詩絵里(★シェリー★)の星の囁き達

尾崎詩絵里(★シェリー★)の自作恋愛小説及びポエム、写真専用部屋です。掲載文の引用、転載は固くお断りいたします。

恋愛小説「Dear my・・・」第十一章

2011年06月08日 | 恋愛小説「Dear my・・・」
恋愛小説「Dear my」は、作者のオリジナルフィクション物語であり、登場する人物、団体名は実在するものとは全く関係ありません。
(作者が、3年前に友人の依頼で作成したもので、当時、登場人物の名前に困った
ため嵐メンの名前を少し拝借させていただきました。)
純愛をテーマにしているので年齢関係なく読める恋愛小説になっています。
よければ、気軽にコメントください。

現在、
純愛小説「Dear my・・・」
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とちょっと大人の恋物語「途中下車」
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を適宜掲載しております♪よければ両方読んでみてください★

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第十一章 目覚め


遠くから、二宮君と相葉君の声が聞こえてきた。
ガバっと私は、その場で起き上がった。

「うわ・・・・びっくりした・・櫻井大丈夫か?」
「あ・・・はい。」
「・・・・櫻井ありがとな・・・」

眠い目をこすると二宮君が、かすかに微笑んで私の方をみていた。
私は、急に立ち上がると、めまいがして、そのまま後ろに倒れてしまった。

「大丈夫か櫻井!!」
「いたたた・・・」
「お前ってみかけによらずドジだな・・」

二宮君と相葉君が笑って手を差し伸べてくれた。

「私・・・昔からおっちょこちょいで、早とちりでドジなんです・・・」

その一言が、また二人の大爆笑を引き起こしてしまった。
するとその笑い声に気づいたかの智慧と奈緒が入ってきた。

「二宮君・・・友香大丈夫・・・びっくりしたよ。友香があんなに真剣な顔して先輩に意見するなんて」
「そうだよ・・・嫁入り前の娘が・・・病人とはいえ、男性の部屋に泊まるなんて・・」

智慧の言葉に反応して私は真っ赤になってしまった。

「ちょ・・・ちょっと二人ともやめてよ・・・
二宮君が私の前で倒れたから心配で、心配で、どうせ自分の部屋で寝ても、心配で眠れそうになかったから。」

本当は、オチャラけようと思ったのに素直な言葉が口からでてきた。すると気が緩んだのか、両目から涙があふれてきた。

「よかった・・・本当に二宮君・・・」

~第十ニ章「友香の涙」へつづく~
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