一昨日荻野川を源氏河原付近まで歩いたので、今日はそこからさらに上流をめざします。
中央が華厳山、左が高取山、右が経ヶ岳です。
源氏河原の由来は広町公園近くの日蓮宗の寺の戒善寺沿革に以下のようにあります。
治承4年(1180)源頼朝は源氏再興の旗挙げを決行した。万一陸路敗走の場合はこの荻野から甲州への道であった。「我亡きあとはこの持仏釈迦如来を守り源氏再興を計ってくれ」と頼み、持仏を授けて家来を荻野へ駐屯させた。それが現在の源氏河原である。
甲州道を少し外れてケヤキの大木に挟まれた狭い道を進みます。ここの突き当りを右に進むと源氏河原橋です。
今日は妻と一緒なので、テツに引っ張られることによる手振れの心配もありません。
源氏河原橋は人しか渡れない小さな橋でした。
甲州道側から渡ると相州病院のところに出ます。
源氏河原橋から荻野川沿いの小道を上流に向かって進むと、わずかに岸辺の木々が紅葉していました。
そういえば今年は美しい紅葉の風景に出会っていません。
そもそも今日の厚木の気温は23℃もありました。小春日和というより汗ばむ陽気です。
甲州道に戻って津久井方面に進みます。途中で美しく紅葉している木がありました。
たぶんこのまま今年は紅葉撮影の機会もなく過ぎてしまいそうです。
かつての甲州道は、ここから国道を横切って打越峠から愛川町の海底(おぞこ)へと抜けています。機会があれば打越峠までの甲州道も歩いてみたいです。
国道412号を津久井方面に300mくらい進むと浅間神社があり、そこから荻野川に沿って左に分かれる道があります。
ここから左に入る道が西山の登山口に向かっているらしいです。
浅間神社前の案内地図では、用野観音堂のあたりで、荻野川の上流が二つに分かれてしまいます。左はゴルフ場の中へ、右は道沿いにしばらく進めそうです。
用野観音堂への道を進むと、マムシとヤマビルに注意するよう促す看板があります。11月ですが気温が高く、昨日の雨のせいで蒸し暑いです。なんだか本当に心配になってきます。
稲刈り後の田んぼから伸びているひこばえの黄緑色が鮮やかです。
よく見るとここは棚田になっています。
案内板によると、左にすすめばゴルフ場を抜けて登山口に行けるようです。
でも犬連れでゴルフ場の中はどうなんだろうか・・
小川くらいの川幅になった荻野川の向こうに用野観音堂が見えます。
300mほど進むと高木牧場と言って競走馬の牧場があります。
近づくことはできませんが、建物の中に馬の姿が見えます。
でも路面は舗装されています。
ダムと言っても砂防ダムですので、ダムの上には水がたまっていたりしません。
ダムの上部まで土砂で埋まっていてその真ん中を荻野川の源流が流れています。
テツと妻がダムの上から恐々下を覗き込んでいました。
浅間神社前の地図に源氏河原の古墳が紹介されていました。
往路でも見たのですが、何も表示がないので古墳とは気づかず通り過ぎていました。
11時30分に源氏河原付近を出発して、13時30分に戻ってきました。まずまずの運動量でしょう。
天気もよくて,景色もよくて,最高ですね。
山道は基本的にテツと二人です。