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しょぼい日々の面白み

嵐&関ジャニ∞はすっかりお茶の間、最近ではSixTONES&HiHiJetsほかつらつらと。

「スマイル」・脚本家交代の経緯の考察

2011-03-09 15:23:55 | ●嵐のドラマ・映画ごと

「二次元」or「三次元」?】の記事にたくさんのコメントありがとうございます!
こんなに反響をいただけると思っていなかったから嬉しいなあ。
ほおおおお~、なるほどなあ~、面白~い!と、ひとりにやにやしながら読ませていただいています^^←じゃっかん変態
個別にお返事するのは難しいので、もう少ししたら、1本の記事という形でお返事させていただきますね。

さて、松本潤主演ドラマ、「スマイル」のレビュー。
わたくしこれ上手く書けるかどうか(いつも以上に)自信がありません。
……が、チャレンジすることに意義がある!と信じてここに書いてみようかと思います。
ポジティブだなあ私。

ほんとにしつこいくらい書いてますが(苦笑)、このドラマのベースに一貫して流れているのは「偏見」です。
そしてそれに絡めて、単独でも重たい様々な問題が提示されます。
覚醒剤事件。集団食中毒。企業の過失隠蔽。金融機関の貸し剥し。自殺。共依存関係。殺人事件。在日外国人問題。裁判員制度。
そして、……冤罪事件。

毎週金曜日の夜10時から、エンタテインメント作品として鑑賞するには、正直お腹いっぱいの内容です。
(個人的にはこのうち2、3に焦点を絞ってもよかったんじゃないかなあと思った)
でもきっと脚本家の宅間伸行氏は、どうしても描きたかったのだと思います。
それは、この水物の世界で自分の訴えたいことを表現できるチャンスはそうそうやってこない、そのことを身に染みて知っていたからこのチャンスに賭けたい、というのもあったのでしょう(推測ですが)。
そして、「チーム花男」で、「“道明寺”松本潤」を「“役者”松本潤」にしたいという気持ちも強くあった。
だからこそ松潤も、このような(内容的にも視聴率的にも)危険な賭けになるだろう作品に、「心中してもいい」という気持ちで望んだのだと思います。

まずいろんな意味での問題作を放送したテレビ局、スタッフ、出演した俳優のかたたちに、敬意を表したいと思います。
だってこれ、……最初から視聴率なんてとれっこないでしょう。
(ばっさり言わせていただきました)
途中(かな?)スポンサーも1社降りてますしね。
とくに、数ヶ月かけたプロデューサーからのオファーに悩みぬいて出演した中井貴一さん。出演してくださってありがとうございます。
松潤演じるビトと新垣結衣ちゃん演じる花が魅力的だったからこの作品が成立したのは確かなのですけども。
……あなたの存在があったから、この作品は格段に風通しがよく、かつリアルになった。
あと町村フーズのおかみさん役のいしだあゆみさんも素晴らしい!

以前の記事でも書きましたが、この作品は10・11話(最終回)だけ脚本家が変更になっています。
しかも、これは私の個人的な感想ですが、10話は宅間氏の脚本を使ってそれを短くカットして編集してまとめたように見えました。
トーンもストーリーも9話の流れを汲んでいて(終盤でで初めてあれ?って感じ)、違和感を覚えなかったからです。
もしかして裁判員制度裁判から死刑判決までのくだりは、9話から最終回までの3話かけてやるつもりだったんじゃないか?
そして最終回に、ビトが控訴せずに死刑判決を受け入れて終わる、というストーリーの予定だったんじゃないか?
(あくまでもドラマを見た限りでの私の推測です)

けれども実際には、10話で死刑判決がくだり、最終回は今までとは違うトーンで、ビトの過去の冤罪も晴れて。
バタバタと都合よくハッピーエンドになって終わりました。
少なくとも私の目にはそう映りました。

脚本家の交代って、どんなに視聴率が悪くても、通常はありえない。
だって打ち切ればいいだけの話ですもん。経費も浮きますし。
いったいこの時期なにがあったんだ?そこまでしなくちゃいけない大人の事情はなんだったんだ?
と調べていったらば、……「足利事件」にぶつかりました。
これももう推測の域を出ませんが、時勢を鑑みてテレビ局側はどうしても、
「冤罪はいつか晴らされる」
というエピソードを入れたかったんじゃないか、という結論(くりかえすようですが推測です)に行き着きました。
でも宅間氏はそれを受け入れなかった。だから「脚本家交代」という事態となった。
……と(あくまで私のなかで)納得がいきました。

だから、ひとつの作品として全体的には評価しにくいなあというのが正直な気持ちです。
なのでここでは、10話までのストーリー展開と、細部を追っていきたいと思います。
やっと次からレビュー!だって派生して考えさせられることがたくさんありすぎるんだもん、「スマイル」!

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2 コメント

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あえて読みました。 (あやぽん)
2011-03-09 21:08:29
まだ2話だから、わたしにとってはネタバレなんだけど(苦笑)あえて結末知っておきながら見たいなってなんとなく思って。
なるほど、11話は色んな意味で別モノとしてみることにします。
wikiで見たんですが、最初の台本の結末は、後で書き直したモノとは逆の結末だったそうですね。。。。しょぼさんの推測は正しそうですよ。


話は変わりますが、二次元?三次元?の記事の皆さんの意見が全然違ってて面白い(笑)
アイドルの見方ってホント3D?4D?5D?色々ですね(笑)(←コレ分かりますよね)
返信する
あえて! (しょぼ)
2011-03-09 21:54:11
>あやぽんさん

次のレビューはがっつりネタバレですよ~(笑)。
ほんとのところは関係者しかわかんないですけどね。
そして仮に当たっていたとしても、テレビ局がわの事情もわかるしねえ。
ただ私は嵐さんファンで、嵐さんのメンバーにはいい仕事をしてほしいなあと思うから、きちんとした「完成形」を見たかったです。
ただ変更後の最終話に安心したファンのかたはたくさんいたみたいです。

二次元or三次元?、面白いです!!!
意味わかりますよ~。
いやあ、ここまでさまざまな形の想いのファンをがっちりひきつけてる嵐さんて凄いなあ。
間口広い!!!
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