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志穂 つぶやかないで、いってみよう。

日々の出来事を書いていきます。

pride(プラスイズム)

2009-06-29 22:01:50 | 芝居・ライブ・イベント
今週の東京は、完全に「梅雨模様」みたいです。
「梅雨」なんだから、雨降って当たり前だけど


さて、完全なる「思い出し日記」です。


6/14(日)に、池袋「シアターグリーンBOXinBOX」に芝居を観に行ってきました。
今回も、知り合いの役者さんが出演していたので、
観に行かせていただきました。



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タイトル:pride
団体:プラスイズム + 客演
作・演出:中津留章仁(TRASHMASTERS)
日時:6/14(日) 昼の部
場所:シアターグリーンBOXinBOX
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お話は…東京・広尾にある、昔ながらの「下宿」が舞台です。
朝夕の食事付きの、昔ながらの下宿。
下宿を経営する人たち、下宿に住む人たち、取り立て屋…

劇中、山あり谷ありですが、ホッと心が温まるお話です。

色んな方々が出てきますが、特徴は

  全員、男性。(しかも、客演も含めて、みんなイケメン)

今回は「協力」という形で、女性が1名、ちょこっと出演しましたが
基本的には、全員男性のみで芝居を行っている演劇集団です。

あ、もちろん、芝居自体もかなり面白いですし、
役者の演技も、とてもいいです。
「ただのイケメン集団」ではございません

ワタクシ、全然知らなかったんですが、メンバーが
「アバレンジャー」とか「リュウケンドー」とかに出てたらしい。
(って、番組の内容、全然知らないんですけど…)

あと、舞台美術もかなり細部まで凝って作られていました。

 「なんか、常に人がワサワサといて、
  昔のうち(10代の頃に住んでた家)のリビングダイニングみたい」
 (正確には、昔の我が家には「リビング」というのが無くて
 ダイニングテーブルがリビング代わりでした。)

と思いましたが、多人数で住んでいる、ということは、
下宿でも家族でも、常にワサワサと人が出入りしているものなのかも
しれませんね。


ロビーで、パンフとかDVDのグッズを販売してたんですけれど

  「出演者のブロマイドセット」

が売られてるのを、初めてみました。

これだけイケメンばっかり揃ってれば、
ブロマイドだって売れるだろうなあ…
お客さんも9割くらいが女性でした。


温かい芝居が観た~い、イケメンが観たい~、何でも観たい~という方
<プラスイズム>
http://www.plus-ism.biz/

新橋フロリダ(新宿芸能社 さよなら公演)

2009-05-06 12:51:54 | 芝居・ライブ・イベント
もうずいぶん前の話になってしまいますが、
4/24(金)に、新宿芸能社の

 「新橋フロリダ」

を観に行ってきました。

「さよなら公演」と言っても、次回から劇団名が

   新宿芸能社 → 昭和芸能舎

と変わるだけです

舞台は、昭和45年、新橋にあるキャバレー。
まだ、戦争の傷跡が残っている中、
人々は必死に未来に向かって生きていた。

芸能社の芝居は、いつも、戦争とか人種とか、国際問題とか、
自営業者の悲鳴とか…考えさせられるテーマが多いけど、
今回は

 ・長崎で原爆にあった兄妹。
  妹は歌手を目指し、兄は反戦運動に明け暮れていた。

 ・沖縄で、米兵と日本人女性の間に生まれた、無国籍・無戸籍の男性。
  父親はアメリカへ帰国。母親に捨てられて孤児となり、
  一人で耐え抜いて生きてきた。

 ・これからの女性は今までと同じじゃいけない。
  もっと人生を楽しんだり、世の中に出るべき!と、
  雑誌を編集する編集長(女性)。

などなど、いろんな役の人たちが出てきました。

たまたま偶然だけれども、半年くらい前から、
日本で暮らす外国人たち、そしてその子供たち、在日コリアンのこと、
異なる国籍の両親を持つ子供たちのアイデンティティのこと、
終戦後、日本人女性と米兵の間に生まれた子供たちの
国籍や戸籍、混血孤児の問題…等などに、
関心が出てきて、色々と調べていたところでしたので、
色々なことが、本当に痛いくらいよく伝わってきました。

次回公演は9月ですが、また楽しみです



「新橋フロリダ」のチラシ



今公演から発売になった「公演パンフレット」
お値段は「時価」と書いてありましたが、700円でした。
(他の日に行ったら、値段違うのかしら。。。



チケット。
最前列でした。
が…最前列って、全体が見渡しづらい、ということもあります

マドモアゼル・モーツァルト 本編【音楽座ミュージカル】

2009-02-04 16:30:37 | 芝居・ライブ・イベント
ミュージカル「マドモアゼル・モーツァルト」本編です。

かなり長いです・・・

※ネタバレありです。
 ただ、内容を知ってからステージを観てもとても楽しめると思います。(何度観ても、楽しめると思います。)


~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
日時:2009/2/1(日)
   バックステージツアー開始:11:15
   開場:13:00/開演:13:30
会場:グリーンホール相模大野
上演:Rカンパニー
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

<あらすじ>
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天才作曲家モーツァルトは、実は女の子だった!
名前は「ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト」ではなく「エリーザ」。
でも、時代は18世紀。
「女に作曲など出来ない」とされ、女性は宮廷音楽家になれなかった時代。

娘の才能を世に出そうと思ったモーツァルトの父レオポルドは、
なんと、エリーザの髪の毛を切り、男の子としてしまいます。
「ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト」の誕生です。

次から次へと才能を発揮して、注目を集めるモーツァルト。
しかし女であるにも関わらず、コンスタンツェの母によって
コンスタンツェと結婚させられてしまったモーツァルト。

男だけど実は女のモーツァルトと、コンスタンツェとの結婚生活。
実は女でありながら、そのことを隠して曲を作り続けた
モーツァルトの一生と、モーツァルトを取り巻く人々を描いています。
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●音楽
ミュージカルの曲は小室哲哉が作曲していますが、
モーツァルトのミュージカルですから、モーツァルトの曲がたくさん出てきます。

スタッフの「音楽担当」の先頭には
 「ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト」
と書かれています。

劇中で使われたモーツァルトの曲も、分かる限りで書いてみました。


●演奏
音楽の演奏は、基本は録音されたものなのですが、舞台上手の後ろ側のところに、ピアノとヴァイオリンの演奏者がいます。

録音された音楽のほかに、生の音が入る部分が劇中全般にあって、生のピアノとヴァイオリンが入ります。


●精霊たち
原作には登場しないらしいですが、ミュージカルには
モーツァルトを取り巻く14人の精霊たちが登場します。

精霊たちは
 ・劇中に最初から最後まで登場し、舞台の世界観を創り上げる。
 ・人間からは見えない(という設定)
 ・登場人物たちの気持ちを動作や歌で表現する(セリフは一切なし)
 ・グローブサークルに乗っている時は「音符」を表現していることがある
です。

精霊たちには台詞がありませんし、殆どのシーンで登場しているので、説明が難しいので、本当に「舞台を観てくださいっ!」としか言えないのですが、特徴あるシーンについては、説明を入れようかと思います。

精霊たちにはそれぞれ、モーツァルトの4つのオペラの登場人物の名前がついています。

 ・ケルビーノ(フィガロの結婚)
 ・スザンナ(フィガロの結婚)
 ・フィガロ(フィガロの結婚)
 ・ドン・ジョヴァンニ(ドン・ジョヴァンニ)
 ・ツェルリーナ(ドン・ジョヴァンニ)
 ・レポレッロ(ドン・ジョヴァンニ)
 ・グリエルモ(コシ・ファン・トゥッテ)
 ・フェランド(コシ・ファン・トゥッテ)
 ・フィオルデリージ(コシ・ファン・トゥッテ)
 ・ドラベッラ(コシ・ファン・トゥッテ)
 ・夜の女王(魔笛)
 ・タミーノ(魔笛)
 ・パパゲーナ(魔笛)
 ・ダーメ(魔笛)

各オペラの内容などはこちらをご参照ください。
・フィガロの結婚
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%AC%E3%83%AD%E3%81%AE%E7%B5%90%E5%A9%9A

・ドン・ジョヴァンニ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%83%8B

・コシ・ファン・トゥッテ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%82%B8%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%83%E3%83%86

・魔笛
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AD%94%E7%AC%9B


●幕開け
モーツァルトが亡くなり、亡骸がベッドに横たわり、
ベッドのそばでコンスタンツェが泣いているシーンから始まります。

ベッドの反対側には、モーツァルトの弟子のフランツと
劇場支配人シカネーダー。

「この部屋から出て行ってください・・・二人っきりにしてください・・・」
コンスタンツェのこの台詞の後、
精霊たちのコーラスで物語が始まります。

使われたモーツァルトの曲
レクイエム二短調から(涙の日)


●ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの誕生
「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」の第2楽章の旋律に合わせて歌う、天真爛漫で可愛らしい少女エリーザが登場します。

エリーザはツェンバロの前に座り演奏を始めます。
最初は「キラキラ星」を弾いているのですが、その旋律に飽き足らず、どんどんと変奏していってしまうエリーザ。

エリーザに音楽を教えている父レオポルトは
 「なぜ、楽譜通りに弾かないのだ!!」
と怒るのですが、すぐに
 「ん?もしかして・・・即興で弾いているのか?!!」
と、娘の才能に驚きます。

 「だって~こっちの方が楽しいんだもん!」
と、天真爛漫に即興で演奏を続けるエリーザ。

娘を宮廷音楽家にしたいと考えた父レオポルト。
しかし、女性は宮廷音楽家にはなれなかった時代。

父は娘を男の子にすることを考えます。
そして、彼女は父によって男の子とされ「ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト」が誕生します。

精霊たちがモーツァルトの誕生を祝います。

使われたモーツァルトの曲
アイネ・クライネ・ナハトムジーク(1楽章、2楽章)
きらきら星変奏曲
トルコ行進曲(ピアノソナタ11番第3楽章)


●コンスタンツェとの結婚
男性として成長したモーツァルトは、次々に曲を作曲していきます。

このころ住んでいた下宿の娘、コンスタンツェは、モーツァルトに想いを寄せています。
コンスタンツェは、何とかモーツァルトに想いを伝えたいのですが、なかなか伝わらず・・・

しかもモーツァルトは
 「あ~結婚なんて無理無理、僕には結婚は向かないよ!」
と言う始末。

そこへ登場するコンスタンツェの母。
いかにも「下宿をやってるお母ちゃん」って感じの
貫録たっぷりのお母さんです。
(コンスタンツェの衣装のテーマカラーはピンクなのですが、
お母さんもピンクを着ています)

コンスタンツェとモーツァルトを結婚させようと思っていた母は、
半ば無理やり、結婚させてしまいます。

オペラ「フィガロの結婚」に合わせて、精霊たちが祝います。
精霊たちが結婚式を先導し、二人の結婚式が行われます。
(あくまでも精霊は人間からは見えません)

モーツァルトに想いを寄せていたコンスタンツェは喜びますが、
実は女なのに、女性と結婚してしまったモーツァルトは困惑するだけ。

コンスタンツェは初々しい新妻らしく、モーツァルトをベッドに誘ったり、
色々と喜ばせようとします。

コンスタンツェのテーマカラーであるピンク。
淡いピンクのナイトガウンを着たコンスタンツェが初々しいです。

が・・・その度にモーツァルトは
 「あ~仕事仕事!」
と、ツェンバロに向かい、はぐらかすだけ・・・

そりゃ、そうですよね。。。
女であることを隠して結婚してしまったんですから、
普通の夫婦のようにはいきませんし、
モーツァルトだって困ってしまったでしょう。

最初は困惑していたコンスタンツェですが、
だんだんとイライラが募り、ついには爆発してしまいます。

そしてとうとう・・・モーツァルトは自分が女であることをコンスタンツェに明かします。

困惑するコンスタンツェ。

女であることを明かしたモーツァルトから
 「君に・・・そばにいてほしい」
と言われ、うなずくコンスタンツェ。

彼女は誰にも秘密を漏らさず、隠し通します。

父親の欲から、男の子にされ、ついには女性と結婚してしまったモーツァルト。
彼の苦悩は続きます。


使われたモーツァルトの曲
フィガロの結婚(序曲、恋とはどんなものかしら)


●サリエリの登場
時が前後しますが・・・宮廷音楽家サリエリです。

自分は宮廷音楽家なのに、宮廷音楽家ではないモーツァルトに人気を持っていかれてしまったサリエリ。
(まだ、モーツァルトは宮廷音楽家にはなっていない)
モーツァルトの人気に嫉妬します。

ふとしたことから、サリエリは
 「モーツァルトは女ではないか・・・?」
と思い始めます。

そして、恋人の歌姫カテリーナを使い、モーツァルトの正体を暴こうとたくらみます。

が、たくらみは失敗し、モーツァルトの正体は分からずに終わります。


●人気の落ち目と父の死
モーツァルトの人気が、次第に落ちてきます。

演奏会をやっても客は来なくてガラガラ。
そんな日々が続きます。

それと反対に、人気が出なかったサリエリは人気急上昇。

モーツァルトは
 「なぜ?なぜ?」
を繰り返します。

サリエリは冷たく
 「君の音楽は飽きられたのさ。世間は常に新しいものを求めている」
と言い放ちます。

そこへ、台本作家ダ・ポンテが、ドン・ジョヴァンニの台本を手に現れます。
 「新しいオペラを書かないか?!」
ダ・ポンテの言葉に「ドン・ジョヴァンニ」を書き始めるモーツァルト。

「ドン・ジョヴァンニ」の「地獄」のシーンで、モーツァルトの父レオポルトが死んだと伝えられます。

この「地獄」のシーンには、実際に「ドン・ジョヴァンニ」に登場する「騎士長の石像」と、複数の「黒い影」が出てきます。

精霊タミーノは剣を振り回し、戦いが繰り広げられ、地獄のシーンが終わります。

 「パパが・・・死んだ・・・」


●マドモアゼル・モーツァルト
モーツァルトの父レオポルトが死んだことによって、モーツァルトは
 「僕は自由だ!もう男でいる必要なんかないんだ!」
と喜び、今度は「女性」となって登場します。

モーツァルトのテーマカラーであるブルーのドレスを着て
コンスタンツェと共に「女同士」で出かけます。

今まで男だったモーツァルト。
ドレスを着ても、男だった頃のように大股でズカズカと歩き、
コンスタンツェから
 「もっと歩幅を小さく!おしとやかに!!背筋を伸ばしてっ!!」
と、ダメ出しを食らいます(笑)

出かけた先でサリエリ、カテリーナのカップルと遭遇したモーツァルトとコンスタンツェ。

モーツァルトは
 「モーツァルトのいとこで、ザルツブルクから来ているエリーザ」
と紹介されますが、サリエリはエリーザに一目ぼれ(笑)

エリーザ(モーツァルト)に一目ぼれしたサリエリは、花束を持ってモーツァルトの家を訪ねます。

コンスタンツェが
 「サリエリが来ちゃったわよ・・・」
と言うと
 「彼が用があるのは、男?女?」
と聞き返します(笑)

サリエリにとって、モーツァルトはライバルですが、エリーザは一目惚れした素敵な女性。

サリエリは両方知っているわけですから、モーツァルトとしては、男として出ていくか、女として出ていくか、困りますよね(笑)

サリエリが
 「エリーザさんはいらっしゃいますか?」
と聞くと
 「うちは狭いので、私の実家に泊まってもらっていまして・・・」
と取り繕うコンスタンツェ。

すると続けてサリエリは
 「では、ご主人にお会いしたいのですが」

全く忙しいったらありません(笑)

エリーザは「運命の人であり、結婚したい」と思うサリエリ。

しばらくしてサリエリがモーツァルトに打診します。
 「宮廷音楽家の席が一つ空いたんだが、君を推薦しようと思う」
モーツァルトは喜びます。

が・・・
 「その代り・・・エリーザ嬢によろしく伝えてほしい」
と。

 「モーツアルト = エリーザ」
ですから、そんなこと言われても困っちゃいますよね(笑)

この辺の、モーツァルト、コンスタンツェ、サリエリのやり取りが、結構面白いです。



●子供ができた!
コンスタンツェに子供ができます。

でも、夫であるモーツァルトは女。
皆が祝福する中、モーツァルトの姉ナンネリはかなり困惑して祝福します。

ハッキリした事実は語られませんが、子供はおそらく、コンスタンツェの不倫相手で、モーツァルトの弟子であるフランツの子供。

フランツは
 「お腹の子は、僕の子供ではないのか?」
と疑いますが、
 「夫の子です!」
と言い通すコンスタンツェ。

夫が女であることを隠し、お腹の子どもの正体を隠し、疲れ果てたコンスタンツェ。

 「あなたのせいで、いったいどれだけの人が振り回されてるのよ?!
  生まれてくる子供が・・・可哀そう・・・」

と、嘆き悲しんでモーツァルトに当たると、彼は「僕だって、どうしたらいいかわからないんだ。。。」と答えます。


ただただ、音楽が大好きだった女の子エリーザ。
父親の欲によって、男の子にされたエリーザ。
もう、過去には戻れない。。。


●魔笛とモーツァルトの死
劇場支配人シカネーダーが、モーツァルトの前に現れます。

「新しいオペラを作ろう。貴族相手の堅苦しいのじゃなくて、もっと民衆に受けるものを!」

モーツァルトは、新しいオペラを書き始めます。
書いて、書いて・・・書いて書いて・・・次から次から湧き出てくる音を、音符を、ひたすら五線紙に書き続けます。

不眠不休で作業をするモーツァルトを心配するコンスタンツェ。
シカネーダーに
 「少し、休むように言ってください」
と頼む彼女に
 「いま、彼を止めてはいけない。書き続けるんだ」
とシカネーダー。

