金谷武洋の『日本語に主語はいらない』

英文法の安易な移植により生まれた日本語文法の「主語」信仰を論破する

第39回「英語の悲鳴・仏語の悲鳴」

2006-01-27 00:07:23 | 日本語ものがたり
 2006年の新年は、「明けまして+開けましておめでとう」であった。  投票箱の蓋が開いたからである。8週間の長い連邦政府選挙戦の後、ようやく出た結果は世論調査の予想通りで、13年ぶりに、小数派政権ながら進歩保守党が返り咲いた。久々のカナダ西部からの首相となったハーパー氏の舵取りが注目される。そこで今回は、選挙キャンペーン中、言葉の上で気付いたことを話題に取り上げてみたい。  それが表題の「英 . . . 本文を読む