詩絵里(★シェリー★)の星の囁き達

尾崎詩絵里(★シェリー★)の自作恋愛小説及びポエム、写真専用部屋です。掲載文の引用、転載は固くお断りいたします。

☆青春恋愛小説「恋花~KOIBANA~」第七十四話「絶縁状態」

2015年03月26日 | 恋愛小説「恋花~KOIBANA~」
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第七十四話「絶縁状態」

塾の模試が終わり、高校は冬休みに入り、冬期講習が始まった。
いろんなことがあったが、塾の全国模試で私は、松櫻大学の合格率はA判定に戻り
健人もラストスパートだからという理由で健人の家での個人学習は幕を閉じた。

塾では、なるべく健人から遠くの席に座った。
紫苑のこともいつの間にか避けていた。

「私も、今回限りは、健人に一票かな・・・・」
紫苑の下した判断は正しい。

健人が言うことも
紫苑が言うことも
みんな正論だ。

でも
時には、その正論が苦しすぎることもある・・・
自分の過ちを認めて、二人に謝ってしまえば、以前のように仲のいい友達になれるのか・・

ううん。
きっと無理だ。
健人の顔を見れば、あの日のKISSを思い出してしまう。
KISSではない、ただ唇が重なっただけだ。
何度もそう思い込もうとした。

でも・・
彼氏とKISSする直前で引き離され
あげくの果てにほかの男とこんなことになるなんて
自分自身のことが許せなかった。

たかがファーストキス
世間一般から見たら一笑に付されることだと思うけど・・・

そして
その後ろめたさから庄司君にもメールも電話もできなかった。
もしまた
電源OFFだったら・・・

何よりも
庄司君に拒絶をされることが怖い・・・・

第七十五話「久しぶり」へつづく





※恋愛小説「恋花」は、作者のオリジナルフィクション物語であり、登場する人物、団体名は実在するものとは全く関係ありません。

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☆青春恋愛小説「恋花~KOIBANA~」第七十三話「想い」

2015年03月25日 | 恋愛小説「恋花~KOIBANA~」
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第七十三話「想い」

ジュースでほどよく冷やされた、紫苑の唇が、俺の唇に触れる瞬間
俺は我に返って、紫苑を優しく離した。

「馬鹿・・・
好きでもない奴と、たとえそいつを慰めるためだといってもKISSなんか
するなよ・・・」

「好きだったらいいの?」
紫苑が、少し上目使いで俺のことを見つめる。
「ば・・馬鹿・・・」

「私が、健人のことを好きだって言えば、健人は私とKISSするの?」

「お前な・・・わが大葉宮高等学校きっての美女
男子生徒みんなのあこがれの藤崎紫苑が、こんなことしちゃだめだよ。
俺だって男だから・・・・」

「男だから?」
紫苑が上目使いで訊く。

「・・・・」
俺は無言のまま、ゆっくりと視線をそらす。

「ごめん、ごめん。大丈夫よ。
星波と健人がこうなったからって言い出したことじゃないから・・・」

紫苑の笑顔が痛々しい。
まさか・・・
そんな・・・
紫苑は、俺の星波への気持ちをわかっているはずだと思っていた。
いや
わかっている。

「気にしないで・・健人が男だから、この絶世の美女の麗しき唇で
慰めてあげようかな~親友のよしみで
って思っただけだから・・・」
「あぁ・・ありがとう。でも、お前のファーストキスは、きちんと大事な男のためにとっとけよ。」

ふっと紫苑の顔に赤みがさす。
まったく、俺たち3人は、似た者同士っていうか
3人そろってウブなんだな・・・・

さっきの紫苑のまなざし
まさか・・な・・・

第七十四話「絶縁状態」
へつづく





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☆青春恋愛小説「恋花~KOIBANA~」第七十二話「もうひとつの唇」

2015年03月24日 | 恋愛小説「恋花~KOIBANA~」
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第七十二話「もうひとつの唇」


