先日、野口 健 氏 による「世界遺産にされて富士山は泣いている」を読み終えました。
新聞の書評欄で紹介されていたので読んでみた本です。
著者の野口健氏は、日本の代表的なアルピニスト。最近は、エベレストや富士山の清掃登山等、環境問題への取り組みでも注目されています。
本書は、その野口氏が、富士山の世界文化遺産登録をひとつのシンボリックな材料として、日本の環境保護問題の課題を浮き彫りにしたものです。そして、本書において著者が求めているのは、「富士山を世界文化遺産」として維持し続けるという点ではありません。それは、むしろ手段であり、究極の目的は「環境保護」にあるのです。
読後感については、また私のもうひとつのBlogでお知らせします。
先日、手嶋 龍一/佐藤 優 両氏 による「知の武装 : 救国のインテリジェンス」を読み終えました。
手嶋龍一氏と佐藤優氏、面白い取り合わせの著者なので興味を持ちました。
“インテリジェンス”という視点から、近年の日本を取り巻く多種多様な外交問題をテーマにしたお二人の会話が進みます。流石に“インテリジェンス”の専門家の視点はとても刺激的で興味深いものでした。
その人のもつ知識や経験値の多寡で、ある事象が示すメッセージを読み解く深さが天と地ほど異なってくるようです。
読後感については、また私のもうひとつのBlogでお知らせします。
先日、トキオ・ナレッジ による「正しいブスのほめ方」を読み終えました。
会社の同僚の方にお借りした本の2冊目です。
1冊目は「正しい太鼓のもち方 上司を転がす35の社交辞令」というタイトルだったのですが、こちらの方が先に出版されていたようです。
基本形は、「正しい○○のほめ方」。この本でも「○○を知る」の項で、○○の特徴を分析把握し、それをもとに具体的な“ほめ方”をアドバイスしています。
本書のサブタイトルは「「また会いたい」と思わせる35の社交辞令」。正直なところ、個々のケースの納得感は、「正しい太鼓のもち方」の方が優っているように思いましたが、所々ではなかなか教務深い指摘もありました。
読後感については、また私のもうひとつのBlogでお知らせします。
先日、トキオ・ナレッジ による「正しい太鼓のもち方 上司を転がす35の社交辞令」を読み終えました。
会社の同僚の方に2冊をお借りしたのですが、そのうち1冊目です。
“太鼓持ち”=「幇間」は、立派な芸人です。刻々変化する主人の“気分”や場の“空気”を読み、それに瞬時に対応する、それもちょっと気の利いた台詞や仕草で・・・、これは並大抵の器量の人間でできることではありません。
本書は、上司を「主人」と捉え、様々なタイプの主人ごとに35種類の「太鼓の持ち方」を具体的に指南した内容です。それも叩くべきシチュエーションごとに具体的な「台詞」という形で示しているので、極めて実践的?です。
ただ、このマニュアルどおりのことを私が実践するかといえば、ちょっとできませんねぇ。この歳になると、現実的に「太鼓を持つ対象」の方がほとんど見当たらないというのが最大の要因です。
読後感については、また私のもうひとつのBlogでお知らせします。
先日、石田 章洋 氏 による「スルーされない技術」を読み終えました。
レビュープラスというブックレビューサイトから献本されたので読んでみました。
著者の石田章洋氏は放送作家。石田氏の著作は、先の「企画は、ひと言。」に続いて2作目になります。
「スルーされない技術」というタイトルですが、これは、「自分の言いたいことを伝える技術」という意味でもあります。その点では、本書で紹介されている豊富なアドバイスは、会話や会議などに止まらずプレゼンテーションを行う場合にも大いに参考になりますね。
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