※先に「作品」レビューの基本方針を必ずお読みください。
※あくまで私の主観にもとづくものです。またべた褒めはしませんのでご注意ください。
※前作「GANTZ」感想(ネタバレあり)はこちら
【ネタバレがっつり、注意!!!】
2回観たところで、全体を通しての感想を書きます。
まだ観ていなくて予備知識を入れたくないかたは回れ右!!!
あと、あくまでも私の個人的解釈ですので悪しからずご了承ください。しかも超!ぐっだぐだに長いです!(すいません……)
まずPart1の復習から始まって。
粋な計らいをしてくれますね、佐藤監督(笑)。これ、どうしても入れたかったというのを何かで読みました。
そして玄野の「行こう」で、Part2への幕が開きます。
(まずタイトルバックがかっこいい!!!これ大事よね)
女優・鮎川のところに届いたガンツのミニチュアのような黒いボール。
ガンツについて独自に調査を進めている男・重田の存在。
このふたつの謎を軸にストーリーが進んでいく導入部が、まず目が離せなくって面白い!
見ている側が、えっ、なに?なんなの?どういうこと?と思っている間に、テンポよく話が展開していく。謎のまま。
原作にはない全くのオリジナル展開なので、原作ファンにも先が全く読めないんですよね。
(鮎川が大きなポスターの前を歩くシーンは原作のレイカを被せていますが)
まずここでぐっとつかまれました。……よく考えたなあ!
そしてその間に玄野、多恵、歩のエピソードが挟まれる。
私ね、1回目に観たとき、……実はここらへんのニノの演技に違和感を覚えてたんです。
なんかしゃべり方とかわざとらしくないか?気のせいか?って。
2回目に観て、その謎が解けた。
玄野はガンツ世界と、現実世界では多恵と歩の前でだけ、「ヒーロー願望」を満たすことができる。
だから自然としゃべり方や行動が、玄野の頭のなかの「ヒーロー」像に近づくんだ、って。
もっと言えば、そこではわざわざ自分の思う「ヒーロー」を気持ちよく「演じてる」。
そりゃあ不自然にもなる。そして。
……そりゃあガンツにも目をつけられる。
だから2回目に観た玄野は、私にとって、最初から最後まで「ヒーロー願望」に振り回された滑稽な男と映っていました。
玄野がだんだんと多恵を好きになっていくのも、自分が彼女の前だと「ヒーロー」でいられて優位に立てるから、というのが大きかったんだと思う。
まだ22歳。こういうふうに女子を好きになる男子ってきっと多いと思うなあ。
なんかリアルだった、玄野の行動が。
優位に立ってることがわかってるから、(普段サエない玄野にも 笑)遊園地のチケットが用意できたんだろうね。
ガンツミッションでも、玄野の芝居がかった台詞や言い回しは続いて。
この「芝居がかった」感が、めちゃめちゃ上手く出てるんですよね。
だって、(たとえ星人相手とはいえ)殺し合いのあとで本気で
「全員で解放されて自由になりましょう」
なんて、ある意味イッちゃってないと(って言葉が悪くてすいません^^;)言えない台詞だと思うの。
目も表情も言い方も完全に「ヒーロー」になりきっちゃってて、観ている側からすると玄野が滑稽で仕方なかった。
いやあ、ニノ、それ演技上手すぎる……!と鳥肌が立ったくらいでした。
そして黒服星人との闘い。
(この星人、原作で言うと、千手+チビ星人+ヴァンパイアかな。ビジュアルは完全にヴァンパイア!)
地下鉄でのアクション、最高!むちゃくちゃかっこよかった!!!
ここに限らず、全体を通してとっても効果的に地下鉄が使われていたと思いました。
佐藤監督の思い描いたとおり(笑)。
なかでもここの黒服星人との闘いは、ああこういうのが日本映画でも観られるんだ!って思ったなあ。
決してスケールが大きいわけではない。
けれど、むしろ地下鉄の中という限られた空間のなかゆえ、すぐそこで闘っているようなリアル感がうまく出ている。
観ている側の集中力を削がさない。
綾野剛演じる黒服星人リーダーの表情や動き方、素晴らしかったなあ。きっもち悪かったあ(笑)。
キル・ビルを彷彿とさせる(よね?)女の子もよかったです。
あの星人の目がくるっと動くの、不気味。考えた人、たいへんGJだと思いました。
ここで玄野は多恵を守るために、一度落ちた地下鉄に再度乗るべく、超!走ってましたねえ。すげえな玄野(笑)。
その甲斐あって多恵は無事だったけれど、鮎川の持っていた黒いボールが加藤の姿をした星人の手に渡って、すぐに緊急ミッション。
(あ、その前に100てんめにゅ~で、鈴木が加藤、玄野が西を生き返らせてますね。……「だっせえ!」、好き!)
