詩絵里(★シェリー★)の星の囁き達

尾崎詩絵里(★シェリー★)の自作恋愛小説及びポエム、写真専用部屋です。掲載文の引用、転載は固くお断りいたします。

第三十三話「感性」青春恋愛小説 恋花~KOIBANA~

2012年04月26日 | 恋愛小説「恋花~KOIBANA~」
恋愛小説「恋花」は、
作者のオリジナルフィクション物語であり、登場する人物、団体名は実在するものとは全く関係ありません。
高校3年生の淡くてせつない恋物語を描いていきたいと思っています♪
純愛をテーマにしているので年齢関係なく読める恋愛小説になっています。

☆,。・:*:・゜'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・゜'★,。・:*:・

ご訪問ありがとうございます♪
最初からお読みになる方は下記からお願いいたします。
http://blog.goo.ne.jp/sherry0324/e/a0c8b2c73b89bbe44d21aed4421777f2

☆,。・:*:・゜'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・゜'★,。・


第三十三話「感性」



「俺も実は、カルボナーラセットか、チキントマトステーキセットか悩んだんだよね~」
オーダーが終わった瞬間、庄司君がつぶやく。

「本当?私も・・・実は・・・パスタではカルボナーラが好きで、お肉ではチキンが一番好きだから♪」
「俺も・・・同じ~なんか、美咲さんとは、気が合いそうだよね・・・」
と庄司君が、うれしいことを言ってくれる・・・・・

そんな言葉に後押しをされたのか、すんなりと前から訊きたかった言葉が口からすべりでる。

「庄司君は、瑠の曲で何が好き?」

庄司君は、考える間も無く、即答をした。
「ファーストアルバムでは、勿忘草。これが一番好き。セカンドでは、哀の街だな。
この間買ったサードアルバムは、まだ聞き込み中だから・・・・・」

全身に熱い思いが駆け巡ってきて思わず少し大きな声になってしまう。
「本当?本当?私も、勿忘草と哀の街が好きで・・・・・
携帯の着うたにもしてるんだ。」
「俺も一緒wwwメールが、勿忘草で電話が、哀の街。」
「私も一緒!」
思わず少し声が大きくなってしまう

「でも、一般的には、ファーストの『愛』やセカンドの『蒼の時間』が代表曲的に言われていない?シングルカットもされているし・・・・健人もその二曲の方が好きだって言っているし。」
「まぁ確かに、歌詞も曲調も万人受けはするかも・・・・でも、勿忘草にこめられた思いのほうが切ないし、哀の街・・・あれが、瑠の音楽の原点だと思うな。」
「うん。なんかうれしいな♪同じ感性を持っている人に出会えて。」
「俺も。でも、本当に美咲さんと海藤先輩って仲いいよね~。俺たち2年はみんなつきあっているんだと思っていた。美咲さんは今、彼氏とかいないの?」
「え・・・うん。」


なんか恥ずかしくて、うつむいてしまう。

「そっか。よかった。俺も、瑠の音楽で、こういった話できる人周りにいなかったし。」
一瞬、よかったの意味を違うほうに捉えてしまい、心臓がドキっと跳ね上がる。


違う・・違う。へんな期待するな私の心。同じ、感性の人にあえてうれしいってことだよ。
と思ったとき、お互いにオーダーをしていた料理が運ばれてきた。

結局、私たちは、取り皿をもらい、仲良く半分づつ食べ、その後も瑠の音楽談義はつきることはなかった。




第三十四話「約束」へつづく~





◆よければポチをお願いいたします↓ 皆様の応援が、ブログの更新の励みになります☆ 是非よろしくお願いします!!◆

にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へにほんブログ村



☆,。・:*:・゜'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・゜'★,。・


小説の感想、ポエムのリクエスト、感想もお待ちしております。
よければ、気軽にコメ下さい。
(以前、H系及び中傷コメがあったため、承認制になっております。)

アラシゴト中心の日々つぶやきブログもよろしく!
★シェリー★の輝きの小部屋~chez moi~
http://blog.goo.ne.jp/shelly0324

【過去の小説一覧】

こちらから


人は残酷な生き物だ・・

2012年04月26日 | オリジナルポエム
「人は残酷な生き物だ」
~オリジナルポエム~


人は
世界中の生き物の中で
一番
残酷かもしれない

するどい爪でもなく
とがった牙でもなく

嘲笑
冷笑
悪意の含んだ言葉で
他人を傷つけていく

心にささった小さな棘は
やがて心の奥にたどり着き
涙の
ダムを決壊させる

やがて
涙の泉は底をつき
心がひび割れ
精神が
崩壊していく

ホワイトアウトした
現実逃避の世界へ
廃人として
また一人
送られてくる・・・・


☆,。・:*:・゜'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・゜'

昨日
4月25日
尾崎豊の命日
渋谷のクロスタワーへ行ってきました。

私の心の雨のような
寒さの中で
彼の曲を
みんなと一緒に
歌ってきました。








★ポチをお願いいたします↓ ブログの更新の励みになります☆ 是非よろしくお願いします!!★

にほんブログ村 ポエムブログへにほんブログ村


☆,。・:*:・゜'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・゜'★,。・

■現在、青春恋愛小説を掲載しています。
よければ、こちらも遊びに来てください♪

◇高校生の淡い青春恋物語「恋花~KOIBANA~」
http://blog.goo.ne.jp/sherry0324/e/a0c8b2c73b89bbe44d21aed4421777f2

小説の感想、ポエムのリクエスト、感想もお待ちしております。
気軽にコメ下さい。
(以前、H系及び中傷コメがあったため、承認制になっております。)

