金谷武洋の『日本語に主語はいらない』

英文法の安易な移植により生まれた日本語文法の「主語」信仰を論破する

第64回 「和語と親しむ(4): 時の流れに身をまかせ」

2010-10-17 22:04:20 | 日本語ものがたり
日本語ものがたり(第64回) 「和語と親しむ(4):時の流れに身をまかせ」  和語の面白さの一つに「時を越える働き」があると思う。ある状況の様々な局面が、英仏語などで幾つかの語彙にまたがるのに、和語ではたった一つの動詞で表現できる例が多い。かつて一世を風靡した歌姫テレサ・テンではないが、大和言葉も「時の流れに身をまかせ~」と洒落たいところだ。気付いたままに5つほど例を挙げるが、他にもたくさん別の . . . 本文を読む