daichanの小部屋

ある平凡な将棋指しの日常

ドラマ

2007-12-12 10:58:24 | 将棋
昨日は終わってまっすぐ帰宅。そのあとひたすら、さぼっていた棋譜並べでした。これで今日原稿が書けます。今週はほかにはこれと言って用事はありませんが、義務でない用事はたくさんあって、暇というわけではありません。とりあえず、インフルエンザの予防接種に行きたいですね。


その週刊将棋、今週は角打ちを取り上げました。その前の週で記事になっていたので講座では取り上げませんでしたが、下の図の△4二角はしばらく忘れられない局面になりそうです。


記事によると真部九段は投了後「△4二角なら勝ちだった」と語ったそうですね。そんな状況で将棋のことを考えているものかと、感動を覚えました。そしてその手が妙手!改めて、ご冥福をお祈りします。

この手が実際に指されたのは真部先生が亡くなられた直後に指された▲村山ー△大内戦。人づてに聞いた話によると、村山君はこの妙手を知っていたのに、ついふらふらとこの局面にしてしまい、後悔したとか。一方大内先生は対局中はこのことを知らず、あとになって知らされ(妙手が結果に結びつかず)「真部君に悪いことをした」と語ったとか。盤上にはいろいろなドラマがあるものですね。


さて今日から竜王戦第6局です。昨年に引き続き佐藤挑戦者が2手目△3二金を出したようですね。今年はどんなドラマが待っているでしょうか。

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4 コメント

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小林宏先生の追悼文 (Guten Tag)
2007-12-12 13:07:23
非常に胸が熱くなる文でしたが、
自分との共通点(ネットでは書きにくいので
来週月曜にでも)も発見して、
忘れられない記事となりました。
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真部九段 (如水)
2007-12-12 17:10:37
先日亡くなられた時は本当に驚きました。病気なのは聞いていましたが、ずっと将棋論考を連載しており、元気なものと思っていましたから。

真部一男といえばとにかくカッコよかった。俳優と見紛うほどの美男子ぶり、颯爽とした身のこなし、鋭く洗練された差し回し、我々の憧れでしたね。A級に上がったころは名人近しとの声が多かったですが、不運にも奇病に取り付かれ、ついにタイトル戦に登場することはありませんでした。とても残念です。
ご冥福をお祈りします。
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NHKの講座 (とらきち)
2007-12-12 19:52:40
9日のNHKの講座で、2手目の3二金の対話のことを10年以上まえのNHK杯の経験をはなしていて、これはフリだったんでしょうか。まさかですよね、でも、佐藤さんは絶好調でなくてもいろいろたのしませてもらえますね。将棋ファンとしては、7局まで。
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そうですか (オジサン)
2007-12-13 09:35:29
大内先生がねえ・・・・
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