知らぬ間に下唇をかみしめていた俺の唇に冷たい紫苑の指が触れる。

「このままじゃ、何度も思い出して、健人がかわいそうだから、私が上書きをしてあげようか?」
紫苑が俺の両頬に手を当てる。

「馬鹿・・お前オレンジジュースで酔ってるのか?」
綺麗な顔立ちをした紫苑の顔が思いのほか近くにあり、俺はドキドキしてきた。
ほのかに甘い香りがする。

「ファーストキスは、アクシデントで何の味もしなかったんでしょ・・
じゃ、セカンドキスはオレンジの味だね・・・」

ゆっくりと紫苑の指が俺の頬をなでる。

いつも見慣れている紫苑の唇が
やけに妖艶に輝いて見える。

「目・・・つむって」
紫苑がその長いまつげをゆっくりと伏せる。

お・・おれ・・・・

第七十三話 「想い」
へつづく



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☆青春恋愛小説「恋花~KOIBANA~」第七十一話「唇の感触」

2015年03月06日 | 恋愛小説「恋花~KOIBANA~」
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第七十一話「唇の感触」

「そりゃ。怒るわな~」
隣で、オレンジジュースを飲みながら紫苑が、したり顔でうなずいている。
「だよな。でも、あれは、アクシデントであって、ハプニングであって。」

いたたまれない気持ちになって、俺は思わず、話を聞いてほしくて
紫苑をカラオケボックスに呼び出していた。
星波とあんなことになったのに、夜、紫苑を一人で自分の部屋に入れる気にはならなかった。
この心優しい友人は、さっきの俺達の出来事を聞くとそう言った。

「星波にとっては、ファーストキスだったんだよ。」
「俺にとってもだよ!!」

「・・。」
一瞬、紫苑の顔が、鳩が豆鉄砲をくらったような表情になる。
「ぷはぁ・・」
一瞬の沈黙の後、紫苑が、吹きだす。
「ち・・ちょっと待てよ。吹きだすこたぁないだろう!」
顔に血が上るのがわかる。

「はいはい。健人かわいいね。
そっか、お互いにファーストキスがアクシデントだったわけね・・
そりゃ災難だったね。」
災難だったのか・・・
一瞬のことだったけど、星波の顔が、ものすごく近くにあって
星波の、かわいらしい、やわらかい唇に触れた。
アクシデント、ハプニングといわれればそれまでだが、俺にとっては・・・

「あ~あ。健人ったらニヤついちゃって。思い出していたんでしょう!?
星波のくちびる・・ww」
真っ赤な顔が図星だと物語っている。

「はぁ・・でも、大変だよ。
当分星波の機嫌直らないだろうね。」
「ってか、俺は、猛スピードで走ってきた、トラックから、星波を命がけで守ってやったんだぞ。」
「まぁ、それはそうなんだけど、でもきっと星波にとっては、ファーストキスの相手が
庄司君じゃなくて、健人だってことのほうが、よっぽど重大かも・・・」

そんなことはわかっている。
星波がショックを受けていることも
怒っていることも

そして
星波がショックを受けているというこの事実に
一番、この俺がショックを受けているということも・・・・

第七十二話「もうひとつの唇」
へつづく



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☆青春恋愛小説「恋花~KOIBANA~」第七十話「一瞬の・・」

2014年12月12日 | 恋愛小説「恋花~KOIBANA~」
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第七十話「一瞬の・・」

・・・星波の背中が壁につき、健人と星波の唇が重なった。

猛スピードで走るトラックのあとを、サイレンを鳴らしたパトカーが2台
追いかけていく・・・

一瞬
時間(とき)が止まった。


バチン
今度は、星波が、健人の左頬を力をこめて叩いた。
「健人のバカ!!!健人なんて大嫌い!!!!」

顔をくしゃくしゃにして、両方の瞳からは大粒の涙を流しながら、
健人の両肩を強く押しやり、星波は、そのまま走り去っていく・・・・



健人のバカ!健人のバカ!!
初めてのキスだったのに、ファーストキスだったのに!
イヤだ!もうイヤだ!
勉強も、健人も、受験も
みんなイヤだ!!

