石井神社について

2015-11-15 08:16:59 | 日記帳
笠間市石井地区の氏神様である石井神社の祭神は建葉槌命(たけはつじのみこと)

創建年は不詳ですが、いわれによると、今から約1200年前の大同2年(807)に、
建葉槌命が高天原朝廷の命を受けて全国を平定するため常陸の国へやってきた

その頃、大甕(おおみか・今の日立市大甕町)の山に天津甕星神(あまつみかぼしのかみ)
(別名;香香背男(かがせお))という一族の頭(かしら)が強い力をもっていて、
石名坂に砦を築きたてこもり、大岩に変身し高天原朝廷軍を突き破ろうとした

建葉槌命(たけはつじのみこと)は、大岩を力いっぱい足で蹴ったところ三つにわれ、
県内の城里町石塚、東海村石神そして笠間の地にそれぞれ飛び散った

笠間の地に飛び散った石は、不思議なことに落ちたところから、
こんこんときれいな水が湧き出、井戸ができた

そのため、このあたりが「石井」と呼ばれるようになった

のちに、その地区の住民は、天津甕星神(別名;香香背男)のたたりを恐れ、
その霊を鎮めるために神社を創り、建葉槌命(たけはつじのみこと)を祀ったのが
石井神社創建の経緯のようだ

石井神社の南約300m先の旧参道口にあった石井原の泉は、
御手洗(みたらし)と呼ばれ、今でもわずかであるが湧水が出ている

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