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中国には出来なくて、我が国には出来ることというのは何があるのか考えて見ました

2017-06-16 22:29:20 | 国際情勢
最近の中国の発展は確かにめざましいものがあり、最先端と言える様々な分野で「世界一」や「世界初」の成果を現実に出しています。

例えば海洋科学技術や宇宙開発などを例に挙げてもいいでしょう。

実際にも中国版GPSと呼ばれる「北斗」は全世界をカバーしていますし、人類史上初ともいわれる国家単独保有の宇宙ステーションの活動、火星探査や、その開発計画なども予定されています。

学術分野でも「材料」と「化学」の分野では、論文の被引用件数は世界1位となりました。

今や白物家電で世界のトップシェアは中国のハイアールです。

そんな中国ではありますが

他国への経済援助、あるいはそうした国の「インフラ整備」などにも熱心に取り組んでいるにもかかわらず、その援助している国を「近代化の緒」につけることができないままです。

アフリカ諸国、あるいは身近なところではラオス、カンボジア等々…

広義にはロシアも「中国の援助を受けている国」に含まれるかもしれませんが

中国の熱心な援助にもかかわらず、それらの国々で近代化が進み、しかるべき産業が育ってくる気配は見えないままです。

さて、我が国です。

是非論は別にして、かつて我が国の「植民地」として統治されていた韓国、台湾などは「近代国家」といってもいいくらいの状態にまで育ちました。
(台湾を「国家」と呼ぶべきかどうかの議論は本題ではないので、ここではふれません)

欧米諸国の「旧植民地」はどうなっているでしょうか?

例えばフランスの「旧植民地」だった国家で、例えば韓国、台湾と肩を並べられるような「近代化」を達成した国はありません。

アメリカの「旧植民地」だったフィリピンは、先の大戦による戦禍を考慮したとしても、少なくとも大戦後に戦禍にかかったことはありませんし、アメリカはその後もフィリピンには随分投資してきました。

が、結果は出ていません。

植民地ではありませんがイラク戦争後のイラクも、アメリカの支援にもかかわらず、酷い有り様となっています。

イギリスの「旧植民地」で、その後も順調に発展してきた国は少なくありませんが、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどは、皆、原住民主導により近代化を達成したわけではなく、「移民白人」が主力となっています。

まあ、インドやシンガポールなどは成功例とも言えるかも知れませんけど…

話を戻すと

かつてODAというかたちで我が国の経済援助を受けていた中国自身が、劇的な変化を遂げ、一気に国家の近代化に成功しています。

これは偶然でしょうか?

ちなみに韓国とは異なり、独立後に「旧日本の排斥を行った」北朝鮮は、ご覧の通りです。
(最近の北朝鮮は少し持ち直してきていますが)

どうやら我が国には、他国を「近代化の緒につけられる」何かがあるようなんです。

前記、中国のハイアールのトップである張瑞敏氏は、自ら「日本の企業精神を学んだ」という意味のことを発言しています。
https://www.jnpc.or.jp/archive/conferences/14312/report/

>「日本企業から品質や技術だけでなく企業精神というものを学んだ。何事も、奮闘する精神が大事だ」

→私たち日本人が意識していない「日本の強み」。

それを「再発見」できた時に、我が国は甦ることが出来るような気がします。


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