弟子のフランツの方が先にギブアップしてしまいますが、
モーツァルトは書き続けます。

そして、出来上がったオペラ「魔笛」。

上演は大成功。
民衆は、オペラのアリアを口ずさみながら帰っていきます。

大喜びするシカネーダーの元に、フラフラとよろめきながら現れるモーツァルト。

そのまま倒れ、帰らぬ人となってしまいます。

倒れたモーツァルトを助けるために、服を脱がせたシカネーダーは、モーツァルトが女であることを知ります。

が・・・黙ったまま、そっと服を着せて亡骸を運ぶシカネーダー。

モーツァルトの亡骸がベッドに横たわり、
シカネーダーとフランツがベッドの脇に、
反対側の脇に、コンスタンツェがひざまづいている最初のシーンに戻ります。

「この部屋から出て行ってください・・・二人っきりにしてください・・・」



●サリエリが観たまぼろし
雪が降る中、サリエリはエリーザに出会います。

しかしそれは、エリーザではなく、エリーザの幻(面影?)。
雪が降る中、天から白い羽が3枚落ちてきます。

最後の1枚を拾った時、サリエリはエリーザの正体に気づいたんでしょうか・・・?


●カーテンコール
カーテンコールは5回くらい掛かりました。
客席は、スタンディング・オベーションで半分くらいの人が立っていたと思います。
あちこちから「ブラボーッ!」の声が飛びます。

ずっとずっと鳴りやまない拍手に、何度も応えてくれた役者さんたち。
そして、ステージ上手で演奏していたヴァイオリン&ピアノ奏者の方たち。


本当に本当に、素晴らしいステージでした。
この「素晴らしさ」は、言葉では言い表せませんし、説明もうまくできません。
ミュージカルは、演技、音楽、ダンス、歌、照明、音響、大道具、演出・・・色々な要素で出来上がっていますが、どれをとっても「素晴らしい」の一言に尽きます。

精霊は台詞がない分、ダンスや歌が多いのですが、
精霊の方たちのダンスも、素晴らしかったです。

追加公演とかあれば、もう1度観たいです。
1度と言わず、2度、3度と観たいくらいですね。

Rカンパニーの方々、苦境の中、上演を決めてくださって、
そして素晴らしい舞台を観せてくださって、本当にありがとうございました。
3月には関西公演もありますが、頑張ってください

マドモアゼル・モーツァルト【音楽座ミュージカル バックステージ・ツアー】

2009-02-02 12:24:37 | 芝居・ライブ・イベント
昨日に引き続き
  ミュージカル「マドモアゼル・モーツァルト」
のお話です。

ミュージカル「マドモアゼル・モーツァルト」バックステージツアーです。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
日時:2009/2/1(日)
   バックステージツアー開始:11:15
   開場:13:00/開演:13:30
会場:グリーンホール相模大野
上演:Rカンパニー
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

「マドモアゼル・モーツァルト」の本編の前に行われた
バックステージツアーに、夫とともに参加しました。
(以後、バックステージツアー => BST)

BSTに参加するためにロビーに集合。


藤田将範さん(通称「たまさん」)から、BSTについての説明。



藤田将範さん。ヨン様にちょっと似てるんですが・・・写真だとあんまり似てませんね~(ご本人も、そう仰ってました。)



BSTというのは、普段は観られない舞台裏や舞台そで、
リハーサルなどを見学したり、実際に上演前の舞台に上がって
セットなどを間近で見たりすることができます。

Bunkamuraなどでたまにやっていますが、
大抵、BSTだけで料金を取られますが、が、今回のBST、無料でした
また、上演前のリハーサルを見せてもらえる機会はほとんどありませんので、大変貴重な機会でした。

BST参加の集合時間は11:15。
朝10時に家を出ましたが、日曜の朝10時…ちょっと眠いです

BST参加者全員が、ロビーに集合。
今回の参加者は約250名。
ダ・ポンテ役の藤田将範さんが、BSTの説明をします。

人数が多いので、4チームに分かれて移動することに。
チーム名は、モーツァルトのオペラから取って
 ・フィガロの結婚 チーム
 ・ドン・ジョヴァンニ チーム
 ・コシ・ファン・トゥッテ チーム
 ・魔笛 チーム

BSTが始まる前に、藤田さんから1つクイズが。
役者の殆どは小型マイクを耳の所に目立たないようにつけていますが、
そのマイク、1本いくらでしょう?

正解は・・・1本80万円だそうです
ひゃぁぁぁぁ~お値段、すごいですね~
音質も抜群ですし、パチンコ屋で使われてるインカムと同じ、
というわけにはいきませんね

パチンコ屋では、しょっちゅう、ぶつけただの、落しただの故障しただのって、
新しいインカムを買ってましたが、小型マイクは
 「あ・・・踏んじゃった・・・
ってワケにはいかないですね
(インカムも安いものではないので、あんまり壊してばかりいる人は
 「今度壊したら給料から引くぞ!
って言われてましたが)


最初に、リハーサルを30分見学。
歌とダンスのリハーサルなので「S(SONG)D(DANCE)」と呼ばれています。
全員客席に座って、SDを見学。

BST参加者に見せるためのSDではなく、真剣にやっているSDです。
やっていたのは「女の子モーツァルト(エリーザ)」の登場シーンと、
1幕の最後、オペラ「ドン・ジョヴァンニ」の地獄のシーン。

客席に座っていた女性スタッフから、ダメ出しや指示が飛びます。
演出家か、舞台監督かな??と思っていたら、
なんと、役者の秋本みな子さんでした。
(サリエリの恋人・カテリーナ役で出演)

秋本みな子さん、どこかで聞き覚えが・・・
もしかして、劇団四季にいませんでした??
と思ってプロフィールを確認したら、
やっぱり、かつて、四季に在籍してました。

CATS(品川でやってた頃)とかに出ていたので、
何度かステージを観てたと思います。

さて、何で役者の秋本さんが、演出家のようなことをしていたかというと、
Rカンパニーでは、演出家や舞台監督のほかに、
役者が演出家の視点から見て指示を出したり、
専門の衣装スタッフもいますが、役者が衣装に参加したり、
役者さんもスタッフサイドの仕事に参加して、
一緒にステージを作り上げていく、ということらしいです。

なんか、こういうのいいなあ、って思いました。
専門のスタッフが全てやってくれる方が楽でしょうし、
スタッフ側の作業に参加すると、役者の負担が増えると思いますが、
完全分業でスタッフ側で出来上がったものを
 「ハイ、これです」
って持ってこられて
 「なんか、思ってたのと違う・・・」
ってなったら、なんかしっくりこないでしょうから。。。


SDの見学が終わって、今度はステージ上手へ。
そこには、衣装が置いてありました。

「マドモアゼル・モーツァルト」には、実在する人間のほかに、
モーツァルトを取り巻く
  「14人の精霊たち」
が、劇中に最初から最後まで登場します。
精霊たちは、各登場人物の心を表現したりします。

人間の衣装は「色の付いているもの」。
精霊の衣装は「白」。
ちなみに、精霊は「人間からは見えない」ということになってます。

見せていただいたのは、モーツァルト、コンスタンツェ、ナンネル(モーツァルトの姉)、精霊ドラベッラ(フィオルデリージ)、精霊タミーノの衣装。

人間は「色つきの衣装」ですが、登場人物ごとに
「テーマカラー」が決められていて、
役の上で歳をとっていって衣裳が変わっても、
同じテーマカラーの色の衣装です。

ちなみにテーマカラーは
 ・モーツァルト:青色
 ・モーツァルトの母アンナ:青色
 ・モーツァルトの姉ナンネル:黄色
 ・コンスタンツェ:ピンク
です。

モーツァルトは「母親似だったのでは?」という説があるそうで、
それでお母さんのテーマカラーも「青」だそうです。

コンスタンツェは可愛らしい感じのピンクのドレスでした。
淡いピンク色から、ハッキリしたピンク色まで、
色々な「ピンク色衣装」で登場するコンスタンツェですが、
どの衣装もとても素敵でした。

もうひとつ見せていただいた小道具が「譜面」。
モーツァルトは作曲家ですから、劇中でものすごくたくさん譜面を書きます。
ツェンバロの前に座っては、譜面を書いています。

