この本は、しょこら両親が仙台から尾道に引っ越してから初めて、
しょこらとこうたんが尾道に滞在した昨年秋、
夜こうたんに読んであげるためにと買って貰った本です。
大型本で二話収録されてますが、どちらも優しいタッチの綺麗な挿絵が付けられてます。昨年買って貰った時は、こうたん当時四歳児毎晩リクエストでしたが、
今年も奈良に持って帰ろうとするぐらいのお気に入りでした。
(重いので、持ち帰りは諦めてもらいましたが。。。)
第一話「よぶこどり」はなんだか寂しいお話です。
一人ぼっちのリスがある日卵を拾って大切に育てるのですが、
生まれた雛は鳥で、そだつにつれリスが本当のお母さんではないことに
気づいてしまいます。
そして、ある日自分と形の似た鳥を見かけ、それを追い掛け出ていってしまいます。
悲しんだリスは、待って待って待ち続けて、最後だんだん痩せ細って、
身体の形が変わって鳥になって雛を探しに行く・・・というエンディング。
「マッチ売りの少女は実は死んだんだよね。」
と感じるように、
「リスが取りになるのは、最後夢見た幻想で。。。」
と思わせるエンディングで、しょこら的には切なくなっちゃいますが、
こうたんは、まだそこまで深読みしないようで、
「この本、どっちも(1話も2話も)面白いよな。」
とのこと。
しょこら、最初に読んだときは泣いちゃいましたが、読後感は悪くなく、
そういえば語り口など何かに似てる!と思ったら、
「ないたあかおに」など「ヒロスケ童話」と呼んで親しまれた浜田ヒロスケさんの作品でした。
(「ないたあかおに」も泣ける~。(TT) )
「泣いた赤鬼」もそうですが、複数の方が挿絵を付けておられます。
すごい!!
やっぱ「描きたい!」と画家に強く思わせるストーリーなのでしょうか。
ちなみに、いろいろあっても、「ないたあかおに」は、
岩本康之亮さんの挿絵の世界文化社のもの(↓これ)がオススメ。
リンクにイメージ画像が出なくて残念ですが、
透明感のある滲むような絵に癒されます。
閑話休題。
そんなわけで、「よぶこどり」、
子供には、どこがウケてるのかさっぱり不明のしょこらですが、
優しいタッチの挿絵と、巣立ちした雛をいつまでも待ち続けてくれるお母さんの愛情を
自分に重ねて幸せな気分になるのかもと思ったり。
あるいは、大人が「よぶこどり」を読んで、心動かされるように、
子どもも感動する話なのかもですね。
第二話は「手袋を買いに」。
初雪が降り手を痛がる子ギツネに手袋を買ってやろうと思った母ギツネが、自分は人間が恐くて行けないので、買い方を教えて送り出すのですが・・・。
子ギツネを送り出す前は、
「人間は恐いものだから」
と念押ししていた母ギツネが最後、
「人間はやっぱりいいものかしら。いいものかしら。」
とつぶやく場面が印象的です。
人間と一口に言っても、人によって、場面によって、ひどく残酷になったり、また優しくなったりするのが人間なので、一口には言い切れない複雑な存在なのでしょう。
小さい子供が子ギツネに感情移入して冒険を楽しめる、またお母さんの温もりを感じる事のできるお話だと思います。
古い本のようですし、大型本で自分で買うにはたいそうですが、
図書館などで見かけられたら、ぜひ読んでみてくださいね。
オススメしますよ~。
しょこらとこうたんが尾道に滞在した昨年秋、
夜こうたんに読んであげるためにと買って貰った本です。
講談社のおはなし絵本館 (8)浜田 廣介,新美 南吉講談社このアイテムの詳細を見る |
大型本で二話収録されてますが、どちらも優しいタッチの綺麗な挿絵が付けられてます。昨年買って貰った時は、こうたん当時四歳児毎晩リクエストでしたが、
今年も奈良に持って帰ろうとするぐらいのお気に入りでした。
(重いので、持ち帰りは諦めてもらいましたが。。。)
第一話「よぶこどり」はなんだか寂しいお話です。
一人ぼっちのリスがある日卵を拾って大切に育てるのですが、
生まれた雛は鳥で、そだつにつれリスが本当のお母さんではないことに
気づいてしまいます。
そして、ある日自分と形の似た鳥を見かけ、それを追い掛け出ていってしまいます。
悲しんだリスは、待って待って待ち続けて、最後だんだん痩せ細って、
身体の形が変わって鳥になって雛を探しに行く・・・というエンディング。
「マッチ売りの少女は実は死んだんだよね。」
と感じるように、
「リスが取りになるのは、最後夢見た幻想で。。。」
と思わせるエンディングで、しょこら的には切なくなっちゃいますが、
こうたんは、まだそこまで深読みしないようで、
「この本、どっちも(1話も2話も)面白いよな。」
とのこと。
しょこら、最初に読んだときは泣いちゃいましたが、読後感は悪くなく、
そういえば語り口など何かに似てる!と思ったら、
「ないたあかおに」など「ヒロスケ童話」と呼んで親しまれた浜田ヒロスケさんの作品でした。
(「ないたあかおに」も泣ける~。(TT) )
「泣いた赤鬼」もそうですが、複数の方が挿絵を付けておられます。
すごい!!
やっぱ「描きたい!」と画家に強く思わせるストーリーなのでしょうか。
ちなみに、いろいろあっても、「ないたあかおに」は、
岩本康之亮さんの挿絵の世界文化社のもの(↓これ)がオススメ。
ないたあかおに (ワンダーおはなし絵本)岩本 康之亮,浜田 広介世界文化社このアイテムの詳細を見る |
リンクにイメージ画像が出なくて残念ですが、
透明感のある滲むような絵に癒されます。
閑話休題。
そんなわけで、「よぶこどり」、
子供には、どこがウケてるのかさっぱり不明のしょこらですが、
優しいタッチの挿絵と、巣立ちした雛をいつまでも待ち続けてくれるお母さんの愛情を
自分に重ねて幸せな気分になるのかもと思ったり。
あるいは、大人が「よぶこどり」を読んで、心動かされるように、
子どもも感動する話なのかもですね。
第二話は「手袋を買いに」。
初雪が降り手を痛がる子ギツネに手袋を買ってやろうと思った母ギツネが、自分は人間が恐くて行けないので、買い方を教えて送り出すのですが・・・。
子ギツネを送り出す前は、
「人間は恐いものだから」
と念押ししていた母ギツネが最後、
「人間はやっぱりいいものかしら。いいものかしら。」
とつぶやく場面が印象的です。
人間と一口に言っても、人によって、場面によって、ひどく残酷になったり、また優しくなったりするのが人間なので、一口には言い切れない複雑な存在なのでしょう。
小さい子供が子ギツネに感情移入して冒険を楽しめる、またお母さんの温もりを感じる事のできるお話だと思います。
古い本のようですし、大型本で自分で買うにはたいそうですが、
図書館などで見かけられたら、ぜひ読んでみてくださいね。
オススメしますよ~。