風の澪

春から夏、そして秋、冬。
時の流れと共に気の向くままに綴られる、ひとつのブログ

帰り途

2006-08-10 23:59:16 | あの日の空


帰り道をゆく

帰り途をゆく空を見上げながら


8月10日夕方6時40分 発寒川から北東の空

月明かりの夜に

2006-08-10 23:05:08 | 雑記
今日すべき事を終えた僕はもう寝るだけだった
風通しを良くするために折り返されたカーテン
その隙間から優しく流れてくる夜風には気持ち良い涼しさがあった

まどろみを覚えて寝床に落ち着く
眩しく光る部屋の灯りを落とした

その時

僕の目に もう一つ光が映るのを感じた
気付けば窓の外から部屋に光が射し
輝く影が床に落ちていた
その光は街燈とは違う 透明な光だった

風の通る窓を覗き込んだ
深い闇に閉ざされた外界に月が浮かんでいた
満月だった

しばらくそのまま眺めていた
そのまま透き通る光を浴びていた
凛として細くも煌々と輝く月の光には
どこかに愁いの影があった

静かに体を楽にして
部屋に照らし出される月の光を見ているうちに
視界は柔らかい闇に包まれていった




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