当然、小道具として「譜面」もあるのですが、
なんと、この譜面、某大学に保存されている
 「モーツァルト直筆の譜面のコピー」
を借りてきて、役者さんの1人が、
1枚1枚、手書きで書き写したものだそうです。

譜面の中で、モーツァルトがグチャグチャっと書き消した後も
同じようにグチャグチャっと書き消してあり、
細かい指示や記号も忠実に写されていました。

役の稽古だけでも大変なのに、譜面を1枚1枚書き写し・・・
ホント、気の遠くなるような作業ですね。。。


最後に、ステージに案内されました。
「マドモアゼル・モーツァルト」で使われる大道具はいくつかありますが、
基本的には「グローブ・サークル」と呼ばれる、
大きな鉄柱を組み合わせてできた「球体」です。

Rカンパニーのサイトのトップページの写真で、
モーツァルトが中に入っている球体が「グローブ・サークル」
↓こちらで観れます
http://www.ongakuza-musical.com/

この球体、4分割されていて、場面に応じて立てたり寝かせたりして
回したりして使うのですが、4分の1のもので
  重さが500キロ

4つ合わせて「サークル」にすると、何と2トン

500キロの鉄の塊を、回すときは2~3人、立てたり寝かしたりするときは
4~5人で行うそうです。
グローブ・サークルを扱うのは、基本的に「精霊たち」だけなんですが、
14人の精霊のうち、男性は5人。
しかも、暗転してない場面で、音を立てないように
静かに動かさなければならないので、とっても大変だそうです。

一番最後に、4つを組み合わせて球体にして回すシーンがあるんですが、

 「2トンのやつを回してるのね。。。

と思ったら、なんか自分まで重いものを持っているような気がしました(笑)


球体をアルミで作れば、もっと軽く作れるのですが、
舞台美術の朝倉摂氏が
  「俺は絶対に『鉄』にこだわる!」
と、鉄材にこだわった結果、とっても重くなったそうです

ただ、ライトが当たった時の重厚感などは、
アルミと鉄では全然違ってきますから、
その辺のこだわりなのだそうです。

BSTだけでも、かなり盛りだくさんの内容で楽しめました。
BSTを案内してくださったのは、BST終了後、1時間もしたら
舞台にあがる役者さんたち。
忙しい中、一つ一つ丁寧に説明してくださった役者さんたち。

「お客さんと一緒に舞台をつくっていく」
っていう感じと温かさがとても伝わってきて、とても良かったです。


~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
<Rカンパニー 公式サイト>
http://www.ongakuza-musical.com/

こちらで、劇中の曲が聴けたり、映像が観れます。
劇中の曲は2曲聴けますが「子供ができた」という曲は
  「永遠と名付けて デイドリーム」
をアレンジしてあるものです。
知ってる方は、ぜひ聴いてみてください☆


<チケットぴあの「マドモアゼル・モーツァルト特集」>
http://t.pia.jp/feature/stage/m-mozart/m-mozart.html

「ぴあ」のサイトですが、こちらにも動画があります。
あと「舞台裏潜入レポ」とかもあります。
表舞台とはまた違って、楽しめると思いますので、
覗いてみていくださいね~☆
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

BSTのレポだけで、だいぶ長くなってしまいました
(BST自体、かなり濃い内容でしたし)

次は「本編」いきます!

マドモアゼル・モーツァルト【音楽座ミュージカル】

2009-02-01 22:21:46 | 芝居・ライブ・イベント
「Rカンパニー」の音楽座ミュージカル
  「マドモアゼル・モーツァルト」
の神奈川公演(相模大野)に行ってきました。

バックステージツアー(開演直前のリハや舞台そでを見学できる)
も行われたので、そちらにも参加しました。
(長くなってしまうので、バックステージツアー、本編については後日)


一言感想
「ミュージカルに必要な要素、歌、音楽、ダンス、演出、脚本
音響、照明、衣装、舞台美術・・・
全てにおいて芸術性も完成度も高く、とても素晴らしい。
かつ、初めて観る人でも緊張せずに楽しめるミュージカル

・・・「一言」じゃなくなっちゃいました(笑)

本当に本当に、どの部分をとっても芸術性と完成度の高いミュージカルでした。
ミュージカルで鳥肌が立つくらいゾクっとしたのは、
いったい何年ぶりだろう・・・?と思うくらいでした。

カーテンコールが5回くらいかかって、スタンディングオベーション
(全員ではないけれど客席の半分近くは立ってたと思います)
「ブラボーっ!!」の声があちこちから飛びました。


哲ちゃん(小室哲哉)が音楽を作曲したことで、
協賛企業(テ●ビ朝日ね)が降りてしまい、
一時は上演が危ぶまれたこの作品。

でも、Rカンパニーの方たちが
 「芸術に、音楽に罪はない」
と、上演を決意してくださり、稽古の合間をぬって
地道に宣伝活動をしたりしながら、実現した公演でした。

本当に、一人でも多くの人に観てもらいたい、素晴らしい舞台でした。

公演日程が発表され、チケットも発売された後に
哲ちゃんの事件が起こり、テ●ビ朝日が協賛から降りてしまったのですが、
 「なんでこのタイミングで協賛から降りるかね?!」
って憤りを感じていました。

テ●ビ朝日側は「作曲者が逮捕されたので企業イメージが悪くなる」
と主張してましたが、罪を問われているのは哲ちゃんであり、
彼が作り出した音楽ではありません。

もし上演中止になってしまったら、
何よりも一番ショックを受けるのは、チケットを購入して
公演を楽しみにしているお客さんだと思います。

お客さんを悲しませるようなことをする企業には、
ほかのイベントなどでも「協賛」を名乗ってほしくないです。

世間を騒がせた事件ではありますが、
厄介事から逃げるように協賛を降りたら、そっちの方がよっぽど
  「企業イメージが悪くなる」
んじゃないかと思うんですが。。。
(少なくとも私の中では、テ●ビ朝日イメージはな感じです。)

でも、そんな苦境にも負けず上演された本作品。
相模大野公演は2日とも完売の満員御礼でした。


ミュージカル「マドモアゼル・モーツァルト」のポスターとチラシ。



初オペラ「愛の妙薬」

2009-01-30 22:37:38 | 芝居・ライブ・イベント
月曜日に友人のUさんが出演するオペラ
 「愛の妙薬」
を観に行ってきました

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愛の妙薬(L'elisir d'amore)
ガエターノ・ドニゼッティ作曲
全2幕 原語上演 字幕つき

2009年1月26日(月)
会場:日暮里サニーホール コンサートサロン
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

<登場人物>
アディーナ(ソプラノ)
ネモリーノ(テノール)
ベルコーレ(バリトン)
ドゥルカマーラ博士(バス)
ジャンネッタ(ソプラノ)
合唱団

演奏楽器:ピアノ


「愛の妙薬」のあらすじなどはこちらをご参照ください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%84%9B%E3%81%AE%E5%A6%99%E8%96%AC

Uさんは、アディーナの友達のジャンネッタ役です。
舞台は「19世紀のイタリアの小さな村」なんですが、
それはそれは、素朴で可愛らしい村娘ジャンネッタでした

この舞台の照明はUさんの旦那さま。
Uさんの旦那さまは、音響や照明、舞台監督などをこなす
  「裏方さん」
なので、ほかの舞台でも一緒のことが多いみたいです。
表舞台と裏方とはいえ、夫婦で一緒にお仕事ができるって、
衝突とかもあると思うけれど、なんか素敵ですね~


さて、私にとっては「初オペラ」でした。
ミュージカルも舞台も芝居も大好きな私。
オペラも、ず~っと気になってはいたんですが

 「なんか、敷居が高い気が・・・

で、なんとな~く避けてました。

一番、敷居が高いのは、やっぱりお値段。
来日公演だと、一番高い席で40,000円くらい、
安くても15,000円くらいですから、
とてもじゃないけど、なかなか手が出せません

昔、オペラ歌手の錦織健さんが
 「オペラの敷居を高くしてしまったのは、
  我々オペラに関わる者たちの責任でもある。
  もっと気軽に、ミュージカルを観るような感覚で
  観に来てほしいと思う」
と、インタビューで仰っていたことがありました。

 「でもね~やっぱり値段考えるとね~
  行きたいけど、値段が敷居を高くしてるよ~
  でも、行ってみようかな~

と思ってた矢先に、オペラに関わっているというか、
実際に舞台で歌われてる方から
 「オペラの値段が高いのは当たり前。
  歌手への報酬だって高いし、衣装やセットにもお金がかかるし、
  ロングラン公演できるようなものじゃないんだから、
  割高になって当たり前。
  フィルムで、何か所で何度も上映できる映画とは違う。
  ミュージカルみたいにキャスティング変えて
  ロングランできるものとも違う。
  オペラは、ダブルキャストとかできないんだから、一緒にしないで」
みたいに言われてしまい・・・
 「あ~、なんだかんだいって、オペラに関わる人って、気位高くて
  プライド高くて、オペラ以外の音楽芸術をバカにしてるのね~
って思って、余計にオペラから遠ざかり・・・

今思えば、その方はオペラの素晴らしさを伝えたかったけれど
言い方が良くなかっただけだと思います。
その方は、今は「みんなが親しめるステージを」という感じで
音楽活動を頑張ってらっしゃいます


そんなこんなで、オペラをず~っと避けていた私。
ですが、Uさんと出会って考え方が変わりました。
とっても優しくて、気取らなくて、こっちが恐縮してしまうくらい
気遣いをしてくれる彼女。
そんな彼女が出演するオペラですもの、
きっと「敷居は高くない、嫌味もない」はず!