■アラシゴト中心の日々つぶやきブログもよろしく!
★シェリー★の輝きの小部屋~chez moi~
http://blog.goo.ne.jp/shelly0324

■ダイエットブログ
今年にはいって▲6kg
ダイエットダイアリー
☆*~アメジストの夜明け~*★
~お酒をやめないダイエット~
http://blog.goo.ne.jp/junka0830
もよければ遊びに来てください♪

Twitterやってます!
@ShellyJun0830
よければフォローしてください♪
ブログの更新通知とアラシゴトのつぶやきです♪



第三十二話「ライブの後」青春恋愛小説 恋花~KOIBANA~

2012年04月25日 | 3行詩・4行詩・5行詩・6行詩・7行詩
恋愛小説「恋花」は、
作者のオリジナルフィクション物語であり、登場する人物、団体名は実在するものとは全く関係ありません。
高校3年生の淡くてせつない恋物語を描いていきたいと思っています♪
純愛をテーマにしているので年齢関係なく読める恋愛小説になっています。

☆,。・:*:・゜'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・゜'★,。・:*:・

ご訪問ありがとうございます♪
最初からお読みになる方は下記からお願いいたします。
http://blog.goo.ne.jp/sherry0324/e/a0c8b2c73b89bbe44d21aed4421777f2

☆,。・:*:・゜'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・゜'★,。・

第三十二話「ライブの後」



私にとって、はじめての小松崎瑠のライブは、想像していた以上だった。
CDも擦り切れるほど聞いていたし、ライブDVDも持っているので、雰囲気
はわかっているはずだったけれど、その臨場感、一体感は、そして震える空気は、
感動の嵐で、私は、ただただ、圧倒され、瑠の曲、歌、声、MCすべてに
引き込まれ、始まった直後から、隣に庄司君がいるのも忘れていた。
瑠の音楽に身をゆだね、魂の叫びに呼応し、アンコールが終わってからも、なかなか
感動の世界から自分自身が戻ってくるのに時間がかかっていたようだ。

「先輩・・・?」
「あ・・あぁごめん。す・・・すごかったね!!」
私は、最後のアンコールで瑠の曲の中で一番好きな「勿忘草」を生の12弦ギターの弾き語りで聞けた感動の涙をやっとぬぐっていたところだった。

「おなかすいちゃったね。先輩さえよければ、夕飯食べていこうよ。ライブの話もしたいし。」
「うん。」

きっと庄司君は下調べをしておいてくれたのだろう。
コンサート会場から、駅に向かう途中で入った、レストランは、私たち学生が気軽に入れる、ちょっと小洒落たお店だった。

庄司君は、カルボナーラセット。私は、チキントマトステーキセット。
食後に二人ともアイスティーを頼んだ。

「俺、コーヒー苦手なんだよね・・・」「うそ!私も・・・・」
「本当?そっか・・・・なんかうれしいな、美咲さんと一緒だなんて・・・」
先輩呼びから、苗字にさん付けになっていて私は一瞬びっくりした。

「学校じゃないし、ここで先輩、先輩ってなんか、ハタから見ても変かな~って、思ったんだけど、迷惑じゃない?」
庄司君が、気遣って訊いてくれる。
そういうところが、好きなんだな~
なんていまさらながら思ってしまう。

「あ・・もちろん。」
確かに、たぶん周りからみたらカップルに見えるであろう←かなり希望的観測入りww
なのに、会話で先輩呼びされるのは確かにきつい・・・



~第三十三話「感性」へつづく~





◆よければポチをお願いいたします↓ 皆様の応援が、ブログの更新の励みになります☆ 是非よろしくお願いします!!◆

にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へにほんブログ村



☆,。・:*:・゜'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・゜'★,。・


小説の感想、ポエムのリクエスト、感想もお待ちしております。
よければ、気軽にコメ下さい。
(以前、H系及び中傷コメがあったため、承認制になっております。)

アラシゴト中心の日々つぶやきブログもよろしく!
★シェリー★の輝きの小部屋~chez moi~
http://blog.goo.ne.jp/shelly0324

【過去の小説一覧】

こちらから


身体~からだ~五行詩

2012年04月25日 | 3行詩・4行詩・5行詩・6行詩・7行詩
五行詩
身体~からだ~



熱くほてっていく

この身体が・・

あなたの唇で

灯りを点され

このまま一緒に溶けていきたい・・・






★ポチをお願いいたします↓ ブログの更新の励みになります☆ 是非よろしくお願いします!!★

にほんブログ村 ポエムブログへにほんブログ村


☆,。・:*:・゜'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・゜'★,。・

■現在、青春恋愛小説を掲載しています。
よければ、こちらも遊びに来てください♪

◇高校生の淡い青春恋物語「恋花~KOIBANA~」
http://blog.goo.ne.jp/sherry0324/e/a0c8b2c73b89bbe44d21aed4421777f2

小説の感想、ポエムのリクエスト、感想もお待ちしております。
気軽にコメ下さい。
(以前、H系及び中傷コメがあったため、承認制になっております。)

■アラシゴト中心の日々つぶやきブログもよろしく!
★シェリー★の輝きの小部屋~chez moi~
http://blog.goo.ne.jp/shelly0324

■ダイエットブログ
今年にはいって▲4kg
ダイエットダイアリー
☆*~アメジストの夜明け~*★
~お酒をやめないダイエット~
http://blog.goo.ne.jp/junka0830
もよければ遊びに来てください♪

