詩絵里(★シェリー★)の星の囁き達

尾崎詩絵里(★シェリー★)の自作恋愛小説及びポエム、写真専用部屋です。掲載文の引用、転載は固くお断りいたします。

恋愛小説「Dear my・・・」第十章

2011年06月07日 | 恋愛小説「Dear my・・・」
恋愛小説「Dear my」は、作者のオリジナルフィクション物語であり、登場する人物、団体名は実在するものとは全く関係ありません。
(作者が、3年前に友人の依頼で作成したもので、当時、登場人物の名前に困った
ため嵐メンの名前を少し拝借させていただきました。)
純愛をテーマにしているので年齢関係なく読める恋愛小説になっています。
よければ、気軽にコメントください。

現在、
純愛小説「Dear my・・・」
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とちょっと大人の恋物語「途中下車」
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を適宜掲載しております♪よければ両方読んでみてください★

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第十章 看病


頭がズキズキ痛かった。吐き気もした。体中の節々が痛く、だるかった。
だるい目を薄目であけると櫻井が真っ青な顔をして、俺のわきに座って、懸命にタオルで、顔の汗をぬぐっていてくれた。

(絶世の美女に看病されている俺って惨めだな・・・っていうか・・・櫻井がこんなことやるってなんかイメージ違うよな・・・)

混沌とした意識の中で俺は、馬鹿なことを考えていた。

(櫻井の彼氏にばれたら、すげえ怒るだろうな・・・っていうか櫻井って彼氏いるんかな?
ぜってぇいるな・・・だって、こんな綺麗なんだもん)

と思ったときに俺はまた睡魔に襲われて眠り込んでしまった。
やべぇ俺作詞しようと思って端末室に行ったのに・・ざまぁねぇな薄れゆく意識の中でそんなことを考えていた。

朝日のまぶしさで俺は目が覚めた。
おなかのあたりが重たいと思うと、櫻井が俺のおなかのあたりで両手を組んで眠りこけていた。

(ふ・・・お姫様も寝顔は無防備でかわいいんだな・・・って俺何を思ってるんだ!!櫻井みたいなお高くとまっている女は嫌いだったはずなのに・・・)

スーっとドアがあいて静かに相葉が入ってきた。すると小声で俺に訊いた。

「大丈夫か?二宮・・・昨日大変だったんだぞ、先輩達がとめるのを聞かずに櫻井が、お前の面倒は私がみるってきかなくて・・・」
「そ・・・そうなんだ・・・」
「まぁこの間うちずっと絶縁状態だったのを改善したかっただけだろうけど・・・」
「・・・・・・」
「体の具合はどうだ?」
「もう大丈夫だ・・・心配かけて悪かった」


~第十一章「目覚め」へつづく~
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