で、肝心の「愛の妙薬」の舞台ですが、とっても素敵で素晴らしかったです
サニーホールのコンサートサロンは、定員が100名ほどで、
本当に「サロン」という感じでした。
舞台も小ぶりで、大道具などのセットは一切なし、
小道具と演技と歌で表現する舞台でした。

私が「嫌だな~」と思ってた「敷居の高さ」も「気位の高さ」もなく、
目の前で歌が聴ける舞台でした

チケットも3,500円(Uさんに割引で3,000円にしていただきましたm(__)m)だったので、気軽に観にいけました。


日本で「オペラ」っていうと、大舞台で、豪華で大がかりなセットがあって、
歌手やバレエダンサーがたくさん出てきて、合唱団もたくさんいて・・・
そんなイメージしか持ってませんでしたが、
そのイメージは、とってもいい意味で壊れました

「愛の妙薬」は、劇場でも上演されているそうですが
(私の前に座っていた年配の男性が、オペラに詳しいらしくて、
隣の知人女性らしき人に熱く語っていました)
昔、貴族たちが自分のサロンで楽しんだオペラは、
こんな感じだったのかな~と思ったりしました。



終演後、Uさんと色々お話して、差し入れを渡してきました。
実はUさんに会ったのは、これが2度目。
メールをやり取りしたりしてますが
一番最初に出会ってから、一度も出会ったことが無かったのでした。

Uさんとの出会いは、今は無き悪名高い「グッドウィル」。
「コブラ」こと折口社長(髪型がコブラみたいだから(笑))は
アメリカに逃亡してしまい、未だに日本に帰国してないとか。

グッドウィルで派遣された先で一緒になって、Uさんが
 「普段は舞台とかやってるんです」
と言ってくれて
 「私、舞台とか芝居とか大好きですよっ!」
って話が弾んで、メアドと電話番号交換しました。
派遣先で一緒になっても、連絡先を交換していなければ
その後の交流は無かったと思います。
(同じ派遣先に行くのは、1日とか2日だけだったので)


グッドウィルを訴えた人たちほど酷い目には遭いませんでしたが、
グッドの事務所からは結構嫌味を言われたりしたし、
悪名高すぎて廃止になった「データ装備費」もガッチリ徴収されました

労働環境や雇用情勢を考えれば、
日雇い派遣は無くなったほうがいいと思いますが、
グッドウィルのおかげで、Uさんと出会えました。
(その部分に関してだけは、コブラに感謝です(笑))


舞台もとても素敵だったし、Uさんともいろいろ話せたし、
本当に楽しかったです

Uさん、普段は舞台のお仕事と
介護のお仕事で「二足のわらじ」です。
どちらの仕事もとても好きで楽しいとのことなのですが、
あまりに忙しすぎて、体を壊さないか、ちょっと心配してます

Uさん、お疲れ様でした。
誘っていただいてありがとうございました
またUさんの舞台が観たいです



「愛の妙薬」のプログラム


ジャンネッタ、こと、Uさん。
ジャンネッタは嫁入り前の娘さんなので、
照れてしまって後ろを向かれてしまいました。

2008年 舞台・ライブ 総括

2009-01-08 09:56:38 | 芝居・ライブ・イベント
1月も3分の1ほどを過ぎましたが、
2008年に行った「舞台・ライブ」をまとめてみました。

2008/3/17
公演名:東京
場所:赤坂RED/THEATER
団体:東京 RED/REVOLUTION

赤坂見附に出来た「赤坂 RED/THEATER」のオープニングシリーズでした。
演出家の赤堀雅秋氏が、フルオーディションで役者を選抜し、
(選抜競争率:613分の15)行った芝居の第1弾。

赤堀氏の
「いい戯曲があって、いい演出家がいて、本当に必要な俳優に演じてもらう。
たとえ無名でも、才能ある俳優がもっといるのではないか?
良質な芝居を追及することで、どれだけのお客様に 足を運んでいただけるのか?」
という言葉が、今もずっと心に残っています。







赤坂REDシアターの入り口。


2008/4/23、2008/4/27
公演名:銀座通りのデカプリオ
場所:シアターブラッツ(新宿)
団体:新宿芸能社

毎公演、観に行かせていただいてます、新宿芸能社の第11回公演。
今回は2回観に行きました。

7回目公演から行ってますが、公演の度にお客さんが増える一方。
小劇場でも小ぶりなシアターブラッツは、パンパンのギュウギュウで、
ベンチシートの座席は詰めあってぎゅうぎゅう、
通路に座る人が出るほどでした。

7回目公演の「横丁のデカプリオ」のリメイクですが、
キャスティングもちょっと変わったりしてて、楽しかったです。

新宿芸能社の公演、毎回、体を張った芝居が多いのですが、
今回は、最初から最後まで出ずっぱりの倉貫匡弘くんが大変そうでした。





「銀座通りのデカプリオ」のチラシと、シアターブラッツの入り口。


2008/5/4
公演名:木根尚登 トーク&ライブ
場所:スターパインズカフェ
団体:木根尚登(ゲスト:藤子)

毎度毎度、楽しませてくれる、木根さんのT&Lでした。
マイミクのくろしおさんにチケット取ってもらって行ってきました。
木根さん、歌ってるときはすごくシックな感じなのに、
歌い終わって数秒後には「爆笑トークモード」になってるのは
やっぱり木根さんのキャラ?といつも思います。
とっても温かい木根さん。いつも癒されます。


2008/5/24
公演名:TM SPEEDWAYツアー
場所:Zepp東京
団体:TM Netwrok

TM Netwrokが「再始動」して、パシフィコ横浜でやったライブ以来でした。
本当は、赤坂BLITZと横浜BLITZも行く予定でしたが、
両方とも体調がすぐれずに行かれずに終わりました…

Zepp東京は追加公演だったんですが、体調がすぐれなかったので
FCでの優先申し込みは見合わせてて、eプラスから「プレオーダー」の
お知らせが来た時に、多少、体調が良かったので申し込みました。

パシフィコ以上に、3人のグダグダトークが面白かったです。

でも、この日の東京は暴風雨みたいな大雨。
 「雨男ウツ(宇都宮隆)さん、やる気満々だね」
と思ってたら、ウツが一度も歌詞を間違えなかった…
やっぱり「やる気満々」の大雨だったみたいです







大雨の中のzepp東京の入り口。


2008/6/15
公演名:FENCE OF DEFENSE LIVE 2008 20th Anniversary '7670 Finalise'(←このタイトル、長いよね…)
場所:赤坂BLITZ
団体:FENCE OF DEFENSE

初のフェンスライブ参戦でした☆
で、思いっきり、フェンスに惚れこみました(笑)

こんだけ熱くて暑いライブは無い?!ってくらい、
ホント~に熱い暑いライブでした☆

健ちゃんはREMASTERツアーとSPEEDWAYツアーに参加してましたが、
ワタルさんと西村サンはお初お目にかかりました。
西村サン、ベースも渋いですが…声も渋い!そいで、キャラは熱くてカッコイイ!
(ワタルさんは「静かに沸々と熱い」って気がします)

この日に「公開レコーディング」されたCDは、
年明けに発売されるそうです。
って、もう年明けじゃんか?
マットシさん~!CDはいつ発売されるんですか~?(笑)