Twitterやってます!
@ShellyJun0830
よければフォローしてください♪
ブログの更新通知とアラシゴトのつぶやきです♪





第三十一話「思い出」青春恋愛小説 恋花~KOIBANA~

2012年04月24日 | 恋愛小説「恋花~KOIBANA~」
恋愛小説「恋花」は、
作者のオリジナルフィクション物語であり、登場する人物、団体名は実在するものとは全く関係ありません。
高校3年生の淡くてせつない恋物語を描いていきたいと思っています♪
純愛をテーマにしているので年齢関係なく読める恋愛小説になっています。

☆,。・:*:・゜'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・゜'★,。・:*:・

ご訪問ありがとうございます♪
最初からお読みになる方は下記からお願いいたします。
http://blog.goo.ne.jp/sherry0324/e/a0c8b2c73b89bbe44d21aed4421777f2

☆,。・:*:・゜'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・゜'★,。・

第三十一話「思い出」



男子のまつげが不自然に長くならないように、カップルコースを選んだのが
間違いだった。

初めてプリクラを撮る庄司君、「はいピースして!」とか「じゃ、今度は、顔を寄せて」
とか
機械にいわれるままにポーズをとる。
カップルでもないのに、距離は完全にプライベートスペースにはいってくる。
「じゃ、最後は、全身、背中合わせで」
なんていわれて、私も最初は、恥ずかしかったけど、赤い顔が残るのもイヤなので
開き直って同じくポーズをとる。

ヒヤヒヤの時間は終わり落書きコーナーへ・・・・
「うわ!!先輩かわいい!!!」
イヤイヤだから、プリは誰でもかわいく写るもんなんだって・・・・
と冷や汗をかきながら説明をする。

いつもは、小さめできらいな目もプリでは、自然な大きさになって、確かに自分で見てもかわいく撮れていると思う。

顔をよせあったり、背中をぴったりくっつけたり、プリの写真だけみたら、どこから見ても完璧な恋人同士だった。

プリントされた写真の一セットを私にくれる。

「え・・・と庄司君、この写真・・・」
「大丈夫だよ。人目がつくところには貼らないから。
海藤先輩とか、藤崎先輩とかに見られたら大変でしょ・・・・」
とちょっといたずらっこの目になって庄司君が言う。

「あ・・・うん。」
それよりも庄司君のファンの子に見られたら殺されそうだと思いつつも口に出さずにいる。

「じゃ、会場に行こうか・・・・」
というと自然に庄司君が、私の手をとる。
庄司君の手。
大きくて温かい手・・・・

この手をずっと握っていたい・・・
そんな途方も無い夢が私の心に去来する。

でも、いい・・・・
今日の思い出に
こんなに素敵な宝物が出来たのだから。



第三十二話「ライブの後」へつづく~




◆よければポチをお願いいたします↓ 皆様の応援が、ブログの更新の励みになります☆ 是非よろしくお願いします!!◆

にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へにほんブログ村



☆,。・:*:・゜'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・゜'★,。・


小説の感想、ポエムのリクエスト、感想もお待ちしております。
よければ、気軽にコメ下さい。
(以前、H系及び中傷コメがあったため、承認制になっております。)

アラシゴト中心の日々つぶやきブログもよろしく!
★シェリー★の輝きの小部屋~chez moi~
http://blog.goo.ne.jp/shelly0324

【過去の小説一覧】

こちらから


恋愛ポエム~香り~

2012年04月24日 | 恋愛ポエム
香り
~オリジナルポエム~


香りは
なぜもこんなに残酷なのか

忘れていたのに
忘れたいのに

記憶の奥底にしまっていた
彼との思い出箱を
いとも簡単に開いてしまう

いつも彼が身にまとっていた香り
私が大好きだった香り

いだき合うたびに
それは私の香りにもなり
共犯者の微笑みを交わした

彼とは違う
髪の長い男が
私のそばを通り過ぎる

隣の小さな背をした
彼女の肩に
その手をまわしながら
まるで彼女が壊れてしまわないか
この世のすべてから守るかのように


忘れていた香りが
わたしを過去のラビリンスへと誘う

もう二度と会うことのない
彼のことを思い出し
私の心が
キシキシ泣き出した・・・

*******

シャネルNO.5
私が時々身にまとう香水の名前

かっこつけたくてしているわけじゃない。

人よりも鼻が敏感な私は
好きではない香りが多い

唯一自分の体から発していても
ゆるせる匂い

夜に予定があるときだけに
身にまとう香り
元々香水が好きじゃないから・・

よく子供たちに
ママの匂いがすると言われる
休日
香水もつけていないのに

自分の匂いはわからない
でも子供たちは、ママの匂いも
パパの匂いも好きなようだ・・

匂いは
香りは
想い出と結びついていることが多い

なぜか私は
沈丁花の香りを感じると
懐かしくて
泣き出しそうになる

つながる思い出もないのに
子供のころが
懐かしくて・・・・

★ポチをお願いいたします↓ ブログの更新の励みになります☆ 是非よろしくお願いします!!★

にほんブログ村 ポエムブログへにほんブログ村


☆,。・:*:・゜'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・゜'★,。・

■現在、青春恋愛小説を掲載しています。
よければ、こちらも遊びに来てください♪

◇高校生の淡い青春恋物語「恋花~KOIBANA~」
http://blog.goo.ne.jp/sherry0324/e/a0c8b2c73b89bbe44d21aed4421777f2

小説の感想、ポエムのリクエスト、感想もお待ちしております。
気軽にコメ下さい。
(以前、H系及び中傷コメがあったため、承認制になっております。)

