【ネタバレ注意!!!】
ちゃんとした作品全体のレビューについては、またあらためてアップしようと思っておりますが。
先に、「GANTZ PA」を最後まで見終えて、そのラストについて思ったこと、感じたこと等々をつらつらと書きたいと思います。
あくまで私が見て感じたことですのでご了承ください。
超!ネタバレを含みますので、目にしたくないかたは急いで回れ右!!!
最後に玄野は、玉男のかわりとなってガンツにエネルギーを供給することを選んだ。
ガンツを維持するために。
それと引きかえに、ガンツの存在により不条理に死ぬこととなった多恵と歩は生き返った。
ガンツに召還されたメンバーも、玄野の寿命が尽きるまでは何事もなかったかのように現実世界に存在することとなった。
かつてガンツの世界での闘いで死んでいった者も含めて。
だけど今度は玄野の命が消えたら?
旧ガンツメンバーはいっせいに消滅するのか?
その前にガンツがまた何らかの手を打つのだろうか?
それとも旧ガンツメンバーは、完全にガンツの支配下から解かれて、本当に「生き返った」のか?
……だとしたら、そんなこと許されるのだろうか。
ガンツに召還されたメンバーは、そもそも全員、ガンツの悪戯(と敢えてここでは書く)がなければ、死んでいた。
それは間違いのないことだ。
「死んだ」はずの人間が、本当に「生き返る」。
人間の生死って、そんな簡単に何ものかがコントロールしていいものなのだろうか。
でもガンツが存在する限り、それが出来るのか。
だとしたら、人間の命って、そんなにも軽いものなのか。
ズルいよ玄野。
現実と向き合うことなく、そんな一見ヒーローみたいな道を選ぶなんてさ。
その自己犠牲の行動は、自分の気持ちを満たしただろうさ。
でも私は思う。
それはエゴだ。玄野のエゴだ。……だってガンツはそもそも存在し続けていいものじゃないんだ。
きっとガンツはすべてを見透かしていたのだろうな。
玄野が最後にこうするだろうことを。そんな玄野の性格を。性質を。だから多恵をターゲットにした。ああもうガンツの思うがまま。
すべてはガンツの手の中に。
なんて切ないんだろう。
そしてきっとガンツは永遠に存在しつづける。そのエネルギー源を次々と代えて。静かに、でもずっとそこに、「在る」。
最後に、原作ではこのガンツ球、人間がつくってるんすけどね~なんて夢のないことを言ってみたり。んはは。
つまりこの記事は、原作とは関係なく、あくまで映画版ストーリーから感じたことを書いた、ということです。
最新の画像[もっと見る]
んで。私もちらっと思ったことを書いても良いですか♪
あれって、そもそもガンツが消えたら生き返った人たちは本当に消滅するのか?
そこがまず分かんないよね。だってガンツだし。
ガンツ玉は一言もそれ言ってないもんね。実は生き返った人たちは消滅しないかもしれないけど言わないで玄野をガンツ玉?
と私はなんとなーく思いました。
私は結局、人は何の為に戦おうが付き詰めたらそれはエゴでしかなくって、でもそれだからこそ人で、愛情が生まれる。そして憎しみも生まれる。それが生きてるってことだってことだと思ったんです。
人が生きるってことは付き詰めたらエゴ。みたいなね。スパイラルですね(笑)
エゴをどっち向きに使うかってことかなぁ。
玄野は、ガンツを残すことになったとしても、生かしたい人を生かしたかったんだと思う。
自分が玉になって沈黙してることで、他の人達にとってはガンツは無かったことにして。
それは玄野のエゴで根本的には解決してないって、きっと自分でも分かってたうえでの選択だと思いました。
だって、もしもいつか星人が先に攻撃をしかけてきたら?
その時もガンツ玉玄野は封印を守り通せるのか?いやぁ・・・無理なんじゃないの?って気がします。
結局、人が生き続ける限りエゴは存在して、ガンツも存在するってことですよね。
ひっそりと今は沈黙して目に触れなくっても。
うん、うん、うん(頷きまくっている)。
結局そうなんですよね。
だから私は玄野はヒーローでもなんでもないと思ってます。きっとjunkoさんも同じかな?
ただ玄野がそれを自覚してガンツのなかに入ったとは、私は思わなかったのです。
極限状態で、愛する人たちも死んでいったなかで、俺さえなかに入れば……という自己犠牲の心は彼の一種のヒーロー願望を満たしたんじゃないかなあと思ったの。
そのときその行動が自分のエゴだとは思わなかったんじゃないかなあ、そこまで考える余裕があったかなあって思ったんですよね。
玄野のそういう甘い部分もお見通しのうえで、結局はガンツに翻弄されただけだったのかもなあ……と思って切なくなったんです。
あとそれ以前に。
確実に死んだはずの人間が生きてる(ように見える)ガンツの世界にいると、誰しも命の重さに対しての感覚が狂ってくると思うの。
きっと玄野もそうだったんだろうなあ、だからあの場でガンツを残すことに抵抗を感じなかったのかもなあって思って。
ガンツがある限り人間の命が私意的に弄ばれる可能性はずっと残るわけじゃない?