入り口の看板。




ギターの健ちゃん(北島健二さん)がTMのSPEEDWAYツアーに参加していたこともあり、TMのウツ&木根さんからお花が届いていました



2008年7月下旬
公演名:フラガール
場所:赤坂ACTシアター

正確な日付を覚えてません

商業芝居で、あちこちから集められたキャストなので、
特に「団体」はありませんが、強いて言うなら
  「新宿芸能社 男子メンバー ほぼ全員出演」
でした。

映画の方は観てないのですが(録画してあるものの、まだ観てない…)
芝居もダンスショーも楽しめる舞台でした。

久しぶりに「大掛かりな舞台装置」が登場する舞台でもありました。

このときにステージ観てて
 「モノがダブって見える現象(斜視による複視)」
が酷くなってきてることに気づいた



入り口の看板。


2008/10/5
公演名:暴虐な転び方
場所:笹塚ファクトリー
団体:渋谷ハチ公前(←劇団名です)

久しぶりに「新規開拓」した小劇場でした。
「新規開拓」といっても、知り合いの役者が客演で出たので、
本当に「新規開拓」ではありませんでしたが。

3回目公演で、劇団自体も若く、主催者(作・演出)も20代でまだ若いので、
台本のセリフがちょっと荒削りっぽく感じる部分もありましたが、
ストーリーとしては面白いですし、
面白い演出の仕方をしてるなあ、と思いました。

これから色々経験して伸びて行って欲しい劇団ですね。





2008/11/5
公演名:levolutio
場所:渋谷AX
団体:U_WAVE

U_WAVE初参戦でした
音楽好きのお友達と行ってきました。
運良く、指定席が取れました。
(立ち見の方々は、かなりギュウギュウだったみたいです

哲ちゃん逮捕の翌日だったので、変なマスコミが居ないかとか
ちょっと心配してましたが、全然OKでした!!

U_WAVE、DVDで観て惚れこんだんですが、ライブの方が断然いいですね。
演出も凝ってますし。

行く前は
 「よっちゃんのギターと、サエちゃんのダンスが観たい~
と思ってましたが、どのメンバーもカッコよくて素敵☆

今回から、ポエム&リーディングがREVOさんになりましたが、
前2回のU_WAVEライブはDVDでしか観て無いので、
どう違うかとかは良く分かりませんでした。

幕が開く前に一度登場し、ライブ中も要所要所で登場し、
幻想的な世界に誘い込んでくれた
エディーさんのパフォーマンスも素敵でした

一瞬にして、客席から「その世界」に引き込まれていくっていうか、
なんか、魔法使いみたいな感じがしましたね。

エディーさんのパフォーマンスに惚れこまなかったら、
「集団田中」との出会いは無かったでしょう…。


2008/11/9
公演名:歌の翼にキミを乗せ
場所:赤坂RED/THEATER
団体:新宿芸能社

新宿芸能社の第12回公演です。
シアターブラッツ以外で観たのは初めてです。
しかも、今回初めての指定席。
(赤坂RED/THEATERがオープンして以来、初の「補助席」が出たらしいです)

「歌の翼にキミを乗せ」は、1年半ほど前に商業芝居として
主催の羽原さんが台本を書いたもので、
その時は、観月ありさ主演で、新国立劇場で上演されました。

それを、羽原さんが「新宿芸能社バージョン」として書き換えたものです。

戦時中のテニアン島(広島の原爆を投下したエラノゲイが飛び立った島)
を舞台にした話なので、基本路線は「暗くて重い」のですが、
その辺は新宿芸能社。
「暗くて重い」だけでは終わりませんでしたが、
いつものように「明るく爆笑」ってワケにはいきませんでした。

演技も、かなり辛くて重いシーンが多かったので
精神的にしんどいだろうなあ…って思って、終演後に役者さんに聞いたら
 「毎日毎日、精神的にかなりキツイです…」
と言ってました。

この頃「斜視による複視」がより酷くなってきて、
観ててかなり目が疲れたのが残念でした




2008/11/28
公演名:中嶋正人
場所:studio salt
団体:相鉄本多劇場

久しぶりに行った「studio salt」でした。
役者さんが知り合いに居なくなっちゃってから、ちょっと縁遠くなってましたが、
一度退団された役者さんが、スタッフとして復帰したこともあり、
チケット取ってもらって行ってきました。

死刑囚と、死刑囚を収監している拘置所の刑務官のお話です。
暗いです、重いです、ずし~ん、ときます。

でも、せっかくそういうテーマを芝居にしたんだから
「もっともっと、観てるお客が終演後に放心状態になっちゃうくらい、
2~3日は芝居のことが頭から離れないくらい、重くて暗くしても
よかったんじゃない?」
と、ちょっと思いました。
(でもそれだと、役者のほうが総倒れしちゃいそうですが…)

この劇団も、進化し続けてます。
次回も楽しみです。




2008/12/4、12/7
公演名:『集』
場所:東松原 ブローターハウス
団体:集団田中

「集団田中」です。
ホントにホントに「新規開拓」でした。
U_WAVEでエディーさんのパフォーマンスを観なかったら、
パフォーマンスに感動できなかったら、
そして私が小劇場好きじゃなかったら…
おそらく出会えていなかったであろう「集団田中」の『集』です

全14本の、オムバニス・コントパフォーマンスなので、
詳細はここでは省きますが(詳細はレポで)
とにかく
  面白い
の一言。

テレビでお笑いとかコントとか観ても、全然オチもネタも分からず、
さっぱり笑えない私ですが…笑いました。思いっきり。お腹痛くなりました

「何が面白いの?」って聞かれると、上手く説明できないし、
自分でも良く分からないんですが…面白いんです。とっても。

帰ってから夫に話したら、夫が
 「俺も行きたい」
と言い出して、日曜の夜が「特別ラインナップ公演」だったので、
日曜の夜に行ったら

  涙流しながら笑い転げた夫。

夫と知り合ってから7年くらいですが、こんだけ笑ってる夫、見たこと無いです。
ていうか、笑い転げてる姿、見たことないような気が…

別の意味で「新しい発見」がありました


2008/12/10
公演名:UTSU & KINE EXPO フォーク・パビリオン-Revival-
場所:府中の森芸術劇場
団体:宇都宮隆、木根尚登、ゲスト:浅倉大介

TMNの最後のアルバム「EXPO」のフォークパビリオンが1日限定でよみがえりました。
といっても、EXPOの頃はライブに行かれなかったので、
(親がめっちゃめっちゃ厳しかった…)
私としては「初EXPO」です。

一番楽しそうだったのは、やっぱり木根さんでしたね。
なんか「いまひとつ?」っぽい表情をしながら、ノッてるのがウツ。
大ちゃんは、相変わらず「えぇぇぇぇ~ボクはダメですよ」
って言いつつ「22才の別れ」を強制的に歌わされ…(笑)

アンコールで3人揃ってのオーバーオールが可愛かったです。
一番似合ってるのはやっぱり木根さん。
白いオーバーオールで可愛いのは大ちゃん。
ウツは…う~ん、今日は「フォークパビリオン」だしね…って感じで

2008/12/21
公演名:スタンレーの魔女
場所:赤坂RED/THEATER
団体:サバダミカンダ&客演キャスト

2008年、最後の舞台です。
松本零士の原作が舞台化されました。
(2006年にも、別の団体が舞台化してます)

戦時中の話ですが、松本零士原作でSFっぽい要素もあるし、
全然暗くならないのですが…ラストが・・・

原作は読んだことが無いのですが、周りのお客さんたちが
「原作とここがちがう、あそこがちがう」
と言ってました。

上手いな~、と思ったのが、ラストの締め方。
ラストが上手く締まらなくて、芝居全体がダラっとした
感じになってしまう舞台もたまに見かけますが、
この舞台の締め方は上手かったです

男性ばっかり9人のキャストでしたが、
一人一人の個性が際立っていて、とてもよかったです。

また同じメンバーで再演して欲しいです。


合計13公演、回数は15回。

芝居は「フラガール」以外は小劇場でしたが、
やっぱり小劇場芝居、好きです。
特に、新規開拓して、いい舞台を発見した時は、
宝探しで宝箱を見つけた時みたいな気分です。

昨年は「渋谷ハチ公前」と「集団田中」に出会えたので、
本当によかったと思います。

今年はどれだけ観られるかなあ・・・

スタンレーの魔女【芝居】(12/21(日))

2008-12-30 10:35:39 | 芝居・ライブ・イベント
思い出し日記(12/21(日))


たぶん、今年最後の舞台芝居だと思いますが、
赤坂REDシアターに
 『スタンレーの魔女』
を観に行ってきました。

作品名:スタンレーの魔女
場所:赤坂REDシアター
原作:松本零士
脚本、演出:御笠ノ忠次(サバダミカンダ #001)

演劇ユニット「サバダミカンダ」(御笠ノ忠次と土屋裕一)
による舞台です。
(土屋裕一以外の役者は客演)

私は読んだことがありませんが、
松本零士の原作を読んだことがあるという方も、
いらっしゃるかと思います。

舞台は太平洋戦争中のラバウル。
自分たちを「落ちこぼれ」と称した兵士7人が所属する部隊。

他の部隊は毎日のように出撃しているのに、
自分達に出撃の機会は無し。

スタンレー山脈に棲むと言われている
 「スタンレーの魔女」
に執念を燃やす兵士、敷居。

戦闘機乗りになりたかったけれど目が悪くてなれなかった兵士、足立。

別の部隊で戦闘機乗りを努める兵士、後藤。

後藤と彼らの葛藤。

それぞれの兵士の人生のバックグラウンド・・・


出撃の機会が無かった舞台に、爆撃機での出撃の機会がやってきた。

ボロボロになった飛行機のパーツを集めて作り上げた爆撃機で出撃した彼ら。

操縦する兵士・敷居は「スタンレー山脈」を越えられるか?

