コピーライターを目指す人の日記

言葉と、人と、文章を書くことが、僕はきっと好きです。

すべらない話の話

2014-05-26 22:53:07 | 日記
「すべらない話」に出たことがある。
もちろん本物じゃない。


高校の頃、国語の先生が
受け持つクラスで文化祭のイベントを
「すべらない話」にしようと考えていて、
それを別のクラスである僕らに
相談してきた。

僕は無責任に
「めっちゃいいじゃん!」
(生意気にもタメ口で)とか言って、
国語の授業の度に、
「どうなってる?」としつこく聞いていた。

いよいよ形になりそうだ、
という時に、
参加者は全校生徒から募るということを聞いた。

はっきりと覚えてはいないのだけど、
僕はいつのまにか出場が決まっていた。

確かに僕はどちらかと言えば陽気な生徒だったが、
みんなに笑いを提供できるほどの人間ではなかった。
それを自覚もしていたのだけど、
これだけ「やれ!やれ!」と煽っておいて
「出てくれ」と言われて逃げられる人間じゃなかった。

思えば僕には昔からそういうところがあったのだと思い出す。


そういえば漫才もした。

それも経緯は覚えていないのだけど、
なぜか僕と友人で、みんなの前で
漫才をしなければいけないことになった。

僕は必死にネタを考えた。
その作業は結構楽しいもので、
「これはなかなかのものができたんじゃないか?」
なんて思ったりもした。

そしてある日の休憩時間、
何人かの前で生まれて初めて漫才を披露した。
見る友人たちは漫才自体に期待はしておらず、
どちらかというと
スベらせて僕らをバカにして楽しもうとしていた。

(イジメじゃないですよ。笑 念のため。)

それが予想に反して
僕らの漫才は面白かったらしく、
誇張ではなく、爆笑の渦となった。

あの時の感動は
今、考えてもなかなか貴重な種類の感動だった。

自分が作った表現で
人のこんな笑顔を作れるのか、と
本当に感動した。


なんだか結局、
昔の僕が土台になってんだなあ、と思う。

明日の座右の銘は
「笑う門には福来たる」。

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