団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

地球温暖化の行方

2019-09-26 14:35:07 | Weblog
 急に温暖化の論議が盛り上がっている。国連で16歳の少女が演説したり、環境相の小泉進次郎氏が「楽しく、クールにセクシーに」とその取り組みを表現したりと、なにかと話題になっている。
 実際、温暖化の論議はむつかしい。そもそも因果関係がはっきりしない。歴史的には14世紀~16世紀に中世温暖期というのがあって、ここで農業生産が飛躍的にアップし、人口も増大している。
 それから地球は寒冷期に入り、ずっと寒いまま、というのが定説であるが、それが急に熱くなってきたのは、化石燃料を燃やし続けて、二酸化炭素を放出しているから、というのが理由である。
 要は、この気候変動について、ほかに理由が見当たらないから、化石燃料のせいにしているわけだ。化石燃料のせいだとしたら、人間がなんとかできる範囲だ。地球そのものの変調であったなら、人間が関与できないから、お手上げ。
 しかし、本当に化石燃料のせいかどうかも、誰も分からない。ただ、各国がそれぞれ与えられた削減計画を遂行して、それで徐々に気温が下がってくれば、それに越したことはない。とはいえ、気温が下がる保証はなく、やってみるしかない、という状況だろう。
 これには誰も反対できない。地球規模の大義名分だ。いずれ背を向けている米国も中国も協力せざるを得ない状況になってこよう。
 むろん日本も協力するのは当たり前だが、なにしろ原発が止まっている。原発の代わりに火力発電所をまた作ろう、という計画だ。ヨーロッパの国から見れば、背信行為になるのだろうが、こちらも背に腹は替えられない。
 まあ、再生エネルギーにシフトしつつ、コンパクトな発電設備を設置してしのいでいく、というのが日本の方向であろう。原発もいまの原発を廃炉・停止して、最新の高速ガス炉に転換していけば、地震国日本での事故の恐れもかなり低くなろう。
 そうこうしているうちに、温暖化対策の効果も見えてこよう。それでも止まらない可能性はあって、次にどんな手があるのだろうか。
 ツバルはいつ水没するのだろうか。北極でシロクマはいつまで生きることができるのか。南極の大氷床の崩壊はいつなのか。一方で、北極圏の覇権争い、凍土シベリアの開発、グリーンランドの行方、と温暖化にまつわる問題はわんさか。きっとすさまじい利権が絡み合っているのだろうね。

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キャッシュレスに対応

2019-09-17 13:45:19 | Weblog
 10月の消費増税前に、あれこれと得か損かの議論がかまびすしい。ポイントなんていうのは、気にしたらキリがないし、いずれは終わる。その間に、多くのものを買ってしまえば、無駄も多くなろう。
 冷静になることで、財布の紐は固いほうがいい。とはいえ、これからの買い物については、私もキャッシュレスを利用するようにしている。
 キャッシュレスといっても、交通系のプリペイドカードは以前から使っている。しかし、これを他の買い物で利用しようとは思わない。感覚的には定期券である。
 最近の〇☓ペイというのは、2つ利用できるようにした。楽天ペイとペイペイで、当初のペイペイのコマーシャルはあまりに品がなくあんなもの使えるか、と思っていたが、そのペイペイはヤフーが運用しており、ヤフーカードを持っていたから、クレジットカード並みに使えることが分かって、使えるようにした。
 楽天ペイもそうで、これも楽天カードを持っており、やはりクレジットカードのように使える。
 どちらもアプリをスマホにダウンロードして、カード情報や銀行口座などを登録すれば、スマホのバーコードを読み込むだけで、買い物は終わる。支払いは、カードの締切と銀行口座引き落としと同じ。しかもメールで買い物の情報が届くし、自分のウェブサイトに行けば、ショッピングの記録が見られる。
 ただ日常の買い物に使おうとは思わない。金額も2~3000円ぐらいから使うようで、やはりクレジットカードの使い方とあまり違わない。
 ひとつ問題なのは、チャージして使うタイプ。交通系もそうだが、チャージタイプは使わなくなり何年かすると、その残額は使えなくなってしまうタイプが多い。これは意外と知られてなくて、チャージ会社はいずれ増えるその埋蔵金を狙っている可能性もある?
 スーパーなどの買い物はやはり現金で、最近は自動化のレジが多くなって、1品を買うのもさほど抵抗がなくなった。買い物は現金がメインで、キャッシュレスで使うときは、ある程度その範囲を決めておいたほうがいいような気がする。
 やはり、我々ぐらいの世代では、こういう仕組みはどこかうさん臭さが伴う。そもそもネット商売自体が、砂上の楼閣のような気がする。しかし、現代に生きる以上、付き合わないわけにはいかない。そんな心境である。