でもそこに疑問をもたないほどきっとガンツの世界に染まってしまっていたんだろうなあって……これまた切なくなったのでした。
これ語りたくなるよね!
そういう意味でも素晴らしい作品だなあと思うなあ!
まずかったら サクッと消してくださいませ。
読んだ方、怒らないで下さいね。
うちの旦那さんの感想とリンクするって前置きしましたけど
あの答えをみて、「あぁ、やっぱり!」っていうのがうちのの第一声でした。
私は予想外だったから、何がやっぱりなのかって思ったんですけど~。
↓↓↓
球の中の人間はどこから来たのか・・・考えればわかるだろう。
ちょうどいいヤツを見つけて、こういうのを繰り返していくんだろうと。
冴えない学生が、ガンツの世界では生き残れる素質があった。
1→2で成長したように見えても かっこつけても
本質にある弱さや欲は そう簡単にはなくならない。
それを見抜かれて そうなるように仕向けられた。
結局、玄野はヒーローになりたかったんだと。
そして 掲示板のメッセージも
幸せを願うなら なぜそこで全てを忘れているはずの恋人に余計な事を言う?(書く?)
言わずにはいられない、これも玄野の欲。
↑↑↑ここまでが うちの旦那さんのラストの感想
横にこういう人がいたら、
感動もへったくれもあったもんじゃないですね(苦笑)
しょぼさんも書かれているように ガンツは終わってない。
丸くおさまってないですよね・・・。
さっき買ったVOCEの脚本家さんとニノ松対談が本音感満載ですごく面白くて
二宮さん自身、「あの結末は、俺たちはガンツに転がされていて、
最後誰が笑ってるかっていったら、結局はガンツなんだなって思った」って
言ってたんですよう。
やっぱり、すべてガンツの思うつぼだったんですねぇ。
はぁ・・・切ないですねぇ。
どどどうしよう、言い方が違うだけで、わたくしちゃちゃまるさんのだんなさんとたぶん全く同じ感想なんだと思います。
掲示板もね、ああやらずにはいられなかったんだなあと同情しつつ、こういうところが玄野の弱さで、だからガンツに漬け込まれたんだよなあと思って。
……ふ、ふるぼっこ?
VOCEの対談面白そうですね!
そう、うまくガンツに転がされてんな~、そしてそういうふうに収束させた脚本秀逸だな~って思いましたよ……。
でもそういう感想、私が見た限りではほとんど見かけなくって。だからこの記事をアップしてみたんです。
だんなさんによろしくお伝えください(笑)。
それはそれは光栄です! 伝えておきます。
全体的には面白がってましたよ。
そういう感想をまだ見かけないのは、
公開まもなくてネタバレを自重しているブログも多いと思うんですけど、
ガンツも二宮さんも熱狂的なファンが多いから(ry
(出入り禁止になった経験ありです)
VOCEはフォトも素敵でおすすめです。
記事本文の『きっとガンツは~「在る」。』と、junkoさんへのお返事の『極限状態~』のところを合わせると、たぶんだんなさんの感想と同じになるんじゃないかなあと思います。
記事本文ではボカしましたが、ガンツがずっとそこに「在る」には、玄野みたいな人をどんどん取り替えて(というと言葉は悪いですが)いくしかないと思うんですよ。
みもふたもない言い方をすれば、甘っちょろいヒーロー願望を心のどこかにもつ、「ガンツが転がしやすい」人間。
……いやいや、私もとっても面白かったんですよ!!!
ストーリー展開がよく練られてるなあと思いましたし、アクションも凄かった。
(ここについては後日^^)
んでもって、「完全な答え」という副題はきっと逆説的につけたんだろうなあと感じました。
VOCE読んでみます。楽しみです!
実はですね、わたくしちょっと選挙に関わる仕事をしてまして。
この3月4月はホンットに忙しくて、なかなかコメントも残せなかったんですが、それでも時々しょぼさんのブログは読ませていただいてました。
クスっとしたり、ニヤっとしたり、心身共に疲れ切っていた私にとって清涼剤のようでした。ありがとうございます!
で、本題なのですが。
ずっと疲れ切っていた私を心配してくれたお友達が、初日舞台挨拶に誘ってくれたんです。
久々に生ニノ見てきました!
