仕事は良い

なんだか改めて
声を大にして言いたくなったのだけど、

働くということはいいことだ。

働くことで
「他人も生きている」ということを学ぶ。

自分がお金を貰えるということは、
誰かがお金を払うということ。
自分が楽をすれば、
誰かが苦しい思いをする。
自分が頑張れば、誰かが助かる。

学生時代までは
自分のことだけ考えていればよかったのだけど、
仕事となるとそうはいかない。


仕事は人を理解しようとすることから始まると思う。
どうすれば他の従業員が動いてくれるのか、
上司の求めるものは何なのか、
お客さんの求めるものは何なのか、
お客さんが怒った理由は何なのか。
自分以外の人も生きているということを理解し、
その人たちのためのことも考えなければならない。

そしてここが面白いことのだけど、
それは「辛いこと」ではない。
働いたことのない、
それが辛いことだと思っている学生さんが
目の前にいたら僕は言いたい。
「びっくりするかもしれないけれど、
それは辛いことじゃないんだよ。
少なくとも僕はそう思うよ。」と。

誰かの理解を得られた時、
もっと簡単に言うと仲良くなれた時、
テストの答えを問いた時より、もう少しだけ嬉しい。
テストの答えは、
教えられたことを理解して導き出した答えだけど、
仕事では正答なんてないから自分で考えて導き出さなきゃならないから、
その分だけちょっと難しいけど、
その分だけちょっと嬉しい。


僕は子供にそう伝えたいな。
仕事はいいぞ、と。
大人っていいんだぞ、と。


明日の座右の銘は
「楽しいか面白いかはさておいて、仕事はいいぞ。」

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