OMOI-KOMI 雑感

今までのBlogが読んだ本の感想が中心になってしまったので、こちらは気楽な日記用にしてみました

〔読了〕 粗にして野だが卑ではない―石田禮助の生涯

2009-03-29 14:26:13 | Book_Review
 本日、城山 三郎 氏による「粗にして野だが卑ではない―石田禮助の生涯」を読み終えました。

 今年は、小説・随筆といった文芸系の本のウェイトを増やそうと年初に決めたので、本書はその一環です。

 城山三郎氏の作品は、はるか以前「官僚たちの夏」「毎日が日曜日」等何冊かは読んでいます。
 今回の作品の主人公は、石田禮助。
 実在の人物ですから、小説というよりは城山流伝記という趣きです。

 石田氏は、西伊豆の松崎の生まれで、東京高商(現一橋大学)を卒業後三井物産に就職。長い海外勤務で目覚しい業績を残し代表取締役社長を経て退職しました。
 その後昭和38年、当時の池田首相に請われ財界人から初めて国鉄総裁になりましたが、その時、齢78歳。

 タイトルの「粗にして野だが卑ではない」とは、石田が国鉄総裁に就任した後、国会での初登院で言った言葉です。
 伝説の「堅物」ですね。

 読後感については、また私のもうひとつのBlogでお知らせします。


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〔読了〕 超凡思考

2009-03-28 14:36:27 | Book_Review
 本日、岩瀬 大輔・伊藤 真 両氏による「超凡思考」を読み終えました。

 現在、司法試験用の塾を主宰している伊藤真氏とネット生命保険会社の副社長岩瀬大輔氏という師弟コンビの著した、思考法・表現法等に関するHow To本です。

 平易な文章で読みやすいのですが、残念ながら、これといって特に目新しい気づきはありませんでした。
 強いていえば、多くのHow To本が、著者自身が実行している方法を読者にも薦める内容であるのに対し、本書のスタンスは、著者たち自身が「自著の方法論はあくまで参考であり、読者自身で自分に適した方法を見出すことを薦めている」という点でしょうか。

 読後感については、また私のもうひとつのBlogでお知らせします。


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〔読了〕 昭和なつかし博物学―「そういえばあったね!!」を探検する

2009-03-26 22:58:18 | Book_Review
 昨日、周 達生 氏による「昭和なつかし博物学―「そういえばあったね!!」を探検する」を読み終えました。

 最近、「昭和」という時代にちょっと関心があるのですが、さらに「そういえばあったね!!」というタイトルも気になって手に取ってみた本です。

 著者の周達生氏は、動物生態学・民族学の専門家で国立民族学博物館名誉教
授、広汎な文献調査と実物・事実を求めてのフィールドワークで、「ウグイスの糞」「ガマの油売り」「ヤマガラの芸」「ウミホオズキ」・・・といった昭和期の懐かしい風物を紹介していきます。

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〔読了〕 経済は感情で動く― はじめての行動経済学

2009-03-22 19:47:39 | Book_Review
 本日、マッテオ・モッテルリーニ氏の「経済は感情で動く― はじめての行動経済学」を読み終えました。

 このところ私としてちょっと気になっている「行動経済学」の入門書です。

 各章ごとに設問があり、読者の選択を求めながら解説が進んでいきます。読者参加型の本とも言えます。
 設問に対する自分自身の答えを振り返ることによって、自分の「非合理度?」を感じながら読み進めることができるので、自然と関心も深まります。

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  具体的な感想のURLは、以下のとおりです。

   http://ck.treview.jp/out/9/review/362482

   http://ck.treview.jp/out/9/review/363169



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〔読了〕 雪

2009-03-20 18:23:14 | Book_Review

 本日、中谷 宇吉郎 氏の「雪」を読み終えました。

 人によっては、ファラデーの「ロウソクの科学」と並び評する著作でもあるので、いつか読んでみようと思いながら今に至ってしまいました。

 ひとつの研究に対し、一途に真正面から取り組んできた科学者の、静かではありますが熱い気概がしっかりと感じられる内容でした。

 旧仮名遣いが似合う素晴らしい著作です。

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