さて、ここにマッチばこを持ってきました。
大丈夫。火遊びなんてしないから。
ちょっと付き合ってくださいな。
今日はちょっとばかり長いです。
さっそく一本取り出します。
いたって普通の、一本のマッチ。
それから、板ガムも持ってきました。
いつの間にか大分食べちゃったので
もう殆ど残ってません。
でも、今日はそんなのは平気。
使うのは、こっち、こっち。
包み紙の上に巻いてある、帯。
あざやかな、オレンジ色。
何をするかは、まだ秘密。
とりあえず、ひとつ取り出します。
それから開いて、折り目を伸ばして。
折り目と垂直になるように、
半分に折ります。
道具箱からはさみを持ってきて
切り出します。
ポイントはさっきの半分にした折り目側から切り始めること。
後で開いた時、対象になるように。
どんな形にするかも、秘密。
後でわかるから。
できあがりはこんな感じに。
形は思うまま。
出来上がりをイメージしながら
難しいこと考えないで
思うままに切り進めることが大事。
それから…
もう一度道具箱に行って
両面テープを持ってきます。
切った紙の折り目、
つまり対象形の中心線に沿って貼り、
マッチ棒と折り目が
真っ直ぐ重なるように貼り付けます。
切り取ったもう一つも、
さっきと同じように貼り付けたら、これで完成。
何作ってたか、わかりました?
そうです。
ヒコーキ。
マッチ棒ヒコーキ。
シャープペンと較べても、この大きさ。
でも、侮っちゃいけません。
部屋の端から端までは悠々飛んじゃいます。
難しい原理で飛ぶ飛行機も、
こうして作るととても簡単なもの。
完成まで、ものの5分。
でも、これで必ず飛ぶとは限りません。
これからが大事です。
大抵はいきなり飛ばないもの。
最初から飛ぶのは特別です。
調整を重ねるうちに少しずつ飛ぶようになるものですが、
果たして今回はどうなるのでしょうか。
これからちょっぴり緊張のファースト・フライト。
さて結果は…