■アラシゴト中心の日々つぶやきブログもよろしく!
★シェリー★の輝きの小部屋~chez moi~
http://blog.goo.ne.jp/shelly0324

■ダイエットブログ
今年にはいって▲6kg
ダイエットダイアリー
☆*~アメジストの夜明け~*★
~お酒をやめないダイエット~
http://blog.goo.ne.jp/junka0830
もよければ遊びに来てください♪

Twitterやってます!
@ShellyJun0830
よければフォローしてください♪
ブログの更新通知とアラシゴトのつぶやきです♪


第三十話「プリ」青春恋愛小説 恋花~KOIBANA~

2012年04月20日 | 3行詩・4行詩・5行詩・6行詩・7行詩
恋愛小説「恋花」は、
作者のオリジナルフィクション物語であり、登場する人物、団体名は実在するものとは全く関係ありません。
高校3年生の淡くてせつない恋物語を描いていきたいと思っています♪
純愛をテーマにしているので年齢関係なく読める恋愛小説になっています。

☆,。・:*:・゜'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・゜'★,。・:*:・

ご訪問ありがとうございます♪
最初からお読みになる方は下記からお願いいたします。
http://blog.goo.ne.jp/sherry0324/e/a0c8b2c73b89bbe44d21aed4421777f2

☆,。・:*:・゜'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・゜'★,。・

第三十話「プリ」

コンサート会場の最寄り駅についたのは、開場の1時間前だった。

「先輩。」
庄司君が人懐っこい顔で私をみつめる。
「な・・・何?」
せっかくの好きな人とのデート(?)なのに、私は、緊張のあまりあまり話もできなければ、顔もまともに見られない。こんなんじゃ、庄司君つまらないかな・・・と思い
少し落ち込んでいた。

「先輩、プリクラとったことある?」
「???」
何を突然言い出すかと思いきや・・・・

「も・・もちろん。紫苑とか、友達とよく撮るけど・・・・」
私は、庄司君の次の言葉を待った。

「よかった。じゃ、今から撮りに行こう!!」
というなり、ゲームセンターのあるとおりのほうに向かって歩き出した。

「ちち・・・ちょっと待って!!」
きょとんとした顔で庄司君がこっちを振り向く。
そんな純真無垢な表情が超絶かわいい。
イヤイヤ今は、そんなことじゃなくて・・・・・

「プリクラって・・・・」
「ああいうとこ、男だけだとだめじゃん。まぁ柏尾と長崎と3人でとっても味気ないし」
いや~そのプリ、プレミア付で高く売れると思うんだけど・・・
ってそうじゃなくて

「私と撮るの?」
おずおずと訊いてみる。

「だめ?女性同伴なら、OKなんでしょ?」
同伴という言い回しがなんかおかしくて笑ってしまう。
「先輩。先輩は笑顔のほうがかわいいよ。早く、行こう」
というと庄司君が、私の手をとって歩き出した。

え・・・えぇ!!
いきなりなんの前触れもなく、手をつながれるなんて・・・・
もう心臓が飛び出しそうだった。
いっそ、ここで気絶をしてしまったほうが・・・・楽になるかも
なんて馬鹿なことを考えながら、全神経は、つながれた手のひらに集中していた。

男の人と手をつないだなんて・・・・
健人以外初めてだった。
あいつとは、小さいときからよく手をつないでいたので、いまさら手をつないだどころで
トキメキも何もあったものではないのだが・・・・・

男につないで手でひっぱられながら、歩く女子・・・・
はたからみたら、恋人同士に見えるのかな?
なんて思いながら、私は、少し歩調を速めながら、庄司君に並んで歩いた。


第三十一話 思い出へつづく~




◆よければポチをお願いいたします↓ 皆様の応援が、ブログの更新の励みになります☆ 是非よろしくお願いします!!◆

にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へにほんブログ村



☆,。・:*:・゜'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・゜'★,。・


小説の感想、ポエムのリクエスト、感想もお待ちしております。
よければ、気軽にコメ下さい。
(以前、H系及び中傷コメがあったため、承認制になっております。)

アラシゴト中心の日々つぶやきブログもよろしく!
★シェリー★の輝きの小部屋~chez moi~
http://blog.goo.ne.jp/shelly0324

【過去の小説一覧】

こちらから


ポエム~はじまりさえ歌えない~故尾崎豊への思いをこめてⅡ

2012年04月20日 | オリジナルポエム
「はじまりさえ歌えない」
~大好きな尾崎豊の曲名を借りて(第二作目)~


ふと目を閉じればアスファルトの道端にうずくまり
今、この空間にいる自分の体を抱きしめてみる

心の中の愛しき人を
今も涙色の血潮とともに感じている

あなたの声を聴いたあの時から
私の心はあなた色

街に流れるあなたの声に
いつもふと立ち止まってしまう

もうこの世に生なくしても
あなたの歌は歌い継がれ

今もなお多くのメディアから
流れてくる


あなたのあの優しき歌声は

はかなき存在感にさいなまされていた
私の心に灯りを点した

それなのに
あなたを亡くした瞬間は

私の愛したあなたの曲の
はじまりさえ歌えなかった

時が経ち大人になった今だから
私はあなたの歌を風に乗って口ずさんでいる・・・



☆,。・:*:・゜'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・゜'

4月25日は尾崎豊の命日
そこで、毎年私のブログでは恒例の尾崎の曲名を借りての
オリジナルポエムを綴っていきたいと思う・・・

はじまりさえ歌えない - CAN'T SING EVEN THE BEGINNING (アルバム十七歳の地図の二曲目)
一人暮らしになってから初めて作られた曲。本人のアルバイト経験を元につくられた歌詞が歌われている。
後に3rdシングルとしてシングルカットされた。

う~ん
このポエムはちょっと難しかった・・
彼の曲名をお借りして
彼への思いを綴ってみたが・・・

好きですね
この曲
すごく

とくに出だしの尾崎の歌声が
本当に好きです!