星波は、家に帰るとそのまま、自分の部屋に直行し、心配する母親のことをよそに
夕食も食べずに布団を頭からかぶって、泣きとおした。

第七十一話「唇の感触」
へつづく









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☆青春恋愛小説「恋花~KOIBANA~」第六十九話「健人の怒り」

2014年11月19日 | 恋愛小説「恋花~KOIBANA~」
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第六十九話 健人の怒り

何度か、庄司君の携帯電話には、電話をした。
でも、電源OFFになっている。

メールには一言
「今日は、ごめんなさい。」
と書いて送った。

でもレスはない・・・

そして、怒って先に帰ってしまった健人を気にしながらも、私は、気持ちの中で何かが腑に落ちない。

そんな身勝手なことを思いながら、家の近くまでくると健人が、家へつづく道で
壁に背中をつけながら待っていた。

健人の人を射るような眼差し。
そんな怖い顔を見るのは初めてだった。
なんでそんな顔で見るの?
うちの両親が心配するっていったって、そんなの健人に関係ないじゃん。
理不尽な怒りが頭を持ち上げる。
でも、その理不尽なうちの両親の頼みで、毎週土日、私の勉強を見てくれているのも
健人だ。
ただの幼馴染という立場なだけなのに。

私をずっと睨みつけている健人の前を、わざと視線をそらしながら無視しながら
歩を速める。

「おい。星波。」
健人の前を通り過ぎようとした瞬間、ものすごい力で腕をつかまれる。
「何よ!痛いから離して!」
「目を覚ませよ。星波。お前は、今まで一度もかなわなかった片思いが成就したから、
それで庄司との恋に夢中になっているだけなんだよ。」
剣のある声が、耳障りに聞こえる。
「いいかげんにしてよ!幼馴染だか、保護者だか知らないけど、私の恋路を邪魔する権利は健人にはない!私は、庄司君が好きだし、庄司君もこんな私のこと好きだって言ってくれている。世間一般のカップルがしていることを、受験生だからってなんでしちゃいけないの?」

健人の顔が、怒りで真っ赤になる。
「お前、庄司の部屋で何してたんだ!高校生の男女がひとつの部屋にいたらどうなるか
位わかるだろ!」
「わかっているわよ。子ども扱いしないで!両思いの恋人同士なんだから、キスしようが抱き合おうが、幼馴染にどうこう言われたくない!!」

健人の額に浅黒い血管が浮かび上がる。
「お前、そんな浮ついた気持ちで、松櫻大学受かると思ってるのか!」
「いいわよ。大学だけが人生じゃない!!」
バチン
一瞬、目から火花が散ったかと思った。
左の頬に熱のような痛みを一瞬で感じる。
「あ・・」
さっきまで怒りで真っ赤だった健人の顔に、苦渋の表情が浮かぶ。
「せ・・星波・・ごめ・・・」

その時
星波と健人が二人で言い争いをしていた狭い道を、トラックが猛スピードで
走ってきた。
「危ない!!」

健人が、車道側に飛び出していた星波の腕を強く引き、歩道側へくるりと向きを強引に変えさせる。
健人と星波の体重が傾き、バランスが崩れた瞬間・・・・



第七十話「一瞬の」
へつづく



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☆青春恋愛小説「恋花~KOIBANA~」第六十八話「模試が終わって」

2014年11月14日 | 恋愛小説「恋花~KOIBANA~」
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第六十八話「模試が終わって」


健人と紫苑に促されるまま、塾の喫茶コーナーに入っていった。

模試が終わったあとみんなそそくさと帰路についていたので、喫茶コーナーを利用している塾生はいなかった。

「どういうことだ?星波」
健人の瞳の奥が静かな怒りで満ちている。
「お前、体調が悪かったんじゃないのか?」

「ごめん。でも、今日、庄司君の誕生日で・・・
一緒に祝う約束をしていたから・・・」

「お前・・・俺に嘘をついたのか?
おばさんたちには、本当のこと言ってるのか?」

「いいじゃない!!
私が親に話をしてようがしてまいが。
健人に・・・・
関係ない・・・」
まっすぐに目をみたまま言い切れない後ろめたさで、思わず目をそらしてしまう。

健人の顔が、紫色に変化していく。
こんなに怒った表情の健人を見るのは、知り合って初めてだ。
はじめての私に対する健人の怒った顔・・・

こんなことを言いたかったわけじゃない。
携帯の電源まで切っていたのに、わざわざ知らせてくれた健人にお礼が言いたかったのに・・・
でも、もうほっといてほしかった。
庄司君とKISSをする直前で、現実に引き戻された・・・
まるで12時過ぎてすべてが消えてしまったシンデレラのように・・・・
悲しみに打ちひしがれている私を一人にしてほしかった。