スタンレーの魔女に勝つことが出来るか?

そして、兵士達は無事に生還できるんだろうか…


松本零士原作なので、SFっぽい要素が強いかと思ってましたが、
思いっきり
 「人間ドラマ」
です。

兵士7人、中尉2人の性格が、はっきりと際立つように描かれてました。

大道具や小道具の使い方も上手いなあ、と思いました。

あと、上手いと思ったのが、ラストの締め方。

舞台芝居のラストって、締め方が意外に難しくて、
ストーリーをいきなりぶっちぎるわけにも行かないし、
映画みたいに映像が遠くなっていって消えるように終わるのも難しいし、
誰かのセリフで終わりにするとしても、どうやって終わらせるか?とか
締めくくりがうまく決まらないと、
せっかく舞台が良くても、台無しになってしまうことがあります。

脚本や演出の人は、大変だなあ…と思います。

その点、この芝居は、上手い締めくくり方したなあ、と感じました。

今日が千秋楽でしたが、また同じメンバーで再演して欲しいなあ、と思います。


終演後に、知り合い役者Y氏に挨拶しようと思ったんですが、
この公演では役者さんたちがロビーに出てきませんでした。

劇場の係員の人に取り次いでもらって、Y氏にご挨拶。
10月以降、公演が立て続けだったので、
3月まではしばらくお休みの予定らしいですが、
なんだかんだで、またどこかに出るかも?!と言ってたので、
楽しみにしてます。


<写真>


赤坂REDシアターの入り口。劇場は地下2階です。



「スタンレーの魔女」のチラシ。この日は当日券が出ました。


客席に折込チラシと一緒に置いてあったパンフレット。
  戦闘機のイメージで、飛行機の形に折られています。
  (折り方も、普通の紙飛行機より、ちょっと複雑でした。)

集団田中的大感謝祭2008(12/18(水))

2008-12-29 23:21:26 | 芝居・ライブ・イベント
思い出し日記(過去の日記)です。

「集団田中的大感謝祭2008」に行って参りました!!

どういう内容かといいますと、先日、舞台を観に行った

 『集団田中』のメンバーの皆様が、お客さん(ファン)をおもてなししてくれる

という、スペシャル企画でございます

舞台につづいて、夫と共に参加。

集合は、JR中央線の「阿佐ヶ谷駅 改札」。
夫は集合場所に直接来るので、一人で中央線。
中央線、実に4年ぶりくらいに乗りました。
ついでに、阿佐ヶ谷駅で降りたのは初めて。

中央線、昔からダイヤがゴチャゴチャしていて苦手です。
乗り慣れない、というのもあるんでしょうけど、
快速、特別快速(特快)、中央特快、通勤快速…??
どの電車がどの駅に停まるのか、相変わらずよく分かりません
(そういう電車の路線、増えましたね…最近)

新宿駅の中央線ホームに上がったら
 「通勤快速 河口湖行き」
というのが来ました。

どうやらこれは、阿佐ヶ谷には停まらないらしい。
(一応、夫にメールで確認したら、やっぱり停まらないとのこと)
次の「快速 高尾行き(だったかな)」で無事にたどり着きました。

阿佐ヶ谷までたどり着いたのはいいけど、15分くらい前に着いてしまい、
『集団田中』の方々っぽいグループが見当たらない。。。

待ち合わせっぽいグループはいくつかあったんですけど
 「あの~すみません…『集団田中』さんですか…?」
と聞くだけの根性無し…

例えばコレが
 「あの~鈴木さんですか?」
とか
 「XX会社の忘年会ですか?」
とかなら、まだ聞けたと思うんですけど
 「『集団田中』さんですか??」
って…、一体何の集まりだ?!と思われそう…

そんなこんなしていたら…向こうからエディーさんが
やってきてくれたのを発見!



その格好、相変わらず素敵ですわ!エディーさん
さすが「おもてなしいたします」と言っているだけはありますわっ!!

エディーさんが「あそこにみんな集まってるから」
と振り返った先には…集団田中の堀内さんが!!




この堀内さんの姿に、何となく懐かしさを感じた私。
どこかで馴染みのある格好…なんだろう???と思い返したら

  以前勤めていたパチンコ屋に出入りしていた
  タバコ納入業者の兄ちゃんそっくり(笑)

でした

「集団田中 ファン感謝祭」と書かれたスケッチブックを掲げた堀内さん。
 「目立ちますよねえ…」
と一言。

確かに、普通の方から見たら「何の集団だ?!」って感じですけど
(実際に、一人の男性が『集団田中?集団田中…??』と怪しいものを見る感じで
私と堀内さんの間を通り過ぎていきました)
もっと目立つ、っていうか、下手したら誤解されて警察に通報される?!
って方々がいましたので、驚きません。。。


「誤解されそうな方々」というのは、パチンコ屋で宣伝を頼んでいたチンドン屋さん。
当時
 午前中 → パチンコ屋の事務所
 午後 → その近くのコンビニ
で働いてました。

私がコンビニのシフトが入ってた日にチンドン屋さんが宣伝で来てたんですが、
なんと彼らは…チンドン屋の衣装のまま、コンビニに買い物にやってきたんです(笑)

宣伝用のサンドイッチマンの格好のまま、
あるいは、頭に風船つけたり、ド派手なメイクしたまま。

しかも、チンドン太鼓やら、楽器やら持ったまま…
チンドン屋の親方が、いつもピエロメイクをして、派手なタキシードを着て
シルクハットかぶって楽器を吹いてたんですけど、

  親方…ピエロメイクのままコンビニに入ってきた…

コンビニ強盗防止対策として、素顔が分からないと困るので
  「フルフェイスヘルメット着用のままの入店はお断りいたします」
と書いてあるんですが…

  ピエロメイクしてたら、素顔分からないじゃん…

なので
 「素顔が分からない、怪しい人がいますっ!」
って、警察に通報される可能性アリ?!
一緒にレジに入ってた私の相棒は、呆気に取られて立ち尽くしてましたよ。

チンドン屋さんたちも、パチンコ屋に居たはずの私がレジにいるので
 「あれ~?もしかしてパチンコ屋さんの人?」
って聞いてきたので
 「はい、午後はこっちで働いてまして…」
って感じで。

しかも、太鼓やら楽器やらが結構邪魔だったらしく
 「ちょっと待ってね~真っ直ぐだと太鼓が邪魔でお金払えないから」
って、横向いて御精算

チンドン太鼓とか、サンドイッチマンの札とか、おろしてくればいいじゃないですか…

って言ったら
 「外すのも結構大変でね~」
とのこと。

事情を知らないコンビニの人だったら、ビックリですね。。。


感謝祭の会場となったのは、いい雰囲気の沖縄bar。
出席者は
 集団田中側:エディーさん、なっぱさん、堀内さん、南部さん
と、ファンの方々。

正確には、南部さんは「集団田中」では無いんですが、来てくださいました。
というか、会場となったお店が、南部さんの行き着けだそうです。

一人足りない…足りないんです。
「集団田中」の社長(?代表)の田畑さん…
「ファン感謝祭」なのに、社長が居ない。
別の関係の営業で東中野に行っているので、終わったら来て下さるとのこと。

しかし、感謝祭の企画をほぼ一人でこなしたエディーさんが
 「田畑さんが来られない」
と聞いたのは、始まる3時間ほど前…
しかも本人から直接じゃなくて、堀内さん経由で聞いたんだとか…

傍観してるだけなら面白いんですが…企画から実行までこなしてる
エディーさんにとっちゃ、大変な事態ですよね。。。


階段を上っていくと

  チャイナドレスの、なっぱさんがお出迎え~




なっぱさん、ホント可愛いですわ、おきれいですわっ!

入り口で、番号が書かれたカードを引きました。
なっぱさんに
 「これ、なんですか?」
と聞いたら
 「これで、みなさんの後々の運命が決まるんですよ~」
って言われたので
 「あ、11番(私は11番のカードを引いたので)だったら島流しとか?(笑)」
とか言ってみました。

さて、テーブルに着いたところで開会の辞。

通常なら、主催者さん側が行うことが多いですが…
ここで、入り口で引いたカード登場!