★ポチをお願いいたします↓ ブログの更新の励みになります☆ 是非よろしくお願いします!!★

にほんブログ村 ポエムブログへにほんブログ村


☆,。・:*:・゜'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・゜'★,。・

■現在、青春恋愛小説を掲載しています。
よければ、こちらも遊びに来てください♪

◇高校生の淡い青春恋物語「恋花~KOIBANA~」
http://blog.goo.ne.jp/sherry0324/e/a0c8b2c73b89bbe44d21aed4421777f2

小説の感想、ポエムのリクエスト、感想もお待ちしております。
気軽にコメ下さい。
(以前、H系及び中傷コメがあったため、承認制になっております。)

■アラシゴト中心の日々つぶやきブログもよろしく!
★シェリー★の輝きの小部屋~chez moi~
http://blog.goo.ne.jp/shelly0324

■ダイエットブログ
今年にはいって▲4kg
ダイエットダイアリー
☆*~アメジストの夜明け~*★
~お酒をやめないダイエット~
http://blog.goo.ne.jp/junka0830
もよければ遊びに来てください♪

Twitterやってます!
@ShellyJun0830
よければフォローしてください♪
ブログの更新通知とアラシゴトのつぶやきです♪


第二十九話「待ち合わせ」青春恋愛小説 恋花~KOIBANA~

2012年04月19日 | 恋愛小説「恋花~KOIBANA~」
恋愛小説「恋花」は、
作者のオリジナルフィクション物語であり、登場する人物、団体名は実在するものとは全く関係ありません。
高校3年生の淡くてせつない恋物語を描いていきたいと思っています♪
純愛をテーマにしているので年齢関係なく読める恋愛小説になっています。

☆,。・:*:・゜'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・゜'★,。・:*:・

ご訪問ありがとうございます♪
最初からお読みになる方は下記からお願いいたします。
http://blog.goo.ne.jp/sherry0324/e/a0c8b2c73b89bbe44d21aed4421777f2

☆,。・:*:・゜'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・゜'★,。・

第二十九話「待ち合わせ」

同じ轍は二度と踏まない。
私は、ライブ当日遅刻をしないように、土曜日中に天気予報とにらめっこをしながら
洋服を選んでいた。

時間の5分前に噴水広場に行くとすでに庄司君は来ていた。
Gパンに開襟のシャツを来た庄司君は、制服姿とは違って大人っぽく見えた。
「ごめんなさい。待たせちゃって・・・・」
私が、軽く頭を下げると、庄司君はいつもの春風のようなさわやかな笑顔で
「大丈夫。俺も今来たところだし、それに、先輩遅れてないから・・・」
と言った。
「やっぱ女子は、制服姿と私服ってだいぶ感じが変わるね。この間の試合のときみたいな
カジュアルな格好もいいけど、俺は、今日のフェミニン的な格好のほうが好きだな。」
とストレートにほめ言葉を口にした。

レースをあしらったキャミにうすでのカーデ
下は、小さな花柄のフレアースカートを合わせていた。

「あ・・・ありがとう・・・・」
赤くなるな赤くなるな・・・と心の中で思いつつも、顔がほてるのを感じた。

「じゃ行こうか・・・・というと」
というと庄司君はゆっくり歩き出した。
彼よりも背の低い、私の歩幅に合わせて、いつもよりゆっくりと。

そんな気遣いがうれしすぎて、私の心臓は早鐘をならしっぱなしだった。


第三十話「プリ」へつづく~




◆よければポチをお願いいたします↓ 皆様の応援が、ブログの更新の励みになります☆ 是非よろしくお願いします!!◆

にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へにほんブログ村



☆,。・:*:・゜'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・゜'★,。・


小説の感想、ポエムのリクエスト、感想もお待ちしております。
よければ、気軽にコメ下さい。
(以前、H系及び中傷コメがあったため、承認制になっております。)

アラシゴト中心の日々つぶやきブログもよろしく!
★シェリー★の輝きの小部屋~chez moi~
http://blog.goo.ne.jp/shelly0324

【過去の小説一覧】

こちらから


ポエム~街の風景~故尾崎豊への思いをこめて・・

2012年04月19日 | 尾崎豊関連
「街の風景」
~オリジナルポエム~
故尾崎豊への思いをこめて


街の風に引き裂かれ
私の心がむせび泣く

なぜ
あなたの生ははかなくも
私の前から消えてった

あなたの存在が
私にとって
大きな存在になりすぎて
いつの日もいつの日も

あなたの音楽と暮らしていた

あなたの言う
満員電車に押し込まれて
都会の喧騒の中で生きていても
もう
あなたほど私に影響を与える人には
出会わない

尾崎豊という存在は
あの時
学生時代の灰色の時代に
かすかな光を与えてくれた

代々木オリンピックプールで
私は暗闇の中に
あなたはスポットライトに照らされて
輝いていたけど

あの
あなたの笑顔は
わたしの心の中で
今も輝いている

たくさんの瞳が
あなたを見つめ
魂を揺さぶり
あなたの名前を叫んでいた


私の心の叫びは
あの時のあなたに
届いたかしら・・・

今年も
あなたの大好きな
百合の花を持って

いつかあなたの墓石に
話にいくから

遠い空を聴きながら
街の風の中に
あなたのあの囁きを
探しながら・・・・


☆,。・:*:・゜'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・゜'

