





木の根元にキタキツネの足跡 ………… これは事件?
小さな生き物の足跡も。
歩幅は7㎝ほどでした。
イイズナかもしれません。
エゾシカ食害防止の網の中も、キタキツネもエゾタヌキも自由に出入りできているようです。
安心!!
キタキツネ
多分、エゾタヌキ
キツネとタヌキの足跡が交差か?と思ったが、先の方を見るとどちらもキツネらしい。
昨夜? 庭にエゾシカが。
となりのイチイをたらふく食べて、我が家のイチイは小さいので糞だけ残して行った。
キタキツネも来たらしい。
あと10年もすると、このあたりは動物天国になる?
先週、萩の里自然公園のミズバショウ通りから西尾根通りへのジグザグ道を登っていたら、
エゾリスに出会った。この時期に出会うのは何年ぶりだろう。
双方びっくりして、いい写真を撮るのはなかなか難しい。
日本では北海道だけに生息する。平地から1700m位の亜高山帯の森林に単独で生活する。
クルミ、ドングリ、チョウセンゴヨウやトドマツなどの種子や果実、キノコやセミなどの昆虫を食べる。秋には大きい種子を冬の食料として、地面に埋めて貯蔵し、冬には深い雪でも見つけ出し食べる。
雪上のアニマルトラッキングはこちら ⇒ 雪の上は動物たちの足跡でいっぱい!アニマルトラッキング エゾリス 冬を元気に楽しく 里山散歩
冬の萩の里自然公園を歩いていると、遊歩道の傍に小さな足跡をたくさん見かける。
ネゾミの仲間の足跡だと思います。
ウヨロ川中下流域の里山自然環境調査報告書 によると、下の5種のネズミが確認されている。
エゾヤチネズミ エゾアカネズミ ヒメネズミ オオアシトガリネズミ エゾトガリネズミ
この公園にも居るのではないだろうか?
足跡は3~4種類あるように見えるが雪の状態や歩き方により違ってみえるのかもしれない。
公園の中で多く見かけるのがこれだ。
あとは、公園の周辺部で見かけることが多い。
ヒメネズミは胴体より尾が長いらしいが、どうだろう。
上と同じかもしれないが、雪の中にから出てきた?
初めて見た。ネズミではないかもしれない。
ネズミに食べられたクリとカラマツ エゾヤチネズミかな?
これは小型の野鳥か?
ほかの哺乳類はこちら
エゾシカ キタキツネ イタチの仲間 エゾタヌキ、エゾリス エゾユキウサギ
冬の里山は一見冬枯れの木と雪だけで何もないように見えるが、ちょっと見方を変えると色んなモノが見えてくる。
私の先生
主に夜に活動するエゾユキウサギの姿はなかなか見る事ができないが、ウヨロ川沿いの牛の放牧地などでは良く足跡を見る事ができる。
萩の里 自然公園では、2011年3月に足跡と糞を写真を撮って以降は残念ながら見ていない。
エゾユキウサギは原野や林に棲むので公園の樹が疎らな周辺部などでは見られるかもしれない。
ウサギの足跡(全国林業改良普及協会 発行 森林の本シリーズ しらべてみよう 森の探偵入門)
萩の里で見た足跡と糞
白老の町道?で見たエゾユキウサギ(夏毛) 1度だけ見た冬毛は真っ白だ。
これから下の写真はウヨロ川周辺での撮影
ノイバラの小枝を食べたらしい。
ヤナギの小枝
原野の幼い木は格好のエサらしい。
ハンノキの幼木
カラマツの幼木
どうやら、エゾユキウサギは歩きながらや食べながらポロポロウンチをするらしい。
草食動物だが雪の季節は木皮は枝ばかりか?
こちらはネズミの食べ痕だと思います。
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昨年秋はしばしばエゾリスに出会った。
積雪が増えて足跡は少し減少したがあちこちで見られる。
エゾリスの足跡(全国林業改良普及協会 発行 森林の本シリーズ しらべてみよう 森の探偵入門)
雪の上ではこんな感じにみえる事が多い。
昨年12月中旬 散歩から帰る途中、右の方からエゾリスが歩いてきた足跡を見つけた。
散策路を横断して右側へ続いている。
1本の樹の根元で足跡が乱れているのが見えた。
立ち止まったらしい足跡。
足跡を良く観察すると、どうやらこの木に登って下りてきたらしい。
見上げるとキタコブシの木だった。まだ果実が残っている。
木の下の雪原を良く見ると果実の殻が散らばっているのが見えた。
キタコブシの実は、アイヌ民族が煎じてお茶にしたという同じモクレン科のホオノキの種に似てオレンジ色で、揮発性のいい匂いがする。
しかし、この時期まで種は残っていたのだろうか。 地上に落ちた10月の果実
雪が硬くなってくるとこんな感じになる。左はキタキツネの足跡
ほかの哺乳類はこちら
昨秋の萩の里自然公園には、タヌキの溜め糞注意のこのような赤い目印があちこちにありました。
雪の上の足跡も期待していましたがどうも少ないようです。
エゾタヌキは冬籠りをするが冬眠はせず、巣穴の中でじっとして、主に秋に蓄えた皮下脂肪を使いながら春を待つという。
ウヨロ川周辺ではサケの死骸がれば定期的に通って食事をしているようだ。
ウヨロ川に現れたエゾタヌキ 冬毛がふさふさしている。
萩の里でも時々雪上に足跡を見かける。
エゾタヌキの足跡(全国林業改良普及協会 発行 森林の本シリーズ しらべてみよう 森の探偵入門)
歩行する足跡は、左右の足跡の間隔がキタキツネより広いのが特徴とされるが、キツネも典型的な歩き方だけをするわけではないし、テンの歩行の足跡とも似ているようだ。
エゾタヌキと思われる足跡
深い新雪粉雪
湿った深い雪
少し降った雪 キタキツネの足跡と交差
ズボズボぬかり歩きにくそうだ
遠くへ移動か?