司会のエディーさんが番号を指名して「開会の辞」を、お客さんに「無茶振り」。
あ、原稿はちゃんと用意されてました。

続いて「乾杯の音頭」。
こちらも、エディーさんの番号指名で「無茶振り」。
こちらは原稿無しなので、一発勝負~!でした。

どっちも私は当たらなかったですけどね。
が…突発的に「無茶振り」されても、ある程度は即興で行けるかな~と思います。

何でかというと…パチンコ屋に勤めていた当時、
私は事務所で事務やってたんですけど
パチンコ屋って、ホールでMC(マイクコメント)がありますよね。

「え~本日はXXX(店名)にお越しいただきまして~誠にありがとうございます。
本日、火曜スペシャル、火曜スペシャルデーとなっておりま~す。
スペシャルデーといたしまして、スペシャルな景品を多数ご用意しております。
現在、大海物語、大爆発中でございます~!!」

みたいなやつです。
(パチンコ知らない方、スミマセン…)

私はホールには出ないのでMCをやることは無いんですが、
MCの原稿があちこちにおいてあったので

  こっそり小声で練習してたwww

ことがありました。。。
ホールで働く気は全く無かったんですけど、MCだけは面白そうだなあ、と。


続いて歓談の時間。
私のテーブル(っても、座ってるのは私と夫)に、
なっぱさんがやってきてくれました~

なっぱさんと、いろいろお喋りさせていただきました。
なっぱさん『集』の舞台では、顔を白塗りにして登場するコントがあるんですが、
その次のコントには素顔で出るので、すぐに白塗りを落とさなければなりません。

そこで活躍したのが
 「ビオレ 拭くだけメイク落とし」
公演終了までに、5箱くらい無くなったらしいです。

確かに、あれ、使いやすいし、強力メイクもすぐ落ちるし、優れものですね~
でも「白塗り」まで落とせるとは思いませんでした…
なっぱさんが
 「エディーさん曰く『これが一番よく落ちる』だそうですよ~」
とのこと。

そういえば前に、エディーさんがブログで
 「これからメイクです」
って写真を載せてましたが、脇に置いてあるのは「ビオレのメイク落とし?」
と思っていたら、そうだったみたいです。

確かに「拭くだけメイク落とし」の類似品が沢山出てますが、
ビオレには叶わないですね…肌も荒れにくいし。

ビオレの回し者じゃないけど、ビオレのクレンジング・洗顔に関しては、
ビオレはロングセラーだし、ロングセラーでありつつ微妙に進化してるし、
「使える」のが多いですね。

メイク落としの話題に、全然ついていかれなかった夫。
いえ…普通の男性は、ついていけないのが普通なんですよ。
舞台に立つ人とか、ミュージシャンとか、
化粧品会社の人とか、メイク落としを使う人ならともかく、
普通の男性(会社員)が、メイク落としにやたら詳しかったら、
逆に怖いですよ…だから「ついてこられなかった」でいいんですよ(笑)

そして、しばらくして、エディーさんが来てくれました。

エディーさんに
 「サンホラのチケット…玉砕しました~」
って話をしたら、隣のテーブルにも、
サンホラチケット玉砕された方がいらっしゃいまして、
その方ともお話させていただきました。


続きまして、先日行われた『集』の映像を、集団田中の方々の
 「ネタ解説」
を交えながら上映。




『集団田中』のブログにアップされていて、既に知っていたネタもありましたが、
 「実は、このネタの裏にそんな事実がっ!!」
というのもあって、笑わせていただきました。

「ネタ解説」に関しては、書いていくと細かすぎてキリが無いので
割愛させていただいて…

ネタの解説でもありましたが、始終に渡って
 「田畑さんがいかに酷い風邪を引き みんなにその風邪がうつったか?!」
という話で持ちきり。
ちなみに私も、2回観に行って、2回とも「田畑菌」をしっかり頂いてしまいました。

つづいて「集団田中検定」。
コアでディープな「集団田中」のファンでも分からないだろう~
みたいな問題が15問ほど。
「集団田中」と出会って半月ほどの私。
当然、分かるはずも無く、全部当てずっぽ。直感。

「検定」が採点されている間に、南部さんによる
 「ウクレレ演奏」
素敵ですわっ!南部さん
ウクレレの演奏も、そのお姿も!!
ウクレレっていいですね~癒されます。




かつて、ウクレレをプレゼントしてもらえるかも!って機会がありましたが、
その話はなくなってしまい、ウクレレは持ってません。

つづいて、エディーさんの
 「生 あてぶり」
面白すぎですっ!
笑い転げました。
ほんとに「転げて」はいませんが(笑)
あてぶり、全部動画で撮影しちゃいました。

「集団田中検定」の採点が終わり、結果発表。
最高得点は8点。
8点が5人いるとのこと。

な、なんと、私も「8点」でした。
ビギナーズラック?あてずっぽって結構アテになる??女の直感??

頂いた商品は
 「環境戦隊 ステレンジャーTシャツ」
ステレンジャーは、地球の環境を守る「ご当地ヒーロー」でございます。

そんなところへ、遅れに遅れた田畑さん登場!
田畑さん…もうすぐ終わっちゃうんですけど




「集」で、田畑さんは「撮りテツ(鉄道の写真を撮るのが大好きな鉄道マニア)」
の役で出てたんですけど、実際に鉄道好きだそうです。
で、夫は中学時代に「鉄道研究会」に居た、かなりの鉄道好き。

田畑さん曰く
 「鉄道の写真はあんまり上手く撮れないんだよね」
とのことでしたが、乗るのは好き、とのこと。
なんか、夫と二人で鉄道の話してました。

田畑さんが駆けつけてきてくれたのもつかの間、会はお開きとなり、
エディーさんに
 「え~ここからは各自で注文をお願いします」
と言われたので、私と夫で、ドリンク&フードをちょっと注文。

時間の関係で、帰る方もいらっしゃいましたが、
場の流れで、私と夫のテーブルのところには堀内さんが。

隣のテーブルでは、エディーさんを交えて、ウツ(宇都宮隆)やTMの話で盛り上がってるみたいでした。

うちのテーブルは、堀内さんが来てくれたんですけれど、
私と夫と堀内さん、同世代であることが発覚。
(堀内さん、絶対私より若いと思ってたんですが…)
夫・堀内さん・私 の順で、1歳違いの3学年続きです。

で、突如私が
 「じゃあ『クラさんマーク』知ってます?」
と話を降ったら、二人して知ってると言って、
なんか小学生の時に見たNHKの社会科の教育テレビの話で盛り上がり。

「クラさん」は、小学4年生向け番組ですが、堀内さんが
小学3年生向け番組「探検ぼくの町」を知ってました。
夫の時は「探検ぼくの町」は無かったんです、確か。

その後
 「30代って、役者としても、仕事としても、生き方としても、微妙だし難しいね」
と「30代トーク」になり、30代について語る私たち3人。

楽しかったのですが…電車の時間も気になるので、23:30頃、お店を出ました。

エディーさんが先生をしている、パントマイムの教室の発表会が
今週だと聞いていたので
 「いつですか?」
と聞いたら、翌日とのこと。

時間と場所をメールして貰うことになって、翌日は発表会を観に行くことに。


笑いました、笑いました~ほんとに笑いました!
舞台『集』も笑いましたが、今日は「集団田中」の素顔に触れて
またまた笑いました!

年の瀬も迫っているのに、世界的に景気は悪くなる一方。
昨年末辺りからの「物価上昇」は一段落した感はあるものの、
値下がりすることなく家計を圧迫。
雇用情勢は悪化、ボーナス出ない企業も多数続出。

なんだか頼りない首相は、無責任発言連発だし…
日本はどうなるんだろ…と思うこともあるけど・・・

どうせ悪い状況なら、笑って過ごしましょ☆
メソメソしてても、笑っても状況に変化が無いなら、
笑って過ごした方が絶対トクだって!

「景気が悪い~物価が上がってる~」
って連発したって、景気が良くなるわけじゃないし。
(それで良くなるなら、100万回でも1000万回でも言うよね)

残り少ない今年も笑って、笑って年を越して、来年も笑い倒しっ!!

でも、シリアスな場面とか、先生や上司から大事な話をされてる時とかに
一人ウケして笑ったらダメですよ~
(昔、学生の頃、どうしても堪え切れなくて笑っちゃって
大顰蹙かいました…)


『集団田中』のみなさま、お疲れさまでした。ありがとうございました。
参加していただいた方々ともご縁があって、良かったです。
ありがとうございました。

来年もよろしくお願いします!!