4月25日は尾崎豊の命日
そこで、毎年私のブログでは恒例の尾崎の曲名を借りての
オリジナルポエムを綴っていきたいと思う・・・

尾崎

いつまでも愛してる・・・・

町の風景と街の風景

二つの歌詞

尾崎が世の中に送り出したのは

街の風景

私はどちらの歌詞も

それぞれの良さがあって好きだけど・・・




★ポチをお願いいたします↓ ブログの更新の励みになります☆ 是非よろしくお願いします!!★

にほんブログ村 ポエムブログへにほんブログ村


☆,。・:*:・゜'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・゜'★,。・

■現在、青春恋愛小説を掲載しています。
よければ、こちらも遊びに来てください♪

◇高校生の淡い青春恋物語「恋花~KOIBANA~」
http://blog.goo.ne.jp/sherry0324/e/a0c8b2c73b89bbe44d21aed4421777f2

小説の感想、ポエムのリクエスト、感想もお待ちしております。
気軽にコメ下さい。
(以前、H系及び中傷コメがあったため、承認制になっております。)

■アラシゴト中心の日々つぶやきブログもよろしく!
★シェリー★の輝きの小部屋~chez moi~
http://blog.goo.ne.jp/shelly0324

■ダイエットブログ
今年にはいって▲4kg
ダイエットダイアリー
☆*~アメジストの夜明け~*★
~お酒をやめないダイエット~
http://blog.goo.ne.jp/junka0830
もよければ遊びに来てください♪

Twitterやってます!
@ShellyJun0830
よければフォローしてください♪
ブログの更新通知とアラシゴトのつぶやきです♪



二十八話「空間」青春恋愛小説 恋花~KOIBANA~

2012年04月18日 | 恋愛小説「恋花~KOIBANA~」
恋愛小説「恋花」は、
作者のオリジナルフィクション物語であり、登場する人物、団体名は実在するものとは全く関係ありません。
高校3年生の淡くてせつない恋物語を描いていきたいと思っています♪
純愛をテーマにしているので年齢関係なく読める恋愛小説になっています。

☆,。・:*:・゜'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・゜'★,。・:*:・

ご訪問ありがとうございます♪
最初からお読みになる方は下記からお願いいたします。
http://blog.goo.ne.jp/sherry0324/e/a0c8b2c73b89bbe44d21aed4421777f2

☆,。・:*:・゜'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・゜'★,。・

第二十八話「空間」


星波の人生において、家族以外で一番長い時間を共有している男は俺だろう。
中学代、一時期は疎遠になったけれど、それでもお隣さんということで
星波とは女子の中で一番に話をしていた。

俺が、わからない英語の問題を星波が隣で丁寧に解説をしてくれる。
ふっと鼻腔をシャンプーの香りだろうか、いい香りがくすぐりドキリとする。
白い肌に長いまつげ。
いまどきの顔立ちではないと本人は気にしているが、そんな古風な日本的な
顔が大好きだった。

「ち・・・ちょっと?健人聞いてる?」
思わず、顔と顔の距離が縮まり、心臓が飛び出そうになる。

「い・・・うん。」
ちょっと怪訝そうな表情を浮かべたあと、何かを思い出したように申し訳なさそうな表情になる。

「そうだ・・・ごめん。もしかすると紫苑からすでに聞いているかも知れないけど、
今度の日曜日、庄司君と小松崎瑠のコンサートに行くことになったんだ。
この間の・・・・お詫びだって。
別に庄司君がお詫びをする必要もないのにね・・・」
なんとなく感じる後ろめたさのせいか、星波の口調は少し言い訳がましい。

「あぁ・・・そうだってな。紫苑が苦笑していたよ。どうしようどうしようっていいながらたっぷりノロケを聞かされたってな・・・」
急に庄司の名前が、星波の口から漏れて、俺は、自分でも気づかないうちにちょっと不機嫌になった。

「ごめん。紫苑からの又聞きじゃなくって、ちゃんと先に健人に話してなくて」
といいながら、両手を軽く顔の前で合わせている。

「いいよ。別に、俺は星波のマネージャーでもないんだし。」
マネージャーという言葉を聞き、いやなことを思い出させてしまったんだろう、星波が
眉をひそめる。

「あ・・・いや・・・その、俺の場合、保護者みたいなもんだからな。
だったら、無駄口叩いてないで、勉強しようぜ!日曜日に気持ちよくコンサートへ行けるようにな・・・・」
とその場をどうにか取り繕う。
「うん。」
と元気に頷いて、星波は、次の設問へうつった。

こんなにそばにいるのに・・・・
手を伸ばせばふれるほどそばにいるのに・・・・
この空間がうらめしい・・・・



第二十九話 待ち合わせへつづく





◆よければポチをお願いいたします↓ 皆様の応援が、ブログの更新の励みになります☆ 是非よろしくお願いします!!◆

にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へにほんブログ村



☆,。・:*:・゜'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・゜'★,。・


小説の感想、ポエムのリクエスト、感想もお待ちしております。
よければ、気軽にコメ下さい。
(以前、H系及び中傷コメがあったため、承認制になっております。)

アラシゴト中心の日々つぶやきブログもよろしく!
★シェリー★の輝きの小部屋~chez moi~
http://blog.goo.ne.jp/shelly0324

【過去の小説一覧】

こちらから


五行詩~囀り~

2012年04月18日 | 3行詩・4行詩・5行詩・6行詩・7行詩
五行詩
~囀り~

ふとヘッドフォンを外して空を見れば

小鳥の囀りが耳に届く

雨に洗われた空気は少しだけ肌に優しく感じられる

たまには自然に耳を傾けるのもまた良し

今日も一日頑張ろう!


