先日、トーベ・ヤンソン 氏 による「ムーミン谷の名言集」を読み終えました。
ムーミンのアニメは観たことはないのですが、あの柔らかな独特の雰囲気は気になっていました。そんな関心から手に取ってみた本です。
内容は、ムーミンの小説・コミック・絵本などから拾い上げた「フレーズ集」です。私のように、ほとんどムーミンを知らない人でも、何となくムーミンとその仲間たちの和やかな姿が浮かんでくるような、ほのぼのとした内容ですね。
ただ、タイトルの「名言集」というイメージで手に取ると、ちょっとギャップを感じるかもしれません。決して教訓めいた箴言が詰まった本ではありませんから。
読後感については、また私のもうひとつのBlogでお知らせします。
先日、ハリエット・アン・ジェイコブズ 氏 による「ある奴隷少女に起こった出来事」を読み終えました。
以前の会社の同僚の方からのお勧めで読んでみました。
評判どおりの良書、改めて「人として大切なこと」を深く深く考えさせられる内容です。
舞台は19世紀のアメリカ南部。主人公は、あるときから自分が奴隷であることに気付かされ、その悲惨な境遇に陥った少女です。
過去の一時代、一体全体どういう理屈で何であんなことが罷り通っていたのか・・・、人間の狂気が普遍的に実在していた時代が確実にあったのです。
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先日、芥川 龍之介 氏 による「蜘蛛の糸・杜子春」を読み終えました。
混んでいる通勤電車の中で読むための文庫本が切れたので、いつも行く図書館で借りてきました。本当に久しぶりの芥川龍之介です。
おそらく遥か以前、ひょっとすると30年から40年前に一度は読んだことのある作品が大半だと思います。が、細部に渡って記憶に残っているかというと、「蜘蛛の糸」や「杜子春」ですら危なっかしかったですね。
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先日、若杉 冽 氏 による「原発ホワイトアウト」を読み終えました。
現役霞が関官僚の著作ということで大いに話題になった本です。
「ノンフィクション・ノベル」という中途半端なスタイルにも興味を持って読んでみました。
ただ、期待が大きかった分、正直に言って落差が大きいですね。
今回の福島原子力発電所事故を取り上げた著作としては、以前に船橋洋一氏の「カウントダウン・メルトダウン」を読んだのですが、私としては、船橋氏の著作の方がお薦めです。
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先日、ルーク・ハーディング 氏 による「スノーデンファイル 地球上で最も追われている男の真実」を読み終えました。
話題のノンフィクションです。
全世界のメールや通話情報など大量の情報がNSA(米国国家安全保障局)により監視・収集されていたという驚きの事実。その始まりは、やはりあの事件、“9.11”でした。 そして、この実態がエドワード・スノーデンの登場により白日の下にさらされたのです。
方法については、もちろん様々な立場から様々な評価がなされています。また動機の面からも「理想が高潔であれば、何でも許される」というわけではありません。しかしながら、この事実が、全く人々の目から隠蔽されていてよいものではないでしょう。
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