高速道路の1000円の値下げが、関東では海ほたるのある東京湾アクアラインからはじまった。ETCは売り切れ、ふだんの土日の倍ぐらいの車が押し寄せた。
土日で、あまり仕事には縁はないが、安くなったから行ってみよう、という軽い気分でみんなが行って、大渋滞になってしまう。きっと土日の高速道にトラックがあふれ出すだろう。
景気が悪く、どこかに行けばお金を落とす、という安直な発想の何ものでもないが、いくら景気浮揚とはいっても、じゃあ、あれだけ騒いでいたエコはどこにいった。 ガソリンが急騰した昨年の今頃、車の交通量が減って、地球にやさしい、というメリットも指摘されていた。エネルギーコストの上昇を、エコに大義名分を求めすらした。
しかし本当に地球にやさしい、というのは、景気が悪くなること、というより人類が地球に余計な関わりを持たないことなのだ。極論だが、一気に地球人口が半分になってしまえば、もうエコの心配なんかいらなくなる。
期せずして、金融危機が起こり、本当に急激に景気が悪くなった。好況時の経済活動よりは、CO2は低減しているはずだ。
現在の状況が、本当はエコロジー的にはベターな環境になっているわけだ。それを、その反対の景気浮揚で、高速代1000円で、車を使わせて空気を汚そう、という政策になった。
景気とエコ。むろん相反する面があるし、矛盾もある。景気がよくならなければ、エコの政策も推進できないというジレンマもある。
化石燃料に頼ったエネルギー政策を転換し、太陽光や風力、その他などのエネルギーの開発も本格化しているが、それはエコというよりも雇用創出の面の方が強い。成功するかどうかは分からない。
景気が悪くなって、相対的にエコの活動が縮小している感がある。景気が悪いからこそ、無駄を省き生活コストを抑え、従来の生活や経済活動を見直すいいチャンスになっているのだが、高速代1000円なのである。
景気が悪いのだから、政府のすべきことは国民に辛抱を呼びかけることだろう。その辛抱が地球にとってやさしい、という意味があり、いずれ景気がよくなっても、華美にならず無駄のない生活を維持することこそ大切なことだ。それを日本人の矜持にしたらどうか。
生活給付金にしても景気浮揚に少しは役に立っても、付け焼刃で国民に依頼心を増長させる禍根を残す。辛抱すること。昔から、金がなくなったら、そう教えられてきたはずだ。当たり前のことを当たり前に行なう知恵は日本人にはまだ残っていると思うが…。
カメラ・写真、フォトギャラリーの動向に興味のある方は「Web写真人」をご覧ください。また拙著「団塊の世代の世間話」の案内ページにもアクセスできます。「Web写真人」(http://shashingin.web.infoseek.co.jp)で検索できます。アクセスをお願い申し上げます。首都圏のフォトサロン/ギャラリー一覧を掲載。http://www.blogmura.com/ にほんブログ村
土日で、あまり仕事には縁はないが、安くなったから行ってみよう、という軽い気分でみんなが行って、大渋滞になってしまう。きっと土日の高速道にトラックがあふれ出すだろう。
景気が悪く、どこかに行けばお金を落とす、という安直な発想の何ものでもないが、いくら景気浮揚とはいっても、じゃあ、あれだけ騒いでいたエコはどこにいった。 ガソリンが急騰した昨年の今頃、車の交通量が減って、地球にやさしい、というメリットも指摘されていた。エネルギーコストの上昇を、エコに大義名分を求めすらした。
しかし本当に地球にやさしい、というのは、景気が悪くなること、というより人類が地球に余計な関わりを持たないことなのだ。極論だが、一気に地球人口が半分になってしまえば、もうエコの心配なんかいらなくなる。
期せずして、金融危機が起こり、本当に急激に景気が悪くなった。好況時の経済活動よりは、CO2は低減しているはずだ。
現在の状況が、本当はエコロジー的にはベターな環境になっているわけだ。それを、その反対の景気浮揚で、高速代1000円で、車を使わせて空気を汚そう、という政策になった。
景気とエコ。むろん相反する面があるし、矛盾もある。景気がよくならなければ、エコの政策も推進できないというジレンマもある。
化石燃料に頼ったエネルギー政策を転換し、太陽光や風力、その他などのエネルギーの開発も本格化しているが、それはエコというよりも雇用創出の面の方が強い。成功するかどうかは分からない。
景気が悪くなって、相対的にエコの活動が縮小している感がある。景気が悪いからこそ、無駄を省き生活コストを抑え、従来の生活や経済活動を見直すいいチャンスになっているのだが、高速代1000円なのである。
景気が悪いのだから、政府のすべきことは国民に辛抱を呼びかけることだろう。その辛抱が地球にとってやさしい、という意味があり、いずれ景気がよくなっても、華美にならず無駄のない生活を維持することこそ大切なことだ。それを日本人の矜持にしたらどうか。
生活給付金にしても景気浮揚に少しは役に立っても、付け焼刃で国民に依頼心を増長させる禍根を残す。辛抱すること。昔から、金がなくなったら、そう教えられてきたはずだ。当たり前のことを当たり前に行なう知恵は日本人にはまだ残っていると思うが…。
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