風の澪

春から夏、そして秋、冬。
時の流れと共に気の向くままに綴られる、ひとつのブログ

青空の赤詰草

2006-06-03 23:51:24 | あの日の空


風に少し冷たさを感じたものの、

青い空が気持ちよかった。

赤詰草の淡い色も、青空に映える。


カッコウが啼いた。

芒種も近付いている。

季節はどんどん、緑濃い季節へ。


6月3日午後5時、屯田から南の空

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道、その先に

2006-06-03 23:33:20 | 雑記
ここ最近、週末になると必ずのように散歩へ出るようになった。
今日もまた然り。

今日の案内役は、(おそらく)ハクセキレイが務めてくれました。



大体、小鳥は近付くと飛んで逃げてしまうのですが、彼は人に慣れてるのかなんなのか、目の前を小走りで走ってゆくだけ。
それでも、しばらくすると飛んで行ってしまいました。

さらにその後、水辺でなかなか大きい鷺のような、首の長い鳥を発見。
でもこちらは一瞬で飛び立ってしまいました。
残念。
随分立派だったので、是非残したかったのですが… (逃がした魚は大きい


さらに進んでゆくと、先週まで荒地だったところが、綺麗に起こされた畑に。


一週間の間に色んな物が変わる。
だから、やっぱり毎週来ても面白い。

そこから少し進んだところで、鳥の鳴く声を聞いた。
とてもよく通る、綺麗な特徴ある声。
その声とは、カッコウ。
どうもすぐ傍で啼いているらしいのだけれど、木立に隠れて姿は見えなかった。
でも、これで「畑の季節」がはじまった。
一年ぶりの、季節の声。


水辺に響くカッコウの鳴き声を聞きながら、以前見つけた「いかにもな道」のもとへ。

今日こそ先を見ようぞ。
自転車を降り、いざ進軍。
小さなこぶを越え、鉄パイプのゲートをくぐった先には…



茅を敷いた小径が続いています。
雰囲気があっていいではありませんか。
大きく成長した蕗の脇を抜け、


草原と、層雲の懸かる山並みを左手に見ながら進んでいくと…



目の前が突然開けて、荒涼たる平原。そんなに広くもないですけど
因みに、奥の方に車が見えますでしょうか。あそこは比較的広い道で、車が頻繁に通ります。その脇に、こんな場所があったのです。

目線を下げて地面を良く見ると、一面苔が生えている。



ここだけ草が生えず、苔が覆っているなんて、不思議な感じ。

ちょっとした遊び心で、カメラを出来るだけ下げて撮ってみる。



枯れ草が風に靡く、秋の景色のよう。
こんな撮り方も面白い。

ところで、気になる物がある。



このフェンスの存在である。
何があるわけでもなく、茂みの中に並んでいる。その上、新しそうでもある。
結局は何なのか解らなかったのだが、家に帰り地図を見るとどうやら住所の境目のよう。
それにしても、フェンスの必要性はわからなかった。

それから、もう一つ見つけたもの。



苔すら生えずに、地面が露出している場所があった。
それも、どうやら人工的なもので、セメントか何かである。
きっと、この苔だけが生える部分全体が同じように硬い地面で草が生えなかったのだろう。
それでも苔だけはこの場所にも適応して勢力を伸ばし、こんな場所が出来たのだろう(正しいのかは不明)。

あらかたは探索して回ったので、そんなことを考えながら、そろそろ戻ることにした。
この場所の、いかにも辺境的な雰囲気、とても面白かった。
またいつか来た時にも、何か見つけられるといいな。



そして、帰り道。

この前の馬が、今日も道端で日向ぼっこしていた。



随分大人しくて結構近寄っても平気だった。

  


この二枚の写真、ズームしたわけでもなくて、殆ど実際の距離感。

その後、そろそろおいとましようと歩き出したら、彼らもついてきた。
何か健気だったので、その場にとどまって、もうちょっと居ることにした。
そして。

「大人しいなぁ

…よし…もうちょっと…



…や、やった…!」


…なんと、触らせてもらえたのです!
大人しいのはそうだったけれど、撫でても平気とは。
とても身近に感じて、とても可愛い瞬間。

それからもうしばらくそこに居て、
後ろ髪引かれながら家へと帰ったのでした。


…また撫でてやろうと誓ったのでありました


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随分長くなってしまいました。
読んで頂いた皆様、有難うございました。