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わが家のテレビ視聴

2019-09-03 11:13:55 | Weblog
 70歳にもなると、テレビのコマーシャルの半分程度しか理解できない。なんのコマーシャルなのか、と戸惑うのだが、別に知りたいとも思わない。
 また、テレビでやっているバラエティ番組はほとんど観ない。女房はNHKの『チコちゃんに叱られる』が好きで、よく観ているが、その程度である。じゃあ、何を観ているのか、というと、ドラマが中心になってる。
 地上波でやっているミステリー系のドラマは見逃さないが、それよりも中心はかつての2時間サスペンス。途中まで観ていて、あっ、これ観た記憶あるじゃん、と気が付く。
 朝刊が届くと、BSやCSの番組をチェックして、観たいミステリーを予約して録画する。それをほぼ毎日、寝るまで観ているわけだ。これでは、最近のタレントやお笑い芸人は縁遠くなってしまい、たまに事件を起こしても、たいていは知らない。
 まあ、そんなことは知らなくても問題はないが、シニア向けの良質な番組がないのが原因ではないだろうか。テレビも高齢化社会に本気では対応はしていない。スポンサーもまだ地上波テレビは誰かに見られている、と楽観視している。しかもまだ視聴率が幅を利かせている。
 日本ではネットのペイテレビがなかなか定着しないが、最近買った43型の4K対応テレビは、リモコンにアプリのボタンがあって、いろいろと観られるようになっている。
 多くは入会金などが必要だが、楽天テレビは登録だけで観た分だけを払うようになっている。最新作なら500円程度。まだ観てはいないが、こうした映画の弱点は、面白そうだと思って観たら、なんともつまらない映画だった、ということがあって、それでも視聴料は支払わなければならない。自分のバカさ加減も思い知らされ、不快な気分になるものだ。これはレンタル映画でも共通しているし、書籍でもそうだろう。
 これからテレビはどうなっていくのだろう。たぶん私の視聴態度は変わらず、かといってユーチューブの動画を観たいとも思わない。
 やはり高齢化で、それぞれの視聴姿勢が世代によって違うから、テレビの側でそれをまとめるなんてことは無理になっていよう。
 いまは、これまでの流れの中で、低コストで番組を制作して対応しているのが現状であろう。スポンサーがそっぽを向けば、あっという間に消え去る業種になってしまおう。
 しかしテレビの影響力は絶大だ。わが家でもニュースは抑えている。朝、昼、夕のNHKニュースは観ている。地上波はそれで十分なのだが、それではNHKは存在価値がなくなってしまうが、こちらはそれでもOKで、民放は必要あるのだろうか。
 私がテレビに出会った頃は、よく昼間にテストパータンを流していた。ろくな番組しかない時は、それでもいいのではないか、とも思う。そのテストパターンが現代はショッピング情報番組になっているのだろう。
 新聞の広告は通販が目立って多くなっている。テレビもたぶんそういうところに落ち着いていくのではないだろうか。それが活性化へのステップになる場合もあろうか。最近のテレビのことを考えてみた。

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