★ポチをお願いいたします↓ ブログの更新の励みになります☆ 是非よろしくお願いします!!★

にほんブログ村 ポエムブログへにほんブログ村


☆,。・:*:・゜'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・゜'★,。・

■現在、青春恋愛小説を掲載しています。
よければ、こちらも遊びに来てください♪

◇高校生の淡い青春恋物語「恋花~KOIBANA~」
http://blog.goo.ne.jp/sherry0324/e/a0c8b2c73b89bbe44d21aed4421777f2

小説の感想、ポエムのリクエスト、感想もお待ちしております。
気軽にコメ下さい。
(以前、H系及び中傷コメがあったため、承認制になっております。)

■アラシゴト中心の日々つぶやきブログもよろしく!
★シェリー★の輝きの小部屋~chez moi~
http://blog.goo.ne.jp/shelly0324

■ダイエットブログ
今年にはいって▲4kg
ダイエットダイアリー
☆*~アメジストの夜明け~*★
~お酒をやめないダイエット~
http://blog.goo.ne.jp/junka0830
もよければ遊びに来てください♪

Twitterやってます!
@ShellyJun0830
よければフォローしてください♪
ブログの更新通知とアラシゴトのつぶやきです♪


第二十七話「久しぶりの・・」青春恋愛小説 恋花~KOIBANA~

2012年04月11日 | 恋愛小説「恋花~KOIBANA~」
恋愛小説「恋花」は、
作者のオリジナルフィクション物語であり、登場する人物、団体名は実在するものとは全く関係ありません。
高校3年生の淡くてせつない恋物語を描いていきたいと思っています♪
純愛をテーマにしているので年齢関係なく読める恋愛小説になっています。

☆,。・:*:・゜'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・゜'★,。・:*:・

ご訪問ありがとうございます♪
最初からお読みになる方は下記からお願いいたします。
http://blog.goo.ne.jp/sherry0324/e/a0c8b2c73b89bbe44d21aed4421777f2

☆,。・:*:・゜'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・゜'★,。・

第二十七話「久しぶりの・・・」

次の日の登校時
なんかいつもと健人の感じが違う・・・・

さては紫苑からすでに情報が回っているな
と思い、いまさらながらだけど、庄司君とのやりとりを話そうとすると

「なぁ、今日、学校から帰ったら、一緒に模擬テストの勉強しない?」
と切り出される。
「お前、古文、漢文苦手だろう・・・」
「う・・・っ」
と言葉につまる。そういえば、健人は理系科目も得意なくせに(くせにといったら怒られるが)国語は総じて得意だった。

「俺もさ~過去問中心にやってるんだけど、いかんせん英語が・・・・」
といいながらポリポリと頭をかく。
「いいよ~。じゃ、今日は、3人で学校からかえって、一緒にしようっか。」
「あぁ。紫苑は誘うなよ。お前と紫苑が揃うと、勉強よりも雑談が主になっちゃうからな。」
あは・・・
私は、ちょこっと舌を出して、笑う。


放課後、コンビニでお菓子やジュースを買って、健人の部屋に上がった。
「いらっしゃい、星波ちゃん。」
「あ・・おばさんお邪魔します~」
小さい頃からよく遊びに来ていたので、健人のお母さんとももちろん仲がいい。

「ちょっと散らかってるけどな」
といいながら健人の部屋に通される。

「うわ・・・・」
黒を基調にした生理整頓した部屋に入り、少し違和感を感じる。

「そっか・・・健人の部屋にあがるのって小学校6年生ぶりなんだ!」
小学生のときは、放課後、なんだかんだといって健人と遊ぶことが多かった。
もちろん、他の友達が一緒のほうが多かったけど、時々こうやって健人の部屋にあがって遊んでいた。

でも中学生になり、周りが、男子、女子を意識しだすと
みんなの前では、あまり健人と仲良くできなかった。
健人もバスケ部が忙しかったし、その頃から背も高く、勉強も出来た健人は、女子の憧れの的だったからだ。
健人と仲良くすれば女友達にやっかまれる。
そんなやっかみでいじめられることも多くなり、少しずつ健人と距離を置くようになった。
そして、ちょうど、中学時代から紫苑と仲がよくなったのもあって、健人の家に遊びにくることもなかった。

健人が、BGM的に小松崎瑠のアルバムを流す。

フローリングの床に、置かれたテーブルの上に私たちは、模擬テストの過去問を広げる。


第二十八話「空間」へつづく~





◆よければポチをお願いいたします↓ 皆様の応援が、ブログの更新の励みになります☆ 是非よろしくお願いします!!◆

にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へにほんブログ村



☆,。・:*:・゜'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・゜'★,。・


小説の感想、ポエムのリクエスト、感想もお待ちしております。
よければ、気軽にコメ下さい。
(以前、H系及び中傷コメがあったため、承認制になっております。)

