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S&P500観測(週足)0422

2010年04月22日 17時54分11秒 | S&P500およびDJI等
再び株である、アメリカ株インデクスS&P500を採り上げてみたい

S&P500はNASDAQ・ニューヨーク証券取引所・アメリカン証券取引所上場から代表的500銘柄の株価を基に算出され、1957年3月分からのデータが存在するところも嬉しい
アメリカ株式市場の約75%を占める大型株を代表しているとされ、古い業種からハイテク、そして世界経済の動向を占う上でも重要な小売、利益ではアメリカの基幹産業化している金融までと、アメリカ経済のパフォーマンスを示す代表指標なのは周知の通りである

2007年10月の過去最高値1576.09を頂点に、2009年3月666.8(何666?悪魔的)まで、実に910ptもの下落を見せた
ここで大きな財産を失った人が大多数だったろう事は想像に難くない一方で、ショータにとっては笑いの止まらない局面であった、不謹慎だがそれがマーケットの現実だろう
上昇をちまちま取って行くのは退屈だし効率が悪いが、コンパスと度胸があれば、下落や暴落局面で一生分の財産を築く事ができる

市井の、そしてここが特に重要なのだが、「自己資金でマーケットに参入する個人の私」でさえそういう発想になるのだから、プロは言うに及ばすだろう
まして彼らは自己資金ではない、会社の金を動かし損失は部門が被る環境だ(金融危機突入後は、そのスケールが1段も2段も飛躍して、今やトレーディング部門は国家の金と信用をバックにしている事を、果たしてどれだけの納税者が理解しているだろうか)

更に、彼らのうちいくらかは、自らマーケットを主導できる立場にいる事を忘れてはならない
退屈で面白みのない上げ相場の面倒を思えば、短期間に爆発的な利益を得たい、と考えない理由はない、これはアメリカSECの主張(値下がり確実なものを売り、自らは下げに賭けた)にも大筋で沿っている
「度胸」と「邪な発想」の結合を防ぐ事ができるのは「法」、恐らくほとんどは「モラル」だけなのだと思う
・・・とまあ、自論をぶっても詮無い事なので、機会があれば別エントリを持ってみたい
重ねて言うが、下げ、特に暴落局面のポジションは、魂が身体から抜ける程の恐怖心と、恐怖に克つ「度胸」が必須、としておく

本題のテクニカル的アプローチに戻る

週足のような長い期間のチャートインディケータから得られる情報は、値千金だ
ダマシがほぼなく、正確な示唆をくれる、その情報は時に神懸っているとさえ思える時がある、とは、詩的に過ぎるだろうか

上ではCCIを代表として見ているが、インディケータの惚れ惚れするようなサインに注目だ
下落開始~底打ち反転まで、更に中間の利食いや戻り売りポイントをも、完璧なタイミングで教えてくれている(下落開始前は上図には含まずあしからず)
現在は、大きな下落幅の60%を戻したところで、なお一直線に上昇中である、ただし、第1サポートラインは割って、第2サポートが有効になっている、なるほど
%の横軸は、上昇下降幅の目安だ、エリオット波動理論に照らし合わせると、実にキレイな上げ相場である事が分かる、唯一2波と4波(:と仮定した場合)がシンプル過ぎる事が気になる位だろうか

インディケータは興味深い、時に驚くような情報を発信してくる
私の見るところ、この上げは1つ典型的なパターンを描いているし、何より興味の対象は、たった14ヶ月で550ptもの上げを演じていながら、取るべき高値ポイントを一度も取っていない点に尽きる
データの残る限り過去の上昇局面と比較してみた場合、その異様さは際立つのだ
話を面白くするため極端化すると、今後起こりそうなケース2通りが想定できるのではないか

先ず、インディケータに神様が降りてきているケース(笑
つまり、プライスが取るのにインディケータが取らないのは、天の未来啓示と解釈してみる
今後起こりうるストーリはこんな感じになるだろう
数ヶ月以内にロケットに火が点いて、本来インディケータが取るべきポイントへ一気に達し「最初のサインが点灯」する
上げの3段ブースタ状態(即ち5波)で、経済指標も益々良好、誰もが危機は去ったと確信するかもしれない
その後連続して取るべきポイントに達しないのを確認すれば、準備をしていたコントラリアンだけに絶好の仕事場を提供する事になる
チャートからも天井示唆の形が伴えば更に心強いだろう、ここは度胸が試される局面だ、そして、何となく既視感が漂う

他方、サインの純粋な解釈からは、今後のとんでもない上昇相場のスタート地点に立ったばかり、という可能性があるだろう、実際アメリカ誌WSJにはこの線の論調があるようだ
こちらのケースだと、上昇相場はいつまで続くか分からないほど強力で、550pt上げても、未だ推進波第1波動すら終わっていない可能性がある
尤もこれには性質の良くないインフレ並進の可能性も考えなくてはならないだろう
どちらのストーリであっても、トレーダはその方向に付いて行くしかないので、決め打ちする事に大した意味はない

赤枠内は最初のケースを想起させる例として、天井圏の振る舞いを観察してみたものだ
プライスの動きを見て欲しい、参加者が迷い、苦しみ、右往左往する様が手に取るように想像できるではないか
その中でも、たった1つか2つで良い、シンプルなテクニカル的判断基準をマスターしさえすれば、身を守ることができる、他人を信用すべきではない
私は今後長い間、先進主要国では、株の長期保有者が必ず成功する局面は終わったかもしれない可能性を考えて始めている


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