そんなことより、中途半端に飛び出してきた庄司君にもう一度きちんと
謝って・・・誕生日プレゼントを渡さなくては・・・そんな思いをめぐらせていると
無言の私の表情をみて健人が鼻白んだ。

「勝手にしろ!」
がたん!ものすごい音で椅子から立ち上がり、私を一瞥し、喫茶コーナーの出口に
健人が大股で向かう。

一瞬にして我に返る。
「怒らせちゃった。そりゃそうだよね。自分の勉強そっちのけで
私の勉強を見てくれているのに。呆れちゃうよね・・・・」
思わず涙で視界がぼやける。

すぐそばで静かに見守っていてくれた紫苑が言う。
「星波・・・・気持ちはわかるけど、星波の両親の性格、健人はよくわかっているから。
私も、今回限りは、健人に一票かな・・・・」
紫苑の手が、優しく私の背中をなでる。

「わかっているのに・・・わかっているんだけど・・・
でも、私、庄司君に嫌われるのが怖い・・・・」
ポツリポツリ
テーブルの上に、小さな水溜りがいくつも出来てくる。


第六十九話「健人の怒り」
へつづく



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☆青春恋愛小説「恋花~KOIBANA~」第六十七話「泣き出しそうな・・・」

2014年11月12日 | 恋愛小説「恋花~KOIBANA~」
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第六十七話 泣き出しそうな



さっきまで晴れていた空は、今にも泣きだしそうな曇天へと変わっていた。
まるで私の心模様のように・・
言葉少なに、筆記用具を借りた私は、涙を見られないように
うつむいたまま、庄司君の家を後にした。

最悪だ
最悪の展開だ
塾の馬鹿野郎!
私は、今までに使ったことのない罵詈雑言を心の中で吐いていた。

でも一番悪いのは
私・・・・

きっと嘘をついたバチが当たったんだ。
泣きながら走り出した。
本当は、もう塾の全国模試なんてどっちでもよかった。

大学の本番のテストでもあるまいし・・・
でも
塾の模試をさぼって
親にも内緒にしている彼氏の部屋にいたなんて
両親にばれたら・・・・

親に怒られるのよりも
親を悲しませるのがいやだった・・・

塾につくと入り口で心配そうに、そして時間を気にしながら
健人が立っていた。
私は、健人が悪いわけでもないのに
健人に声もかけず、目もあわさずに試験会場の教室へ向かった

最低の私・・・・
誰が悪いわけでもなく
自業自得なのに
何かにあたらなければいられない気分だった。


模試が終わり、私は一刻でも早く、庄司君の家に向かいたかった。
だけど・・・
私が、席を立つよりも一瞬早く、健人に腕をつかまれた。
決して強くはなく
でも有無を言わせない意志が、掴んだ掌から伝わってきた。


第六十八話 模試が終わって
へつづく



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☆青春恋愛小説「恋花~KOIBANA~」第六十六話「瞬間」

2014年11月11日 | 恋愛小説「恋花~KOIBANA~」
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第六十六話 「瞬間」

ブルブルとしたバイブレーターと共に、小松崎瑠のバーガーショップが部屋に流れ出す。
瞬間、庄司君の体がびくっと震え、私の首筋から手を放す。

二人とも目を閉じていたから定かではないが、きっと二人の唇の距離は、1cmにも
満たなかったであろう・・・・

「はい。庄司で・・」
「庄司!!そこに星波いるか?」

受話器越しから、健人の怒鳴り声が聞こえる。

なんで・・け・・健人が庄司君の電話に・・・・
邪魔しないでよ!
鼻の奥がつんとして涙があふれ出しそうになった瞬間・・・

「星波に代わってくれ!!塾の模試、今日なんだよ!!!早く!!」
状況がまったく呑み込めていない庄司君が、いぶかしい表情をしながら
私に携帯電話を渡す。

そっか
私の携帯電話は、電源を切ったままだから庄司君の携帯電話に・・・・

今、健人と話をしたくない・・・
でも、明日のはずの塾の模試が、なんで今日なの?
私自身も状況がまったく呑み込めないまま、受話器に耳をあてる。

「星波!!今すぐ塾に来い!塾からの配布物のプリントミスで、全国模試
今日だったんだ。昨日、塾から訂正及びお詫びメールが来たけど、お前
見てないだろう!!!模試は、10時半からだ。今すぐ庄司の家を出れば
間に合うから!!」
送話口に向かった切羽詰まったような声を出す健人の声が耳に痛い。