この足跡の途中に糞があった。 新しいのは黒くないようだ。真冬に溜め糞は見ていない。
萩の里自然公園では主に植物を食べているように見える。
何年ほど前か忘れてしまいましたが、「萩の里自然公園センターハウスの天井裏でエゾクロテンが子育てしていた」という事です。
イタチ科テン属の哺乳類で、主に木の上で生活し、ネズミなどの小型動物や昆虫をはじめ、ヤマブドウ・コクワなど果実も食べるそうだ。
国内では北海道にしか生息していないという。
こんな生き物が棲んでいると思うと実に楽しくなる。 → エゾクロテンとは? (北海道ファンマガジン)
テンの足跡(全国林業改良普及協会 発行 森林の本シリーズ しらべてみよう 森の探偵入門)走行中だそうだ。
今年はあまり見ないがこれがそうだと思います。
比較的軟らかな雪上の足跡
食べ物を探す?足跡
下の解説図(出典不明)で見ると、歩行はタヌキに似ているし、走行も1パタンではないらしい。
もう一つ、同じイタチ科のイタチの仲間がウヨロ川周辺で生活しているらしい。
川に張った氷の上を歩いている。
この先を辿ると足跡はこうなった。
ネズミを駆除するために北海道に持込まれたとされるホンドイタチかもしれない。ウヨロ川でKさんが撮影した写真がセンターハウスに掲示されている。
鼻の先が赤褐色下の写真と良く似ていた。 ホンドイタチ写真 出典:飯田市のホームページ
http://www.city.iida.nagano.jp/kankyo/event/checka/survey_list.htm (今はもう無い)
Shinji kawamura·氏による北海道で撮影されたホンドイタチの動画
今年はキタキツネの足跡が多いように見えます。
トボトボ雪の中を歩くキタキツネ
キツネの足跡解説図(全国林業改良普及協会 発行 森林の本シリーズ しらべてみよう 森の探偵入門)
キタキツネが歩行していると思われる足跡
軟らかな新雪を歩く
やや絞まった雪上の足跡
斜面を登る時、走っている時や食べ物を探している時など、歩き方異なるので難しい。
急な斜面を登る
食べ物を探してウロウロする。
糞があると少しはっきりする。
あまり見たくはない糞 (全国林業改良普及協会 発行 森林の本シリーズ しらべてみよう 森の探偵入門)
キツネの主食は野ネズミである。ある調査によれば、キツネの食物のうち69%が野ネズミで、野ウサギは20%、果実などの植物質は10%、その他は昆虫などであった。
と書かれています。↓
http://web-japan.org/nipponia/nipponia30/ja/animal/animal01_3.html
ほとんど見たくないキタキツネの糞 ネズミ?の毛が見えるし、植物の種らしきものも見える。
足跡と糞のふたつがセットになるとかなりはっきりする。
しかし、萩の里自然公園には、エゾタヌキやテンの仲間(エゾクロテン?)も居るので断定するのはなかなか難しい。
これは、テンの仲間の足跡だと思っていたのですが、キタキツネの「速歩(早足)」の足跡らしい事がわかった。
キタキツネの「速歩(早足)」の足跡 (出典不明)
札幌雪まつり、白老山岳会 氷瀑ツアー 2014年2月8日 も終り、ここ数日春のような暖かな日差しに恵まれる日が続いています。
萩の里自然公園にも、冬でも活発に活動している動物がいます。
彼らに直接出会うのは「幸運」必要かもしれませんが、足跡から行動を知る事ができます。
例年一番多いのはエゾシカですが今年はやや少ないようです。
シカの足跡解説図(全国林業改良普及協会 発行 森林の本シリーズ しらべてみよう 森の探偵入門
雪が深くなると歩きにくそうだ。左はキタキツネ
主な冬の食料、オオクマザサもかなり枯れてきました。
引き千切るように笹を食べた痕と糞
今年はまだ樹皮を食べた痕はほとんど見ません。これからでしょうか。
前年秋に角擦りをした痕
このBlogの記事 エゾシカの観察
私の先生
萩の里自然公園を歩いていると、今シーズンも「ミステリーサークル」に出くわした。
ヒト足跡ウォチング
積雪時の散歩はヒト(人間)の足跡、踏み分け道を歩くことになる。
道は狭く平均台を二つ並べた感じなので、バランスを崩すこともある。すれ違うにはどちらかが道を譲らなければならない。
足跡から勝手に想像してみた。
お互いが譲りあったらしい。少し立ち話もしたか?
1歩だけ譲った。男性が男性に譲った?
譲ったのは女性?
左側男性、右側は男女二人連れで先頭が男性?
左側女性で右は男性 どちらも立ち止まらず歩いた。そんなに急いで何処へ行く。(毎日が日曜日の私の自戒の言葉)
雪に埋もれそうになったベンチも掘り出して使っている。高齢者か?
現在地を確認した。あまり歩いていない人かもしれない。
雪が積もるとどこを歩いても同じだ。散策路以外にもたくさんの道ができる。
※ミステリーサークルは女性の作品だろう。
アニマルトラッキングも楽しいが、人間の足跡ウォチングも楽しい。