ターゲットは小島多恵。
星人に殺されてガンツ部屋に転送されてきた、鮎川の持ってた黒いボールの最後の鍵は、多恵を殺すこと。
ボールが星人の手に渡った今、ガンツ世界の人間が先に多恵を殺さないと、星人がガンツ部屋にやってきてしまう。
(おそらく玉男の寿命が残りわずかなこともあり)ガンツはそれをなんとしても阻止したかった。
ここから多恵は星人、ガンツ世界の人間、どちらからも狙われることとなります。
個人的には、鈴木が多恵に銃口を向けるシーンは要らなかったかなあと思いました。
ベタベタだなあって思っちゃったの(素直じゃなくってすんません 苦笑)。
あと、加藤が星人に歩を殺されて復讐心に燃えるエピソード。あそこも星人の台詞がちょっと説教くさかったかなあ。
「お前たちは誰のためにも戦っていない。誰も守っていない。ただ黒い玉の存在に操られてるだけだ」
うん、ここはなんとかギリギリセーフだったかな(私は)。
ただ、「復讐だ」を繰りかえすだけでもよかったんじゃないかなあとも感じました。
加藤も同じ復讐で星人と戦ってるわけだから、その言葉だけでじゅうぶん加藤の滑稽さが伝わったんじゃないかなあと。
そして……ここで多恵が殺されるとは。
多恵が走ってやってきたとき、私も玄野と同じ台詞、「……そんな」を心の中で口にしていましたよ。
……いや読めてたんだけどさ、それでもさ(笑)。
そしてラストの闘い、星人VSガンツ世界の人間。
ここねえ、ここはねえ、ううんとねえ、ちょうっと私のなかではギリギリアウトだったかなあ。
あれで玄野や加藤は生きてんだ、とかそういう突っ込みどころ(笑)は置いといて。
星人のこの言葉。
「人間はどうして戦う。何故戦う。いつまで戦う」
なんか親切すぎるというか、わざわざ台詞にしないで考える幅を与えてもらったほうがよかったかなあ、なんて。
Part2は後半全般的に星人が説教くさい(笑)。
まあでも、ギリのラインで踏みとどまった、ということにしときましょうか。
満点をとった玄野が、まんてんめにゅ~で選んだ道は、「最後まで『ヒーロー』でありたかった男」のリアルな最期だったから。
玄野にとって、これ以外に選択肢はあり得ないよね。
そしてそれはガンツもわかっていたことで。……結果、すべてはガンツの思うがまま。
多恵も歩も生き返り。
みなガンツに関する記憶をなくし(重田を除く 笑)、それぞれがそれぞれの生活を。
なにか忘れてるのかな、と心にひっかかりつつも、月日は流れ、やがて瑣末なことは消えゆく。
理由のわからない涙を流して。
そしてラスト。
ガンツのなかにいる玄野の画は、わかっていても衝撃でした。
でもそのあとのメッセージがねえ。
「みなさん どうか おしあわせに」
わたくしここで、ほんっとにバカだなあ玄野、と思わずにはいられなかったです……。
でも玄野はきっと幸せだったと思う。
だって最後まで「ヒーロー」であり続けることが出来たから。
ガンツに転がされた、哀れな、けれども愛すべき男の生き様(って正確にはまだ死んでないけど、たぶん)。
たっぷりと堪能いたしました。
突っ込みどころもたくさんあって(あったほうが味が出ると思うんす)、文句なく面白かったです!映画版「GANTZ」!!!
どうせなら、1&2のBOXでお願いしたいわ。たぶん買っちゃいますけどね・・・早く予約開始来い!!!!