「で・・でも・・・」
「でもじゃない!!庄司の誕生日祝いは、また別にやれ!
時間がないんだ。早く来い!!」
煮え切らない態度の私にイラついていく健人の声が剣を帯びていく。

「私・・・・」
「迷ってる暇はないんだよ!早く・・・・」

健人と私のやりとりを横で見守っていた庄司君が、悲しそうに微笑みながら小さな声で
言う。

「星波・・・健人先輩の言うとおりにしな。早く塾に向かって・・・
筆記用具は、俺のを貸すから・・・・」

さっきまでバラ色にキラキラと輝いていた庄司君の部屋の空気が
蒼く冷たく凍り付いていく。

「俺の誕生日祝いは、いつでもできるから。大切な模試なんでしょ。
早く行きな・・・」

まだ、行くと返事ができない私の手から庄司君が優しく電話機を外す。

「海藤先輩。今から星波を塾に向かわせますから。」

「わかった。気を付けて来るように言ってくれ。」
健人の大きなため息と一緒に、通話が切られる。


第六十七話 泣き出しそうな
につづく



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☆青春恋愛小説「恋花~KOIBANA~」第六十五話「二人きり」

2014年11月10日 | 恋愛小説「恋花~KOIBANA~」
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第六十五話 「二人きり」

庄司君の部屋・・・
彼氏の部屋でたった二人きり
両親もおにいさんも出かけていて、物音ひとつしない家の中で
心臓は、もうこれ以上ないくらい早鐘を打っている。
耳の廻した庄司君の手も心なしか震えている。


瑠のせつなく甘いラブソングがゆったりと流れている。
初めてのKISS。
小さいときからあこがれていた
初めてのKISSは、大好きな彼と・・
自分が好きで、好きで、しかたがない人にささげたいと・・・

今どきの若い子が
と言われてしまうかもしれないけれど
中途半端に好きな人とはしたくなかった。

庄司君の顔がゆっくりと近づいてくる
長い睫
綺麗な顔立ち
とおった鼻筋
こんなに端正な顔立ちをした素敵な憧れの王子様と
今、二人きりで彼の部屋にいるなんて・・・

思っただけで蕩けてしまいそうだった。
庄司君を最初に見たときのあの電撃が走ったような恋の始まり・・・

片思いから始まった恋が
こんな風に成就していく・・・

目・・・目をつぶらなきゃ・・・
私は、息をとめたまま
ゆっくりと目を閉じた

庄司君の手に少し力がこめられ
庄司君の肌の暖かさが空気を通じて感じられる
そして・・・・・

第六十六話「瞬間」
へつづく



※恋愛小説「恋花」は、作者のオリジナルフィクション物語であり、登場する人物、団体名は実在するものとは全く関係ありません。

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恋愛小説「恋花~KOIBANA~」連載再開♪第六十四話「初めての彼の部屋」

2014年11月07日 | 恋愛小説「恋花~KOIBANA~」
2013年5月21日に掲載させていただいてから長い間お休みを頂戴しておりました
「恋花」をゆっくりではありますが再開させていただいております。
当時は、スマホやLINEはなく、携帯やブログ、SNSが主流だった時代でした。
以前の原稿については書き直しはいたしませんが、今後につきましては現在の時代背景に沿ったかたちで
修正をしていこうと思っております。
最初から読んでいただく方には、違和感を感じるかもしれませんがご了承の上お読みいただければ幸いです。


尾崎詩絵里




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第六十四話「初めての彼の部屋」

誕生日当日、噴水の前で待ち合わせをした私たちは、言葉少なにまっすぐ庄司君の
家へ向かって歩いた。携帯の電源は切ったまま。
健人にも紫苑にも結局、今日塾を休むと言えなかった。
私が行かなければ、健人はまだ、熱が下がらないからだと思ってくれることを
祈って・・・・

心臓がバクバクしていた。
今日、塾を休んだことの罪悪感よりも、これから先に、庄司君との間に
起こるであろう事柄のほうが、大きく私の心を占めていた。

下着は、買ったばかりのかわいいセットのものをつけてきた。
考えすぎかもしれないけれど、念には念をいれて・・・・

「どうぞ。」
と言われて通された庄司君の部屋は、綺麗に片付いていた。
10畳のフローリングの部屋に勉強机とベッド、備え付けのクローゼットと本棚。
そして机の隣にはパソコンが置いてあった。
少しものが少ないのではないかと感じるほどの殺風景の部屋。

