針ノ木岳

「針ノ木峠」幕営場0615→「針ノ木岳」0705,0720→「スバリ岳」0805→「赤沢岳」0940→「鳴沢岳」1030→「新越乗越」1105→「岩小屋沢岳」1145→「種池山荘」1255,1315→（柏原新道）→「扇沢」駐車場1510

前の記事（蓮華岳）からの続き

　『寒い！』思わず声を出して時計を見れば起床予定時刻
　やはり夏用シュラフでは全く不充分だった、中にライナーを入れシュラフカバーも使った
　ありったけのものを着込んだのだが・・・
　４人で１つのテントだったのでまだマシたのだろう、隣の単独テントの住人はもっと寒い思いをしたようだった
　テント生地の内側に付いた結露はしっかり凍っていた、シュラフカバーが”ゴア”だったので助かった

　トイレに行こうと外に出た、もう明るい
　東側は「蓮華岳」が聳えているので日の出は拝めない
　南東の空を見ると低い雲（霧？）の上に頭を出している山影が見える

　用を足し、テントに戻って外から声を掛ける『カメラ～！』
　うまくは撮れないだろうが取りあえずシャッターを切る

　『あの小さなコブは富士山じゃないかな』
　『左のは八ツだろう』、『そうすると右側に僅か見えるのはミナミだ』


　南側は槍と穂高がブロックしている



　朝食を済ませテントをたたむ
　「針ノ木岳」に向かうべく尾根上に出る
　北側の眺めはまた素晴らしい
　今日歩く予定の稜線が朝日に映える



　「針ノ木岳」を目指す
　朝日が当たるとすぐに汗ばんできてフリースなどを脱ぐ



　すでに山頂は大賑わい
　「針ノ木岳」



　Ｍくん、素晴らしい柔軟さ



　東側は昨日登った「蓮華岳」、すでに陽は高くなった



　南側はキャンプ地の正面にずっと見えていた槍、穂高方面



　西側は足元の「黒部湖」と向いは雄大な「立山連峰」


　
　北側は今日これから向かう稜線と奥には「鹿島槍」から「白馬」方面が限りなく見えている




　北に下る
　ガレた狭い道に雪が付いて歩きにくい、ときどき石が転がる音が聞こえたりしている



　登り返して「スバリ岳」



　更に進む、日陰はかなり雪が残る



　健脚揃いのチームだから歩を緩めることができない（汗）
　２，３枚写真を撮っていると遥かに引き離される
　もう「赤沢岳」に着いてしまった



　空はあくまでも青い



　「鳴沢岳」



　「黒部湖」は後方になり眼下は歩く予定だった”下ノ廊下”が通っているであろう黒部峡谷だ



　対岸には「剣岳」が大きく見えている



　「新越乗越」
　山荘はどうやら閉鎖されているようだ



　「岩小屋沢岳」
　（ちょっと顔にマスクをさせてもらったよ）



　稜線上の最終地”種池山荘”が近くなってきた



　”種池山荘”
　『水分補給！』と小屋に飛び込んだが希望のドリンクは売り切れ（涙）、代用品で我慢
　残りの食料を平らげ・・・



　あとは降るだけ



　速い速い、トレイルランナーの我らが”おねーさま”達は大きな荷物でも駆け下る！



　登山口に着き・・・



　駐車場まで車道を歩く


　ゴール



　　おしまい