ネタバレがっつり読ませていただきました。
鮮やかなまでに、手加減なし。ですね(褒めてます)
でもって、二宮さんにも、がっつりヤラレちゃってますよ・・・私たち。
4月24日の西日本新聞で
「見ている人に、嫌な奴と思わせないといけないときに、嫌な奴だと伝えてあげることだと思う。
嫌なことを演じていても自分のことをすごく応援してくれる人に、かっこいいと思われたら負け。・・・」
と、しゃーしゃーと語っておられました。
だっせぇ玄野くんの件も、そのだっせぇに萌えます(笑)
タイトルバックかっこいいです!うんうんうんうん大事です。
パンフの表紙の画も、あのときのですよね。
PAは、GANTZ玉の「謎」、不条理な戦いをどうやって終わらせるのか、最後までぐいぐい引き込まれる牽引力ありました。
展開の速さは、原作とは違うし、1ともテイストが違うし 対峙ってテーマは、ナビ見てない人は、予告詐欺みたいなモンですねー。
原作を知ってる人だけが、このシーンはこう言う意味なんだよなぁ~って感じるとこがいくつかありましたからギリギリのバランスだったかと。
映画レビューサイトでも、そのあたりの疑問を多く見かけました。
あと、ハリウッドと比べてる人がいるけどね、ハリウッドでは絶対こーいうの描けないですよね。
いたって日本的な抒情誌的な作品だと思います。
奥先生はハードル上がりましたねー。 原作どうやって終わらせるんだろう・・・
「全員で解放されて自由になりましょう」のとこや 序盤の、二宮さんの話し方がやけに丁寧なのは、
原作でも、自分が加藤のかわりにリーダーにならなきゃってとこらへんでしたから
1での加藤の死を受け、加藤イズムをどう継承すべきかっていうところの表現なのかなーと@Flix
地下鉄バトル、想像以上にカッコよかった! 重田と出会うシーンもカッコよかった!
私の住んでるところは、地下鉄がないので たまに都会に行って乗るとめっちゃ怖いです、地下鉄。
暗くて逃げ場がない閉鎖された感じで、絶対乗り換え間違うし(苦笑)
アクション以外の映像も、パンフ読んだらなるほどーって思うことばっかで、
CGのネタバレとか、次回は製作側の拘りを確かめたいです。
綾野剛さん怖くて気持ち悪かったんですけど。感情がないぶん貳と陸がもっと怖かったー!
参は、リアルに栗山千明さんでやってほしかったんですけど、水沢さんいい演技でした。
千手(加藤星人)との3人の対峙の両刀使い、あれエピソード1のダースモールの殺陣みたいだ。
「全然効かないんですけど~」は、いいアドリブだったと思いました。
玄野くんだったら、絶対そう言いそう(笑)
あと、2本刺しでも 死なない加藤くん。ラストの闘いでも死なない玄野くんと加藤くん
逆にあっさり死んじゃいすぎな西くんに、おなじくツッコミ入れてました。
多恵ちゃんは玄野くんをずっと見てたから、玄野くんの承認要求、ヒーロー願望をきっと見抜いてた。
だから、ヒーロー漫画を描いてたんだよね。
岸本のときは、加藤くんが好きだって気づいてて、あわよくば・・・ってスケベ根性だすのに
多恵ちゃんとは、純愛ってね・・・男って、ずるーい。
そう思いつつ、多恵ちゃんは映画では生きている世界に玄野くんを繋いでる唯一の温み
転送された計ちゃんが慟哭しながら手探りで温みを探すところは、すごく切なかった。
加藤が、歩くんをずっとこうしたかったって抱きしめたとこみて
玄野くんも、家族に、そして多恵ちゃんに こう できてたら 玉男の道は選ばなかっただろうな。
なんて思ってました。
星人の台詞がちょっと説教くさかったのはねー
やっぱり、PG12だったからだと思うんですよう。
ZEROで言ってた、親子でディベートするようなっていうところの 子供でもわかる台詞として
小さいお子さんとかに、見たまんまのカッコいいアクション映画だとは 思って欲しくなかったんだと思うの。
佐藤監督が伝えたいことは、人間対人間で、対自分で。
観てる人も、作品と自分の日常とに対峙して欲しいんだなぁと思いましたです。
では、長文失礼しましたー(笑)
私は明日二回目を観に行くのですが、疑問を解きながらの鑑賞になりそう~
一回目鑑賞の後、ノベライズ本を買いました。細かい所などが見えて、面白かったです。一回目はしょぼさんと同じく、予備知識を入れず観たので、感情に押し流されてしまった←それはそれで、かなり楽しめましたよ^^でも、?と思った所は多々あったので、二回目ガッツリ観てきます!