「あ・・ごめん。かけるとこないから、ベッドにでも座って。」
庄司君の口からベッドという言葉が出て、意味も無いのに緊張をしてしまう。

「ごめんな。俺、いろいろと部屋に置くの嫌いで、このテーブルも兄貴から
借りてきたんだ。」
ウッド調のローテーブルの上に買ってきたケーキとオードブルが並べられている。
「本当は、リビングダイニングでって思ったんだけど、やっぱ俺の部屋のほうが
落ち着くから。」
そういうと、グラスにジュースを注いでくれて、私に手渡しながら、ベッドの私の
隣に座る。

庄司君の重さで、スプリングが少し沈む。
「お・・お誕生日おめでとう。」
「ありがとう。そしてメリークリスマス!」
「メリークリスマス・・・」
二人のグラスが、KISSをするように軽く重なり合う。

コクリ
ジュースを飲み干す喉の音まで庄司君に聞こえてしまうのではないか
と思うほど、星波は緊張をしていた。
BGMでは、小さく二人が大好きな瑠のアルバムがかかっている。

「せ・・せいな。」
「はい。」
庄司君は、まっすぐに星波のほうへ向きなおす。
ドキドキドキドキ
心臓の音はマックスだ。
目・・・目を閉じなきゃ
と思いながらも、庄司君の瞳から目が離せない。
澄んだ瞳に吸い込まれるようだ・・・

「せ・・せいな・・好きだよ。」
「わ・・私も・・・」
庄司君の両手が、私の耳元におかれ、ゆっくりと庄司君のほうへたぐりよせられる。



第六十五話「二人きり」
へつづく



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第六十三話「運命の前日」青春恋愛小説 恋花~KOIBANA~

2013年05月21日 | 恋愛小説「恋花~KOIBANA~」
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第六十三話 運命の前日



健人の顔を見たら、絶対に24日に塾をさぼるのはばれてしまいそうだった。

庄司君への誕生日プレゼントは、もう用意してあるし、今日は、どこにも出かけなくて
大丈夫だった。

母親と健人にちょっと調子が悪いと話をし、星波は自分の部屋に閉じこもった。
明日、塾を休むって言ったら、烈火のごとく健人が怒りだすのは想像できる。
怒る顔も、そして言われる言葉も・・・・

らきっと健人は
「お前、模試の前日だぞ?わかってんのか?」
「今度、A判定取れなかったら、また、おばさん心配するぞ。」って言う。

受験生だってわかっている。自分の人生の大切な岐路だっていうことも。
でも、この恋だって私にとっては、大切なものだ。
初めて実った片思いの恋。
健人も紫苑も好きな人、恋人がいないからわからないだけだ。

健人には、メールで微熱があるから携帯の電源を切って少し休みます。
とだけメールをした。そして、もし熱が下がらなければ、24日も大事を
とって塾を休みますと書いた。
健人のことだから、携帯の電源を切ると書かなければ、心配のメールや
ややもすれば電話もかかってくるだろう。

下手すれば、お見舞いにだってきかねない。
あの心優しき幼馴染は、自分の勉強そっちのけで、私が松櫻大学に行けるように
勉強を見てくれている。

健人に、母親に嘘をついた疾しさが黒い炭のように、心を暗く染めていく。

小さいときに母親に言われた。
小さな嘘でも一回つけば、その嘘をつきとおすために、次から次へと嘘をつかなきゃ
なくなるんだよ。
だから嘘はついちゃだめだよ。って

わかってる。
頭では十分わかってる。
でも、心は・・・・

庄司君に嫌われたくない。
今、庄司君を失ったら、私・・・・

初めての恋
初めての恋人
恋を失ったことがないからこそ
恋を失ったことを想像するのが怖い・・・

いくつもの恋愛を経ていけば
失った恋も時とともに色あせて
いつしか素敵な思い出になっていくのに・・・
今の星波にはそれがわからなかった。

本当に体調が悪いわけではないので、25日の模試のために勉強をするが
まったく頭に入ってこない。

庄司君からメールや電話がくると困るので、ちょっと携帯の調子が悪いから
24日は、約束通り9時半に噴水の前に行きますとメールをしてから
電源を切った。

健人にも母親にもそして恋人にも
初めてついた嘘
その嘘がのちに大きな火種になることを今の星波は
知る由もなかった。



第六十四話
「初めての彼の部屋」
へつづく







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第六十二話「初めての嘘」恋愛青春小説 恋花~KOIBANA~

