本日、井上 久男 氏による「トヨタ 愚直なる人づくり‐知られざる究極の「強み」を探る」を読み終えました。
トヨタの「強さ」の源泉を説く書籍は、それこそ山のように出版されていますが、本書は、その中でもかなり最近のものです。
著者の井上氏は元朝日新聞社の記者。文章は簡潔で非常によみやすく、内容も丹念な取材に裏打ちされてよくまとまっています。
世の中に溢れている「カイゼン」「カンバン方式」といった定番の「トヨタ生産方式」の解説はほとんど省いて、「人づくり(人材育成)」に焦点を絞った点も成功しているのではないでしょうか。
読後感については、また私のもうひとつのBlogでお知らせします。
具体的な感想のURLは、以下のとおりです。
http://ns-blog.blogzine.jp/omoikomi/2008/05/post_6f87.html
http://ns-blog.blogzine.jp/omoikomi/2008/05/post_57bc.html
http://ns-blog.blogzine.jp/omoikomi/2008/05/post_abbf.html
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本日、白洲 正子 氏による「私の古寺巡礼」を読み終えました。
白洲次郎氏に関する本は何冊か読んだことはあるのですが、正子氏の本は初めてです。
正子氏が若狭・熊野・近江・奈良等の寺社を巡った、その折々を記したエッセイ集です。
飾り気のない素直な語り口で、それでいて細かな心遣いが感じられる文章ですね。
耳学問ではなく自らの感性と体験でとらえた印象・思いを、極々自然体で綴っていきます。
読後感については、また私のもうひとつのBlogでお知らせします。
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本日、渡辺 弘美 氏による「ウェブを変える10の破壊的トレンド」を読み終えました。
著者の渡辺弘美氏は、昨年(2007年)までJETROニューヨークセンターにおいてIT分野の調査を担当していたとのこと。
最新のWebの世界のトレンドを、「Direct」「Web-Oriented」「Semantic Technology」といった10のキーワードにまとめ、それぞれごとに、欧米を中心にすでに提供されているサービスや技術を具体的に紹介していきます。
あえて著者のコメントのウェイトを抑え、事実・現象の列挙に重きをおいた本書のコンセプトのおかげで、紹介された情報の密度は濃くなり、私としても、いろいろな気づきを得ることができました。
読後感については、また私のもうひとつのBlogでお知らせします。
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本日、勝間 和代 氏による「効率が10倍アップする新・知的生産術-自分をグーグル化する方法」を読み終えました。
勝間氏の本を読むのは、本書が初めてです。
非常に読みやすいのですが、内容は、「How-Toのインデックス」といった趣きです。
本質的な部分について、説明が貧弱だったり、他の書籍の紹介で済ませていたりと物足りなさが残ります。
そういうコンセプトのものだと予め分っていれば意外感もないのでしょうが、そのあたり少々勘違いしていたようです。
ただ、本書で紹介されているTipsは、非常に具体的で、ともかく何か実行しようと決意した場合はストレートに参考になりそうです。参考文献はともかく、お薦めのツールを具体的商品名まで挙げて説明をしている本には、なかなかお目にかかれません。
読後感については、また私のもうひとつのBlogでお知らせします。
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本日、鈴木 博之・藤森 照信 氏らによる「奇想遺産-世界のふしぎ建築物語」を読み終えました。
本書は、朝日新聞日曜版「be on Sunday」に同名《奇想遺産》という連載コーナーで紹介された建築物の中から「77作品」をセレクトしてまとめたものです。
掲載された建築物は古今東西バラエティに富んでいて、パラパラとページをめくるだけでも楽しいものです。
個々の紹介文はそれぞれの建築物の解説にとどまらず、その建築物に触発された著者たちの主張がみえ、そちらの方も興味深いものがありました。
読後感については、また私のもうひとつのBlogでお知らせします。
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