玄野はヒーロー願望を満たされて幸せでしょうね…現実世界では寂しい男の子だったから。。
で、ふと思ったんです。何も答えがわからない、完結してないじゃない~と世間では言ってるけど…「PERFECT ANSWER」って玄野にとっての、って事じゃないのかなぁ?
その答えがなんとも切なくて愛しくて、また泣いてしまうと思います。。
私はラストのシーンで「あーあ、玄野くん、やっぱり」って思っちゃったんですよ。
心の中では、「ここ切なくて泣くとこなんだろなぁ」って思いながら、「全く、この男はっ」て思いました。
「PERFECT ANSWER」って観た人によって捕らえ方が違うと思うって出演者の人たちも言ってましたが、
私はみたらし団子さんのいうように玄野にとっての「PERFECT ANSWER」ととりました。
ひとりよがりのね。
でも、どうしても素直に泣けないんだよなぁ。
「それじゃ、ダメだろっ」って思っちゃう。
地下鉄バトル、面白かったぁ!
綾野さんの首かっくんがCGじゃないんですってね。気持ちわるっ。
そして、原作を知らない私は、一体なにで死んでなにで死なないのかわかんないままです。
西くんは「あっ」ちゅうまにやられちゃうし。
(やっぱ、みんなそう思ったよね。)
西くんといえば、「だっせぇ」し、
生き返らせてもらってもお礼も言わないし、
もちろん多恵ちゃんも狙うし、
こういう役、楽しいだろうなぁ。
本郷くん、よかったわぁ。
ふふふ、だって二宮さんは俳優ですもの。むしろヤラれなきゃおかしい。それがプロとしての彼の仕事です。
ニノのそういうところが好きだあ!素敵エピソードありがとうございます^^
もともと私は、どんなに好きな人が出ていても、映画であろうとドラマであろうとバラエティ番組であろうと、その作品「そのもの」を見る傾向にあり、バイアスがかかりません。
(だから辛口に思われるのかなあ)
実生活でもそうなので、たぶんくせなんでしょうなあ。
だから今回も、おそらく二宮さんが主人公だというバイアスを全くかけずに観ることができたと(自分では)思っています。
んでもって、私は次の記事にもあるとおり事前にナビを見ていなかったので、「対峙」詐欺にあったうちのひとりでした(笑)。
でもあれはあれでアリだと思ったなあ。意味は違えど、テーマは「対峙」には間違いないと思うので。
玄野の加藤イズムの継承については、(当たり前ですが)玄野は中身は加藤じゃないので、やっぱり結局「ヒーロー」の真似事だったんじゃないかなあ、と個人的には思ってます。
22年間いろんな歴史を経て生きてきた人間はそう簡単には変わらないと思うんです。私。
あとね、「全員で解放されて自由になりましょう」、これは加藤には絶対に言えない台詞だと思うの。
だって加藤は戦えない、戦いたくない人間なんだもん。点数の取りようがない、イコール解放されよう(しよう)がない。
この台詞は、完全に玄野が「ヒーロー」になりきっちゃって口にした言葉だと私はとりました。
私、実は……なんで多恵が玄野を好きになったのか、今もわからないんです(笑)。
どこがよかったんかなあ。
ダサくて手の届きそうだったところかなあ(←ヒドイ。でもそういうことって現実世界ではけっこうあるような気がしたりしなかったり、ははは)。
ちゃちゃまるさんのおっしゃるとおり、玄野が家族のあたたかみを知ってたら選択は全然違ったものだったでしょうね。
ただその場合、たぶんそもそも玄野の性格が違っていたとも思いますけども。
説教臭さの理由、PG12だから……なるほど、そういう考え方もありますね。
もしそうだったとしたら、いっそのことR15指定にしてほしかったなあ!!!
