




2日目。5時30分起床。のんびり準備して7時30分出発。
予報通り、雪。風も強い。
ただ、今日は樹林帯なので風はあまり問題ない。



スキー場の最上部は三合平という場所。
その名の通り平。
この日は総じてゆるやかな登りが続く。



通称、ロケ地と言われてる場所。
出発して1時間。まぁまぁのペース。
「眠る男」とかいう映画の撮影をした場所らしい。
有名な映画なのだろうか!?存ぜぬ。。。



ずっとこんな感じのルートが続く。
といってもルートマークもところどころしかなく、
地図とコンパスを頼りに進んでいく。
ときどきズボっと膝上まで埋まる時もあったけれど、
スノーシューのおかげかラッセルらしいラッセルはしないで済む。
これにはだいぶ助かった…。



この避難小屋。探すのけっこう難しい。
なぜなら周辺の地形がとっても平だから…。
地形は平、周りは雪、で同じような木ばかり、
ルートマークもみあたらない、
というほどルートファインディングが難しいものはない。



10時。無事に避難小屋に到着。
本当はなかに入って休みたかったけど扉が雪であかない…。
スコップで掘ったけれどやっぱりあかない…。
扉上部の入口から入るほど雪があるわけでもない…。
しかたなく外で大休止。
意外に疲労困憊だったので糖分をとりまくる。
レーズンが威力を発揮してくれたと思う。



避難小屋を越えると夏であれば頂上まであと2時間とちょっというところ。
冬は、、、その2倍、3倍とかかってしまうので、この日は予定通り途中で1泊。



セビオス岳を超えると樹林帯も少なくなることはわかっていたので、
セビオス岳と避難小屋の中間あたりを今宵の宿とする。
天気はさらに悪くなり、風の影響を受けない場所を探しまわる。



うまく風を凌げる場所を見つけてテント設営。
ツェルトも張ってテント内に入りきらないものは外へ。
時間はまだ12時過ぎで下界じゃ考えられないけど行動終了。



夜にかけても風の勢いは収まることなく、
もちろん雪も降り続き、、、、
天気予報を見るとなんと翌日は雪に!!
なんてこった…。確度Aの予報じゃなかったのかよ…。
と、2人して気落ちしながら明日の行動方針を決める。
「風、雪ともに、天候が今日と同じであれば撤退」
長い午後を、明日の天気回復を祈りつつ、
読書したり昼寝したりしながら過ごしました。



