倭の大乱
1. 孝霊天皇の足跡。
No.7 黄泉平坂の戦い
黄泉平坂に賊を追い詰めたはずの行軍に思わぬ落とし穴が...。
迫るヤマトの大群に恐れをなした出雲が、国家滅亡の危機感を募らせた。
出雲は本格的にヤマトとの交戦を決意、軍勢を順次 黄泉平坂に送り賊に加担し始めたのです。
賊の掃討から一変して戦況は大和、出雲の戦争へと様変わりし始め一進一退を繰り返し沢山の人命を失う結果に。
武力で勝るといえども次々と新手を送り込んでくる出雲軍に対し、兵の補給の無い皇軍は日に日に弱体化し窮地に立たされます。
そうこうしている時、ようやく瀬戸内、吉備の賊を平定し、後方の憂いを絶った稚武彦軍が合流。
戦闘は一気に皇軍側に傾き既に援軍も底をついた出雲軍も必死の抵抗するが、いよいよヤマト―出雲対戦も最終段階に達してきます。
しかし、長引く激戦は双方に大きな犠牲を強い、これ以上の戦闘は双方にとって致命的な後遺症を残しかねません。
そんな時、讃岐から知恵者の「倭迹々日百襲媛」が戦場へやってきて和解を提案します。
後が無くなった出雲と、もうこれ以上長引かせられないヤマト。
出雲は神祖スサノオの作った国、スサノオの祭祀は近畿以西はもちろん、ニギハヤヒ祭祀と共に、サルタヒコによって東北まで広がっている世情、ヤマトとしては只恭順してくれれば良いだけのこと。
加えて、これ以上長引けば日向や他の国が離反しかねないし熊襲や蝦夷などの問題も山積している。まさに、この提案は双方にとって渡りに船でした。
1. 孝霊天皇の足跡。
No.7 黄泉平坂の戦い
黄泉平坂に賊を追い詰めたはずの行軍に思わぬ落とし穴が...。
迫るヤマトの大群に恐れをなした出雲が、国家滅亡の危機感を募らせた。
出雲は本格的にヤマトとの交戦を決意、軍勢を順次 黄泉平坂に送り賊に加担し始めたのです。
賊の掃討から一変して戦況は大和、出雲の戦争へと様変わりし始め一進一退を繰り返し沢山の人命を失う結果に。
武力で勝るといえども次々と新手を送り込んでくる出雲軍に対し、兵の補給の無い皇軍は日に日に弱体化し窮地に立たされます。
そうこうしている時、ようやく瀬戸内、吉備の賊を平定し、後方の憂いを絶った稚武彦軍が合流。
戦闘は一気に皇軍側に傾き既に援軍も底をついた出雲軍も必死の抵抗するが、いよいよヤマト―出雲対戦も最終段階に達してきます。
しかし、長引く激戦は双方に大きな犠牲を強い、これ以上の戦闘は双方にとって致命的な後遺症を残しかねません。
そんな時、讃岐から知恵者の「倭迹々日百襲媛」が戦場へやってきて和解を提案します。
後が無くなった出雲と、もうこれ以上長引かせられないヤマト。
出雲は神祖スサノオの作った国、スサノオの祭祀は近畿以西はもちろん、ニギハヤヒ祭祀と共に、サルタヒコによって東北まで広がっている世情、ヤマトとしては只恭順してくれれば良いだけのこと。
加えて、これ以上長引けば日向や他の国が離反しかねないし熊襲や蝦夷などの問題も山積している。まさに、この提案は双方にとって渡りに船でした。