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旅行記(2) ぶんです・ぽりつぁい!の巻

2010年03月19日 | 2010年旅行記
ミュンヘンに着いたのは午後5時半頃だったでしょうか?
ほんの少し残っていた明るさも、タバコ休憩の間にとっぷり暮れました。さぶい!
水なんかを買い求め、S-Bahnに移動です。ここでえり姐さんに

「回数券を買うんでしたっけ?」

____あ、忘れてた。<酷
事前下調べの意味ありませんな。ちゃんと回数券を買い求めます。ここで只今使用!というスタンプを押さないといけませんが、どうも回数券綴りの機械への投入法がわからない。8枚目に押せばいいんじゃないの?という適当な結論でホームに降り立った私達に、謎の男性が近づいてきて、懐からスチャッとバッヂを取り出しつつ……

男性「いっひ びん ぶんですぽりつぁい!」(私は連邦警察です!)
しし丸「!!!」

その瞬間、私の頭によぎったのは「こいつ、詐欺か?」ということ(笑)。
いやいや本当に、言葉のワカラン旅行者に「警察」だと名乗り、慌てて言うなりになってしまっている間に、パスポートや現金を奪うという詐欺は世界中で報告されておるのだ。しかしこの人、バッヂ見せてますよ。顔写真付きの証明書類も付いてますし…。てことはホンモノ? わー、本当に?!

だって「ぶんです・ぽりつぁい」ですよ! あのGSG9だって、現場に突入する時にそう叫んでたし。<ドラマ
やー、それ触りたい~。写真撮っちゃだめ? だめだよな~~とかいう事まで、5秒以内ぐらいで考えてました(苦笑)。しかし目の前に立っているのは身長もたいして変わらない、ソバカスがうっすら残っているような兄ちゃんでしたけどね…。

それから「どこまで行くんだ?」「切符はどれを買ったのだ」「回数券に8個スタンプを押さないと駄目だ」(<えーーーー、8回も?!と二人でブーたれた)等の会話をし、兄さんは去って行ったのでした。結局、ただの親切だったのかしら…。このあと列車の乗り換えの時も、いきなり美人が「めい あい へるぷ ゆー?」って言って来るし、相変わらず独逸人は親切ですよ。

ところで独逸の回数券って、綴ってあるまま使用するんですね。日本人には無い感覚なので間違えやすいと思います。しかし切り離してしまうと、スタンプを押す機械が咬んでしまい、面倒な事になるので気をつけてねー。

この後、派手に道に迷いながらもホテルにたどり着きました。
みぞれまじりの暗い夜道、ちょっと会話も途絶える感じで到着…。

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2 コメント

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Unknown (phary)
2010-03-22 01:55:56
<回数券に8個スタンプを押さないと駄目だ>
<えーーーー、8回も?>
まさか本当に8個もスタンプしなかったでしょうね。新品の回数券なら8枚目だけに押せばいいんですよ。
私、長年こちらに住んでいますけど、いまだかつてこんなに親切に「お手伝いしましょうか?」なんてきかれたことありません。彼らは本能的に住人と観光客の違いをかぎ分けるんでしょうか?そういえば、旅先でスリとかにやられないためにはそこに住んでいるように振舞えっていいますね。
でもね、アリアンツアレーナのファンショップの前でウロウロしていたら初老の男性に英語で「安くミュンヘン案内するよ。」と声をかけられました。ドイツ人は薄着だから、モコモコに着膨れたおばさん二人を観光客と思ったのでしょうか?
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なな、なんですと!? (しし丸)
2010-03-22 14:39:07
>pharyさん
お、押しましたけど、ガッコンガッコンと8回も……だってブンデス・ポリツァイの言う事だし……。さすがに鉄道職員ではなく、私服警官に声を掛けられたのは初体験でした。やはりあれか、巧妙な悪人を捜すより、ネギしょった鴨を見張っている方が犯罪率が落ちるということですかね(苦笑)。南イタリアでも、そーっと背後に付いて来るパトカーとかいましたけど、どうも私からは「ほわほわ~~コイツ大丈夫か~~」というオーラが出ちゃってるらしく、助け舟が現れる事が多いです。私はそんな各国の一般人を「守護天使」と呼んでいます…。

しかしその「安く案内」のお爺さんはなんでしょうね。ヨーロッパでそんな人には会った事ないです(笑)。「安く」というあたり、「無料」の振りをするより逆にいい人の気はしますけどね~。
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