そりゃぁもうキラキラしてましたよ☆
私は昼の回だったので、上映前に舞台挨拶だったんだけど、できれば、あのキラキラ輝く元気な二宮さん、映画の後に見たかった・・・。
そのくらい、私には切なくて悲しいラストでした。
私もね、玄野はGANTZにうまく転がされたんだと思います。
うまく乗せられちゃって。
パート1で何度も言っていた、彼の持論。
彼の役目ってなんだったんだろうって。
うまく転がされちゃう甘さを含めて愛しく思えて、そのことが切なくて切なくて。
それから、他の方の話にも出ていた、観覧車のメッセージ。
これ、友達と話していて疑問に思ったんですが。。
あのメッセージは、
・GANTZ玉の中からのメッセージ。
・あらかじめ、初デートのサプライズのために用意していた。
どちらなんでしょうね・・・。
デートの日付は決まっていたから、サプライズかなぁ。
でも玄野くんは、そんなサプライズを考えるタイプには見えないし、あれってお金もかかりそうだし、やっぱりGANTZ玉の中からのメッセージなんでしょうか。
どちらにしても切ないなぁ。
あ、そうだ、話はまた舞台挨拶に戻りますが(笑)
挨拶の中で、ニノが
「たかが娯楽、でもされど娯楽なんです。これからも、みなさんが楽しめるような娯楽をお届けしたい。」
っていう話をしていて。
特に震災に関する話が出ていたわけではないし、他キャストは単純にGANTZについて語っていたので、ちょっと唐突に思えたんです。
これって、嵐さんが言い続けている『今、僕たちにできること』に対するニノなりの答えなのかなって思いました。
こういう状況下、娯楽は真っ先に切られてしまうけど、こんなにたくさんの人を笑顔にできる、幸せにできる、そんな力を持つ人はそうそういない。
やっぱり、嵐さんたちにはキラキラを届けてほしいって思います。
だから、コンサートも今年もちゃんとやってほしいなぁ。←超個人的願望(笑)
うわあ、ももさむさん選挙関係のお仕事なさってたんですか、それはそれは忙しかったでしょうね。お疲れさまでした!
その間に少しでも楽しんでいただけたのであれば私も嬉しいです^^
そしてお友達の計らい、嬉しいですね~。ももさむさんの人徳ですね。
きっとこのタイミングで公開するかどうか、かなり製作者サイドは迷ったと思うんです。
大量に不条理な死者が出るシーンもありますしね。
でも(一見何事もなかったかのように)当初の予定通り公開した。
二宮さんのその言葉はセイフティネットでもあったのかなとも思います。
と同時に、それだけの思いを込めて作った作品であり、人を救うこともあるくらい「娯楽」は強い力をもつんだ、そしてそれを提供するのが自分(たち)の役割なんだ、という強い思いを伝えたかったのかもしれないですねえ。
……すべて想像ですけども^^;
素敵なエピソードありがとうございます。
私は二宮さんのこういうところが好きなんだよなあ!←何故かももさむさんに告白
ラストの掲示板は、事前に玄野が仕込んでいたとしたら相当なロマンチストですが、いきなり遊園地のチケットを用意してあったあたり、やりかねないなとも思いました。
どっちにしても愛すべき困ったちゃんだと私は受け取りましたです(笑)。
生ニノに会える緊張と興奮で、なんだかいっぱいいっぱいな状況だったので、すでに記憶があやふやですが、もうちょっと書かせてください。
確か、司会の方は、「アクションとか人間ドラマとかいろいろ注目すべき点がありますが、どんなところがオススメですか?この映画を通して何を伝えたいですか?」って感じの、まぁいわばありきたりな質問をしたんです。
もちろん、他のキャストは、アクションとかについて語りますよね。
そんなときに二宮さんが
「アクションやCGがすごいとか、こんなことを伝えたいとか、大層なことを言っても、要するに、しょせん単なる娯楽なんです。でも、『されど』娯楽なんですよ。」
って、『されど』をゆっくりと強調して話してました。
深みのある話し方だったなぁって、すごく印象に残ったんです。
そのあとも、これからも娯楽を届け続けたいっていう趣旨の話をしていて。
まだ嵐のメンバー間でも、『今この状況での娯楽の在り方』ってものに対して、考え方に温度差があるかもしれない。
もしくは気持ちとしては同じでも、映画公開にしろ、コンサートにしろ、どこまで表に出していいものかわからない、不安もあると思う。
でも、二宮さんの話を聞いて、やっぱりこの人、なかなか表には出さないけど芯はブレない人だなーー。好きだわーー。って思いました。
舞台挨拶全般を通しても、緊張しがちな他キャストのフォローに、いつでもサッと入れるように、常に気を配ってる。
そういうところも、年下ながら尊敬しちゃうんですよねぇ。
すごいなぁ。
私だったら、自分の挨拶どうしようって、焦りまくって終わっちゃう。
ああいう場ではやっぱり、ニノに質問が集中しがち。
でも、自分に振られた質問も、そのつどいろんな共演者とのエピソード付きで話して、その共演者にも話を振る。
結果、話題に上らないキャストは誰1人いないんです。
本当にすごいなぁ!そういうとこ好きだなぁ!
すみません。
私も思わず、告白しちゃいました(笑)
コメントに横からちょちょっとお邪魔します。
ももさむさん、舞台挨拶みれたんですね!
いいですねー!うらやましい!!
そしてニノさんの舞台挨拶の様子を書いていただいてありがとうございます。
なんか、とっても嬉しくなりました。
私も二宮さん大好きです!(何を急に?)
ちっちゃい猫背を見失わないように.....がんばってついていきます!(キリッ)