWN 
作詞:藤田浩一 作曲:西原俊次 編曲:志熊研三

このアルバムは秋元さんが加わっていませんが、なんと藤田さんが作詞に名を連ねています。
西原さんの曲の中ではSATURDAY'S GENERATIONと同じくらい大好きな曲です

6.PLATONIC DANCER 
作詞:青木久美子 作曲・編曲:林哲司

めっちゃ、80年代打ち込みサウンドって感じです。ちょっとUKポップロックちっくかな。
これたぶんライブとかでやるとめっちゃ盛り上がると思うんですよね。

7.二度目のイヴ 
作詞:有川正沙子 作曲・編曲:林哲司

オメガのアルバムにはやっぱりこういうちょっとおしゃれな曲が入っているのがミソ。ミディアムテンポの佳曲です。

8.君はIN THE RAIN 
作詞:有川正沙子 作曲:杉山清貴 編曲:笹路正徳

こちらも笹路さんと組んだ作品ですが、ソロになった時の杉山さんの作風にすごく近いですね。
これもこのアルバムの中では明るめな曲でいいですよ。



9.FIRST FINALE 
作詞:有川正沙子 作曲・編曲:林哲司

ディレクターによると「君のハートはマリンブルー」の流れを組む曲だそうです。
ちなみにガラスのパームツリーはサマサスのアンサーソングという位置づけ。

林さんはオメガのための最後の作品として、とても思いを込めて作ったそうですが、ほんとうに素敵なバラードです。最後のコーラスのところなんて涙が出そうです。このコーラスの部分、サビのメロディーというか、一番のモチーフと重なる感じがして、胸にきます。

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