風の澪

春から夏、そして秋、冬。
時の流れと共に気の向くままに綴られる、ひとつのブログ

夏色の夕暮れ

2006-08-03 23:53:25 | あの日の空


真夏日

今日の札幌には二十日ぶりに真夏日がやってきた

そして この夏初めての涼しさが来ない夜もやってきた

風が凪いでいるのではなく 空気が淀んでいる

そんな感触も随分と懐かしい

さて この夜をどう過ごそうか


8月3日午後6時40分 自宅から西の空


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“書く”と言うこと

2006-08-03 00:41:50 | 雑記
別に字が上手いわけでもない。
別に文章を認めるのが得意でもない。

でも、「書く」と言うことは大好きだ。
なんて事は無い。覚え書でも構わない。

「書く」事が好きだから、「書くもの」も好きだ。
シャープペンの硬く、均整のとれた文字もいいけれど、ペンのほうが好きだ。

ペンと言っても、ボールペンじゃなくて、シャープペンでもない。
どうせ書くなら万年筆のほうが良い。親しみやすいから。

初めて万年筆を手に取ったのは小学四年生。
あの頃は興味本位だった。

ちょっと相手をしないで居ると、機嫌を悪くする。
その度に宥めて、労わって。

やっぱり人間が使う道具はこうでなくちゃ。
完全なものって、冷たい。付き合い甲斐がない。

そんな風に思うようになったのは中学生からだと思う。
「書くもの」を考えはじめたのも、多分その頃。

セピア色に彩られるような、ノスタルジックな世界が好きだけど
原点はもしかしたらこんなところにもあるかもしれない。

そして、あるときもう一つのペンの話を聞いた。
万年筆よりももっと繊細なペン。

それ故にそのペンは、もっと沢山ものを書きたくなるようなペンだった。
そのペンは「ガラスペン」と言った。

その名の通り、ペン先がガラスで出来ている。
そのペン先を瓶に入ったインクにそっとのせる。

ペン先には幾筋もの溝が刻んであって、インクはそこに吸い込まれる。
紙の上を走らせれば、インクは少しずつペンから紙に染み込む。

そうして、またペン先をインクにのせる。
また書いてゆく。

シャープペンや、ボールペンには無い愉しみがこのペンにはある。
実用性には欠けるけど、だからこそ「書く」愉しみを一番享受できるペンだと思う。

世話はかかるけど、その分愛着がわく。
だからもっと書きたくなる。


僕の好きなペン。そして不思議なペン。
今日も机の上には紙と、インクと、ペン。


さて、次は何を書こうか、






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