2013年05月13日 | 恋愛小説「恋花~KOIBANA~」
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第六十二話「初めての嘘」

24日、庄司君には塾は休みだと言ってあるけど、本当は、一日中授業がある。
初めて、親に嘘をついて塾を休む。

健人に口裏をお願いするのが一番確実なんだろうけど
そんなことは絶対に不可能だ。

親には、普段通りに塾に行くふりをして・・
健人と紫苑には、体調が悪いから25日の塾の全国模試のために大事をとって休むというつもりだ。

親にも健人にも紫苑にもつく
初めての大きな嘘・・・

みんな、25日のテストのために今頃必死に勉強をしている。
私立のみ受験で希望大学の試験は2月に入ってからだとしても、
普通なら受験を一番に考えなくてはならない時期。

明日の23日も健人の部屋に行くのはやめよう。

平常心で勉強をする自信もないし、健人に心を見透かされそうだ。

そして、庄司君は、私が健人の部屋で二人で勉強をすることを快く思っていない。
すべての感情がいっしょくたになって、もうどうしていいかわからなかった。

何をしていても、庄司君のあの言葉が、頭の中をぐるぐる廻る。

「俺・・・
星波が欲しい。」
もちろん自意識過剰かも知れないし、そう深い意味は無いのかも知れない。
でも・・

来夏が言うとおり、つきあっているのにKISSもまだだって言うほうが、奥手すぎるのかも
知れない。
でも、庄司君の部活と私の塾とでそうそう、しょっちゅう会えるわけでもないし、
ムードがいいところでデートをしているわけでもないし・・・

ため息ばかりが出てしまう。
健人にも相談できないけど、紫苑にもできない。
きっと二人ともテンコちゃんのように、「受験が終わってからでもいいんじゃないの?」
と諭されそうだ。

でも
私が、大学生になるということは、庄司君と同じ学校に通えなくなるということ。
そして、来夏は、その学校に通い続ける。
心の中に焦りと嫉妬の感情が、ぐるぐると渦を巻く。

24日は、朝、9時半に噴水のトコで待ち合わせをして、庄司君の家に行くことになっている。
ケーキと食べ物は、庄司君が用意してくれるって言っていた。

「二人だけで、クリスマスパーティーしようね。」
と屈託のない笑顔で言われると
行けないとは言えない。
まして、一年に一度の誕生日なのに・・・・・

第六十三話 運命の前日へつづく








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【主人公が社会人の恋愛小説】
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【主人公が大学生の恋愛小説】
☆「メールの涙」中編
特殊能力を持った啓祐と心が傷ついているしおりの恋の行く末は・・・
☆「時空恋話~JIKUU-RENWA~」中編
時空を超えて出会った二人、未来に帰らなくてはならない時は近づいてくる。果たして二人の運命は
☆「シナリオ風小説 潮騒」長編
筆者が始めて手がけた、長編恋愛小説。大学生の映画研究会の友達に頼まれてシナリオ作成をしました。
オリジナルポエム満載の大学生の純愛小説です。
☆「潮騒 続編 悪魔に魂を売った女 沙羅」長編
潮騒の続編。沙羅と小百合と駿のその後は・・・本当の意味でのエンディングを描いたストーリー
☆「真夏のような恋したい!!」中編
恋に恋する乙女、理奈の始めての恋のお相手は?
☆「彼と最後のLoveLetter」中編
始まりは、一通の葉書だった。すべての偶然は必然に染められ、そして二人は・・・
☆「KISS IN HEAVEN」中編
「この世の中にもう、楽しいことなんかない!」死んだはずの僕なのに・・筆者が描くラブコメディー小説
☆「Dear my・・・」
友人達から絶世の美女といわれる友香の片思い・・和也に届くのか・・

