生徒総会（部活予算現大幅減少！）

今日は午前中短縮授業で、午後から生徒総会がありました。

部活動の実績と計画が代表部活から説明があり、その後今年度の予算についての審議提案があり、決済となりました。

その中で、各部活動の予算が昨年と比較して数万円の減少になっており、クラスから「各部活動の予算が大幅減少したのはなぜですか？」という、勇気ある質問が出され、生徒会会計より、「入学生の減少（１００名減）と、今年度実施の文化祭実施のために予算を回すため。」という説明があり、会場は少しどよめきました。

当たり前の疑問に、的を得ない回答があり、さらに、質問を早々に打ち切り総会を早く終わらせようという空気が漂った（生徒の感想）こともあり、これを良しとするか、疑問をぶつけるか、ここ数年生徒総会で質問する生徒が出ない、やる気のない会が、一気に「生徒のための、生徒による、生徒の生徒総会」が実現したかと思い、クラスで全員を褒めました。

実績の無い、弱小部活の予算が削減されるのはやぶさかではないですが、活躍している既存の部活がすべて数万円ずつ減少していることに、疑問を持つのが当然と思います。質問した生徒に茶化した言葉をかけた生徒もいたらしいですが、それは許せることではないことであり、健全な学校運営を阻害するもので、正しい人を守ることを生徒達には約束しました。

さて、写真は今年になり突然部活動の顧問会議で出た予算案であり、その後１週間でさらに訂正減少の予算が提示され、今回の生徒総会になりましたが、多くの部活の顧問の先生も納得いくものではなかったようです。担任の部活動も、県大会優勝や全国大会出場もしているのに、いきなり4.5万円の減少は部活継続の困難さを感じ、少なくなってしまった部員と、定年に合わせて廃部にすることを検討する結果となりました。いくつかの文化系部では昨年度冬場の帰りのスクールバスの１７時台のバスがなくなり、部活をしたくても19時までバスを待つことが困難なため、部活を辞めてしまう生徒がでました。

一方で、今回の生徒総会審議では合唱同好会が発足し生徒総会で承認されましたが、承認前にすでにスカイホールにピアノが設置されるという異例の待遇に、個人的には疑問を持つ一人です。また、年度当初から「女子サッカーチームを2019年度に発足」というニュース報道を受け、そのためのグラウンド用地買収やグランド整備に莫大な予算がかかるということがすでに決定しており、タイミング的に疑問を持つ人もいるのは事実です。

私立という特殊性もありますが、生徒の質問があるように、真摯に学校TOPや生徒会は答える義務があると思いますが・・・。疑問に思われる保護者の方がいれば、学年部会で質問をぶつけてみてはいかがでしょうか。