アラシゴト中心の日々つぶやきブログもよろしく!
★シェリー★の輝きの小部屋~chez moi~
http://blog.goo.ne.jp/shelly0324

【過去の小説一覧】

こちらから


三行詩~くちづけ~

2012年04月11日 | 3行詩・4行詩・5行詩・6行詩・7行詩
三行詩
~くちづけ~

密やかなくちづけ

秘めたる恋の

熱き心の証









↑PHOTO~私が見た風景~携帯で撮ったシャメをUPしていきます♪





★ポチをお願いいたします↓ ブログの更新の励みになります☆ 是非よろしくお願いします!!★

にほんブログ村 ポエムブログへにほんブログ村


☆,。・:*:・゜'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・゜'★,。・

■現在、青春恋愛小説を掲載しています。
よければ、こちらも遊びに来てください♪

◇高校生の淡い青春恋物語「恋花~KOIBANA~」
http://blog.goo.ne.jp/sherry0324/e/a0c8b2c73b89bbe44d21aed4421777f2

小説の感想、ポエムのリクエスト、感想もお待ちしております。
気軽にコメ下さい。
(以前、H系及び中傷コメがあったため、承認制になっております。)

■アラシゴト中心の日々つぶやきブログもよろしく!
★シェリー★の輝きの小部屋~chez moi~
http://blog.goo.ne.jp/shelly0324

■ダイエットブログ
今年にはいって▲4kg
ダイエットダイアリー
☆*~アメジストの夜明け~*★
~お酒をやめないダイエット~
http://blog.goo.ne.jp/junka0830
もよければ遊びに来てください♪

Twitterやってます!
@ShellyJun0830
よければフォローしてください♪
ブログの更新通知とアラシゴトのつぶやきです♪



第二十六話「どうしよう」青春恋愛小説 恋花~KOIBANA~

2012年04月06日 | 恋愛小説「恋花~KOIBANA~」
恋愛小説「恋花」は、
作者のオリジナルフィクション物語であり、登場する人物、団体名は実在するものとは全く関係ありません。
高校3年生の淡くてせつない恋物語を描いていきたいと思っています♪
純愛をテーマにしているので年齢関係なく読める恋愛小説になっています。

☆,。・:*:・゜'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・゜'★,。・:*:・

ご訪問ありがとうございます♪
最初からお読みになる方は下記からお願いいたします。
http://blog.goo.ne.jp/sherry0324/e/a0c8b2c73b89bbe44d21aed4421777f2

☆,。・:*:・゜'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・゜'★,。・

第二十六話「どうしよう」


帰り道
何度「どうしよう」と言っただろうか

「どうしよう、どうしようって言いながら、それだけ顔にやつきながら
言われたら、こっちにはノロケにしか聞こえないんですけど・・・」
とニヤニヤしながら紫苑が突っ込む。

「いや・・・だから、こんな高価なものもらうわけにいかないし・・・・」
「じゃ、当日、チケット代は払うとか・・・
でもいいんじゃん。お詫びにくれるっていうものを代金払うって言うのも
あまり受け取り手からしたら、気持ちいいもんじゃないしね・・・・」
まぁ確かに紫苑が言うことは正論だ。

「いいんじゃん。塾の全国模試も土曜日だし。まだ、夏休みに入っていないんだから一日くらい息抜きしても。」
う~ん。本当にこの親友は、私が押してほしいほうへ背中を押してくれる。
感謝

「え・・・でもさ・・・二人で出かけるんだよね。」
「まぁね。そうなんじゃないの?」
「私、庄司君と二人なんて無理だよ・・・何を話ししていいかわからないし!!」
「でも、バーガーショップで、すでに二人っきりで話ししてるんだよね?」
わざと紫苑はふたりっきりのところを強調する。

「星波さ~片思いしている男に、デート、それも好きなアーティストのコンサートに誘われたら、100人中99人は喜んでいくと思うんだけど。」
紫苑は、呆れたようなため息をつきながら言う。

「いやいや・・・だからデートじゃないって」
といいながら耳まで真っ赤になる。

「紫苑が一番よく知ってるジャン。私が片思い専門だって・・・・」
「う~ん。でも恋に恋する年でもなかろうに・・・
ま、そんなに考え込まずに楽しんできなよ♪じゃ、また明日ね!」

と言って、紫苑と別れた。



Subject:どうしよう
どうしよう!どうしよう!

紫苑に話をしたのと同じ調子で、私は、テンコちゃんのメッセージを送った。
絵文字は、汗マークと照れマークたっぷりで・・・・・

ほどなくしてレスが来る。

Re:びっくり
>ホッシーへ
おめでとう・・・って言ったらいいのかな?
ものすごい急展開でびっくりしているんだけど・・・・

そうだよな・・・と思う。
例の嫌がらせの話について、全く話さずにいきなりコンサートに誘われたっていったら、
当然こういう反応になるだろうし・・・・

>ホッシー
でもいいんじゃん。
小松崎瑠。私も好きだよ。
「愛」とか「蒼の時間」とか・・・・

>テンコちゃん
私は、勿忘草とか哀の街かな~

なんてたわいもないメールのやりとりの最後にテンコちゃんが言う。

>ホッシー
テストがんばってね!

そうだ!!まずテストをがんばらねば!!と思い、メールのやりとりを終了し、
早速、模擬テストの過去問をめくりはじめる。


第二十七話 久しぶりの・・・へつづく~



◆よければポチをお願いいたします↓ 皆様の応援が、ブログの更新の励みになります☆ 是非よろしくお願いします!!◆

にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へにほんブログ村



☆,。・:*:・゜'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・゜'★,。・


小説の感想、ポエムのリクエスト、感想もお待ちしております。
よければ、気軽にコメ下さい。
(以前、H系及び中傷コメがあったため、承認制になっております。)

アラシゴト中心の日々つぶやきブログもよろしく!
★シェリー★の輝きの小部屋~chez moi~
http://blog.goo.ne.jp/shelly0324

【過去の小説一覧】

こちらから