明日は、東電株主総会です。
東電は、福島の現実、人々の怒り、福一事故の深刻な状況など、一切知らん顔で、柏崎刈羽原発を再稼動することをもりこんだ経営方針を株主総会で承認させようとしています。
明日の行動は、反原発を唱える株主を激励し、東電取締役会、そして大株主たちを含むを経営陣を直撃するビラまきになります。
みなさんご一緒に!!
日時:6月26日(木)8時40分~10時
場所:東京国際フォーラム(千代田区丸の内3-5-1)
東電・経営陣は、福一事故の責任をとれ!全ての原発を廃炉に!柏崎刈羽原発再稼働反対!福島を元に戻せ!
福島原発事故から3年4ヶ月になります。福島原発事
故による被害はますます拡大しています。
避難を余儀なくされている14万の人々に希望があり
ますか?もとに戻れるんですか?
除染で放射線量は下がりましたか?
子どもの甲状腺がんは減りましたか?
汚染水は止まりましたか?
溶けた燃料を冷やし続けることは出来るんですか?
溶けた核燃料はどうなっているのですか?そもそも事
故の直接の原因は究明したんですか?
再び過酷な事故がおこる危険はなくなったのですか?
原発作業員の過酷な現実は改善したのですか?
東電は真実を明らかにすべきです。
福島県の「震災関連死者数」(14年3月31日)は、
1704人になり、津波や地震、原発事故で救うことの
出来なかった犠牲者1603人を上回りました。「原発
さえなければ」と遺書を残し、「私はお墓に避難します」
と93才で自ら命をたった方。そして福島の仮設住宅で
孤独死された人は34人。11年9月に緊急避難準備区
域を解除された広野町では翌年8月から住民一人当たり
月10万円の精神的損害賠償が打ちきれ、孤独な高齢者
月4万の国民年金で生活を強いられる人もいます。
この現実が、東電の言う「最後の一人が新しい生活を
迎えることができるまで、被害者の方々に寄り添い賠償
を貫徹」(新・総合特別計画より)の中味です。
また、5月19日には、子ども甲状腺がんは、37万
人の対象者のうち50人と膨れ上がった。通常100万
人に1から2人と言われる甲状腺がん。しかし、「放射
能の影響は考えにくい」というのが福島県の見解。なお
悪いのは、もっとも放射線量の高い事故現場で倒れ死亡
された原発作業員についても「放射能との因果関係はな
い」という東電。本当ですか?
そして、6月16日には、東電もかかわる中間貯蔵施
設の建設をめぐり環境相・石原が、「最後は金目でしょう」
と発言。
その住民説明会では、「ご先祖さまが骨おって血みど
ろになって寝ないで働いてきた財産を簡単に手放すこと
は出来ない、中間貯蔵施設には反対。これは最終処分だ」
「命に変えても闘う」「避難者がさらにつらい思いをする。
もし仮りに貯蔵施設を受け入れる時には、交換条件とし
て原発の廃炉を国に求める」と、「金ではない、ふるさ
と返せ、原発をなくせ」と必死に訴えられた。(環境省
ウエブサイトより)
除染の「仮置き場」の2年の期限切れが迫り、中間貯
蔵施設が出来なければ原発再稼動を押し切ることは出来
ないと追い詰められた政府。帰還させて賠償金も打ち切
る上に、「最後は金目でしょう」と人を侮蔑するのは、『命
よりも金』の東電の本音でしょう。
しかも、福一事故の現場では、溶けた燃料棒と大量の
放射能を「封じ込める」「冷やす」システムが破産して
います。地下水対策の凍土壁は未知数であり、タンクか
ら汚染水が漏れつづけ、汚染された地下水は、海にたれ
流したまま。汚染水タンクは限界しかも放射能除去装置
はまともに動かない。突貫工事の中、原発労働者には、
被ばくを強制し使い捨て。これが現実です。違いますか?
福一原発事故が多くの人の命と生活を奪っても、会社
の存続と柏崎刈羽原発の再稼働、すなわち金儲けを優先
する東電経営陣と国。しかし、この先に何が待ってるの
ですか?またたくさんの人々を殺すのですか?!そんな
ことは絶対に許されません!
私たち「原発とめろ!新橋アクション」は以上の観点
から、東電の経営方針を許しません。そして最低、以下
のことを求めます。
福一事故に責任を取るというのであれば、経営陣が事
故の責任が自分にあることを認め、謝罪し、事故の原因
を明らかにすること。
事故で明らかになったことは、原発とは、人間の生存
を脅かす存在であることを認め、原子力発電をやめるこ
と。具体的には、柏崎刈羽原発の再稼働申請を取り下げ、
廃炉にする。新たな原発の建設をやめる。
放射能は人の健康被害をもたらすものであることを認
め、原発作業員をはじめ被ばくによる健康被害について
補償すること。
福島をはじめ莫大な被害、精神的、金銭的な被害の補
償をすること。「福島を元に戻す」という要求を実現す
ること。
原発事故の収束に全力をあげる。原発を批判する専門
家の英知を結集し、原発作業員の命こそ第一に業務を運
行すること。そのために、業務に責任とらない下請け、
孫受けをやめて、直雇いにし身分を保証すること。
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