Shpfiveのgooブログ

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Yahoo!知恵袋で見かけたトンデモ議論(23) 悪質投稿者による「北方領土問題」についての「質問」 その2

2019-05-08 06:17:07 | 政治・社会問題
こちらの「続編」です。

さて、当該の知恵袋質問に「ID非公開」氏をよく知るはずのjes********氏が回答を入れました。


失礼、横からチャチャ入れます。

<それなら、あの戦争の終戦末期(1945年8月~9月)に北方の日本領土へ侵攻してきたソ連はあきらかに侵略ですよね。>


質問のソ連が終戦末期に侵略したと主張される
「北方の日本領土」とは具体的に何処を指しますか?


①北方4島を含む千島列島全域

②北方4島(色丹・歯舞・国後・択捉)

③北方2島(色丹・歯舞)

④南樺太


この回答に対してjes********氏と「ID非公開」との間に47件の返信のやり取りがあったのですが、どういうわけか「ID非公開」氏による返信がすべて消されていました。

自らが取り消したのか、知恵袋の運営により「不適切な投稿として削除」されたのかは不明ですけど

そんなことになるくらいなら、はじめからこんな「質問」なんかするなよ

くらいのことは言いたくなりますね(笑)。

その中には、是非拙ブログにて「ネタ」として取り上げたいと思うようなトンデモ発言があったので、その意味ではちょっと残念ですけど(笑)

それはともかく、この質問自体は「侵略の定義」についてなされたものですから、その意味でjes********氏の回答は、確かに的はずれではあります。


あらためて言いますけど

ソ連の「対日参戦」は、アメリカ、イギリスとの間で取り交わされた「ヤルタ秘密協定」に基づき、ソ連の参戦を国際法違反に問わないという前提で行われたものであり
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%83%AB%E3%82%BF%E4%BC%9A%E8%AB%87

国際法上の定義で考えれば、本来は「侵略」と呼ぶべきものであるが故に、日本側がポツダム宣言を受け入れることで「無条件降伏」(その定義は今は問いません)したあとの極東国際軍事裁判で、後付けの理屈で「先にソ連に対する侵略を行ったのは日本側である」という有権解釈を押し付けたわけです。

一応、他の閲覧者の方のために念押ししておきますが

私自身は「ソ連が日本に対する侵略戦争を仕掛けたから、ソ連は悪だ」などという単純な話をしているのではありません。

それよりも、ソ連の対日参戦は「侵略ではない」という国際社会の評価を確立するために、極東国際軍事裁判により「先に侵略行為を行ったのは日本側である」という判決が必要とされたという、その事を重要視したいと思っています。

そうでなければ、ソ連の対日参戦は「国際社会から侵略と言われかねない」行為であるということを、当のソ連自身が認識しており、故に「日ソ中立条約」が継続中であることを理由に、アメリカからの対日参戦の依頼を一度は断っていること

連合国による極東国際軍事裁判で強引に「先にソ連に対する侵略を行ったのは日本側である」という判決が「結論ありき」で(ソ連を免責するために)くだされたこと

これは「侵略というものが、本来はどのようなものなのかのコンセンサスが、それ以前からあった」ことを意味しているからです。

「侵略の定義についての議論」は、後日別な記事で取り上げようと思っていますけど、以下は余談。

「ID非公開」は、jes********氏に対する自身の返信が消えたあと、補足で

「侵略の定義はあった」と主張する人は以上の指摘に対して どのような説明するのですか?

この問いかけに対して説明できないようですね。

「侵略の定義はあった」というのはデタラメだということですか?
あるいは
説明できるほどの知識も文章力もないということですか?


などとほざいています(笑)。

Yahoo!知恵袋にも、国際法についての詳細な知識と、正確な理解を持つ投稿者の方は何人もいらっしゃいますし、そこまでいかなくとも、それなりに国際法、あるいは近現代史に詳しい投稿者さんもいらっしゃいますけど

そうした方は、ほぼ、この質問に回答していません。

おそらくは

「結論ありき」のトンデモによる質問であり、このような質問者と不毛なやり取りをするのがバカバカしいと思っていらっしゃるんでしょうね(笑)。


なお、質問者「ID非公開」は、とうとう自身の別IDで、あたかも別人であるかのような回答(つまり「自作自演」)をし始めました(爆笑)。

しかも、呆れたことには「別IDを二つも使って」です。

どのIDがそれなのかは、ここでは指摘しませんけど

この「質問」と称する投稿で、どのようなベストアンサーが選ばれるのか?

これは楽しみではあります。
(勿論、皮肉ですよ)