最期に、私も「全然効かないんですけど~」、らしい!と思いました^^
私も、みたらし団子さんがおっしゃるように、「玄野にとっての」パーフェクトアンサーだったのかな、と思いました。
と同時に、……「ガンツにとっての」パーフェクトアンサーでもあったのかなあとも思ったんです。
(逆説的な意味合いも込めているとも思うんですけども)
玄野は結局ガンツの思うとおりの行動をとり(と、私は思いました)。
ガンツ、途中焦ったりすることもあったけれど、最後はさぞ面白かっただろうなあ、気分がよかっただろうなあ、って思っちゃったんですよ。
そう考えると、玄野はやっぱり滑稽な役回りだなあと切なくなりました。
本人は幸せだったと思いますけどもね。
玄野にとって、あれ以上のハッピーエンドは、おそらくなかったんじゃないかなあと思います。
ノベライズ、また違った角度から見られて面白いですよね。私も買いました^^
それはそうとう長くなりそうですねえ、この記事自体がうざったく長いですからねえ(ほんとすいません、読んでくださってありがとうございます……)。
私もNyanさんと同じ、泣けなかった派です。
「全くこの男は!」「それじゃ駄目だろ!」、むちゃくちゃ思った(笑)。
ひとりよがりだとも思いましたねえ。
ただ男子って、多かれ少なかれそういう部分をもってる人が多いのかもなあとも思って、ちょっとそのバカさが愛おしかったり。←男に甘い?
綾野さん、整体師張りつきで自力で無茶な動きをしたらしいですね。
その甲斐あって(?)、気持ち悪さが素晴らしかった!(MAX褒めてます)
本郷くんよかったですねえ。私すっごく好きでした。ひとつの記事にしたくらいに(笑)。
武器の使い方が原作に忠実すぎるくらい(苦笑)になってたのは、製作スタッフが原作を愛するが故かなあなんて思いました。
公式ガイドには詳しく書いてますけど、そこまで読まないですよね、あんまり……。
玄野の「ヒーロー願望」についての部分、面白く読ませていただきました。
私はそこまで思いいたってみていませんでしたが、「うんうん、それはあるかも!」と思って読みました。
綾野くんの気持ち悪さ(ほめてます!)きいてましたよね。
そして、玄野があの結末に自己満的幸せを感じているであろうことも同意!
3度目見ると思うので、しょぼさんの視点、次に見る時の楽しみにさせていただきます。
こういう見方は少数派なのかなあ、とも思うんですけども^^;
綾野さんの気持ち悪さ(私も褒めてます!)、ほんと素晴らしかった。もうちょっと観たかったです。あっちゅうまに死んじゃって残念でした。
(でもそうじゃないとストーリーが変わっちゃうか……)
3度目も楽しんでくださいね^^
見てきました。GANTZ2。
しょぼさんの書かれた「悲しきヒーロー像」そのものでしたね。
哀れな男だよ玄野計は。
GANTZが笑ってたって感じには思えなかったけど、GANTZに操られたってのはそうだなって思いました。なので副題はGANTZのパーフェクトアンサーだったのかな・・・。っていう印象でした。
けど、やはり1度見ただけで理解するのは難しい作品かもしれない、理解なんてそもそも無理だろうし・・・。もう一度くらい行こうかな・・・って思いました。
マツケンくん星人かっこよかったなー。
最後歩くんを抱きしめているシーンがよかった。
それとニノとマツケンの最後のシーン。
「昔のこと覚えててくれて・・・」ってシーンあそこ何気によかったです。個人的。
最初の玄野の芝居がかったセリフ、加藤イズムだったんですね。
気づかなかった。
でもそう言われてみると、確かに玄野にヒーロー願望があったとしても、本来は前半の戦いぶりみたいに、毒っけのある戦い方をする人だったなと思いました。
それが、あんなにいいヒーローみたいな殻をかぶっているのは、加藤の代わりをしてたからなんですね。
ま、加藤だったらあんな行動にはならないんですが。
この映画で綾野剛さんにはまった一人です。
いや~、2回見ましたけど、釘付けです。
電車のシーンだけですごい満足度でした。
実は最近目にした文章がありまして。
「未成熟な人間の特徴は、
理想のために高貴な死を選ぼうとする点にある。
これに反して成熟した人間の特徴は、
理想のために卑小な生を選ぼうとする点にある。」
っていう文なんですが。
すごい玄野と加藤を思い出しました。
加藤が健全なのは、あくまでも弟くんのために生きようとしていたからですよね。
玄野も、多恵ちゃんのために生きられたら、このパーフェクト・アンサーは選ばなかったのかなぁと。
ありゃ、長々と失礼しました。
何はともあれ、「わからないから面白い」の記事につながりますが、答えが一つじゃなくて、観終わった後に「ああじゃないか、こうじゃないか」って言い合うこの感じが、とっても好きです。
だからこの映画、大満足です。
あ、「ユージュアル・サスペクツ」も「SPEC」も大好きです。
(あれ、コメントする場所間違えたかも)