コピーライターを目指す人の日記

言葉と、人と、文章を書くことが、僕はきっと好きです。

疑いの目を向けられる人

2014-05-08 21:56:43 | 日記
糸井重里さんが
ある本でこんなことを言っていました。

「僕が信じられるのは、自分に疑いの目を向けられる人だ。」

僕はこの言葉にすごく安心しました。


「素直」であることは
人との円滑なコミュニケーションのために必要で、
かつ自分の成長のために不可欠なものであると考えています。

だけど、
全ての人に素直で、
言われること全てを受け入れるなんてこと、
そんなことができるようには
人間はできていないと思います。
つぶれちゃいます。

じゃあどうすりゃいんだよ、ってなります。
なってました。

あえて言います。

自分を疑いながら生きている人の言うことは信じ、
そうでない人が偉そうに言うことはあまり聞かなくていい。

僕はそう思います。

自分を疑うということは
間違っていればすぐに正せる柔軟性を持っているということ。
それを日々、自分の頭で検証しながら生きているということ。
そういう人が「考える力」を身につけ、得た知恵を僕らに与えてくれます。
それは素直に受け止める必要がある。

僕がビジネス書が好きな理由が
少しわかりました。
ビジネス書の著者は、案外、
内に秘めた後悔や自信の無さを表すことが多いから、
それはつまり「自分を疑っている」ということで
だからこその気付きが散りばめられています。

自分に疑いのない人は
自分を常に肯定してしまい、
考え方の軌道修正ができません。
「できない」は言い過ぎですが、ろ過されていない考え方だから
果たしてそれが本当に正しいのかは疑問に感じます。


では、
疑っている人と疑ってない人を
どう判断するのか。

それはもう乱暴なようですが、
自分で決めちゃえ、
と思います。

ある程度の時間を共にすれば
普段の言動から見分けられるように思います。


ただ、
パラドックスのようですが
「自分が見分けられる人間だ」ということも
疑ってかかったほうがいい。
そう思います。

ややこしくてすみません。(笑)

明日の座右の銘は
「今日も良い事ありますように。まあ、良い事というのは自分で作りにいくもんだ。」

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モヤモヤにヒントがある。

2014-05-08 00:08:39 | 日記
妙に、厳しくあたってきた。

普段、仲の良いパートさんで砕けた話もする仲なのだけど、
今日の仕事が終盤に差し掛かった頃、
なんだか妙に厳しくあたってきた。
嫌な気分になるというよりも不思議な感覚になった。

帰り道でも
「うーん、なんかあったんだろうか」
と、もやもやした気分になった。


風呂に入っている時に気付いた。

僕の仕事場のホームセンターでは
従業員がグループに別れ、それぞれの担当の商品を持つ。

そして従業員にはそれぞれ電話の子機が渡され、
電話で連絡を取り合えるようになっている。

僕のグループのパートさんは子機を持ちたがらない。
電話が鳴って作業の手が止まるのがうっとおしいのだそうだ。
ただこれは自己中心的な考え方で、
子機を持っていなければ自分以外の人の負担が増えるのだ。
(この部分を説明すると無駄に長くなるので割愛させていただく。)

僕は以前からこの考え方と行動を自己中心的だなあ、
と思っていた。

そして今日、
子機を持っていないがために円滑にグループが回らなかった。
正直、僕はそれにイラついていた。

だから僕は子機を
「持たせる」という発言をした。
「持ってもらう」ではなく「持たせる」。
特にそこに考えはなかった。
考えがなかったからいけなかったとも言える。

そしてその発言をした場所にこのパートさんはいたのだ。
このパートさんは別グループだから関係はないのだが、
僕のその発言を聞いて「調子に乗っている」と思ったのかもしれない。

実際、僕は自グループのパートさんに敬語はもちろんのこと、
きちんとした接し方をしているつもりだ。
「させる」という感覚を持ったこともない。

ただこの時は気が立っていた。
そして、人から見て当人が気が立っていようがいまいが、
その人が見ている間の当人しか見られないのだ。
すごく当たり前のことだ。

僕が普段どれだけ丁寧に接していようが、
一度、雑な接し方をして、その時しか目撃しない人がいたら
僕は「人を雑な扱いをする人」になってしまうのだ。


おそらくはこういう理由なのだと思う。

どんなに気が立っていても、
また、砕けた感じになっても
仕事場での発言には気を付けようと思う。



正直に言う。
これに気付いた時、僕は嬉しかった。
成長してるかも、と思えたのだ。


今までだったら、
ただ腹を立て、そのパートさんを一方的に悪く思い、
ムシャクシャした思いで今もいたと思う。

だけど、
生来の気にしいの性格に考える力が加えられて、
「どこかに自分のいけないところがあったはずだ」と考え、
それを見つけ、今後に活かそうと思えた。
このパートさんにも感謝しているぐらいだ。

正直に言う。
少しだけ感動するぐらいに嬉しかった。

言語化すること。
物事を順序立てて考えて、意味を見出そうとすること。
それが楽しい。

もちろん、まだまだだし、
この発言自体が調子に乗っているのかもしれないけれど、
僕はこれが今のところ楽しい。


明日の座右の銘は
「そりゃいろいろあるけど、最終的には感謝の気持ちで。」

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