【嵐、尾崎豊モチーフ小説】
☆「再編 アイドルとの恋★潤愛物語~アクアマリン~」中編
人気アイドルグループ 潤とそのファンの切なくて甘い恋物語
☆「尾崎豊モチーフ小説 黄昏の街の中で~アーティストとの恋~」中編
大好きな尾崎豊さんをモチーフにさせていただいた、アーティストとの恋愛小説
☆「尾崎豊モチーフ小説 天国のコンサート~尾崎豊に捧ぐ~」中編
もし、尾崎豊さんのコンサートにもう一度行けたら、筆者の思いを載せた感動小説

【名探偵コナン劇場】
☆クリスマスの奇跡~短編
蘭、園子、哀、シェリーが体験したクリスマスの不思議な経験とは・・・筆者から皆様へのクリスマスプレゼント小説

【狂気愛小説】
☆愛憎物語~白と黒~中編
好きだったからこそ、愛していたからこそ・・男の愛の行き着く果ては・・(一部性的描写を含みます)



第六十一話「テスト」青春恋愛小説 恋花~KOIBANA~

2013年05月09日 | 恋愛小説「恋花~KOIBANA~」
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第六十一話「テスト」


塾のテストはちょこちょこ行われた。
健人の特別家庭教師のおかげか、点数はじょじょに落ち着いていった。

「目標は、次の塾の全国模擬試験でA判定だな。」
健人の手がいつものように私の頭にふわりと乗る。
「うん。」
「だいぶ、健人の特訓が効いてきたみたいだね。星波・・・・」
塾の喫茶コーナーで紫苑もうれしそうに微笑みかける。

「あ~あ。今年は恒例のクリスマスパーティもできねぇな。」
「うん。ちょうど、その時期、模試だもんね。」
紫苑が、テーブルに頬杖をつきながら言う。
毎年、健人、紫苑、と私の3人で、ささやかなクリスマスパーティーをしていたので
あった。
「クリスマスの25日が模試だなんて、本当に俺達ついてないよな~。」
健人がぶつくさいいながらコーヒーをすする。

二人の会話を聞きながらも、私の意識は全く違うところに飛んでいた。
その前のイブをどうやって乗り切るか。
操を徹底して守るというような貞操感は無いけれど
でも、正直、そうなってしまうのが怖い気持ちもある。
というか怖い気持ちのほうが大きい。

みんな、どうやって「初めてのコト」を迎えているのか
ふっと紫苑と健人に訊いてみたくなった。
でも・・・
一笑に付されるのもイヤだったし、こんなに真剣に勉強を教えてくれている
健人にこんなことを相談するのもしにくかった。
それに・・・
塾の模試の前日に勉強をしないで、ましてや塾をさぼって庄司君の部屋に行くなんて言ったら健人がどんな顔をするか・・
いつもいつも迷惑ばかりかけていて肩身の狭い星波には、何も言い出せなかった。



第六十二話「初めての嘘」へつづく



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大好きな尾崎豊さんをモチーフにさせていただいた、アーティストとの恋愛小説
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もし、尾崎豊さんのコンサートにもう一度行けたら、筆者の思いを載せた感動小説

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☆クリスマスの奇跡~短編
蘭、園子、哀、シェリーが体験したクリスマスの不思議な経験とは・・・筆者から皆様へのクリスマスプレゼント小説

【狂気愛小説】
☆愛憎物語~白と黒~中編
好きだったからこそ、愛していたからこそ・・男の愛の行き着く果ては・・(一部性的描写を含みます)



第六十話「NG」青春恋愛小説 恋花~KOIBANA~

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第六十話「NG」

>ダメだよ!絶対にダメだよ。私達まだ未成年だよ。

ってか、高校生だって、ロストバージンしている子なんてたくさんいると
思うんだけど。

>でもさ~じゃ、イブに誘われているのに、どうやって断ったらいいんだろう?

>別のトコにしない?とか、おいしいもの食べにつれてってとか。
まだ、KISSもしてないんでしょ?ホッシー達は・・・

さっきから、テンコちゃんとのメッセのやりとりは、既にチャット状態だった。
前に一度、メアドを教えて~とさりげなく自分のメアドを送ったけど
その後もメッセで来るから、あきらめて今も、SNS経由で返信を送る。

>そんな白々しいこと言えないよ。それに彼、私が、毎週幼馴染の部屋で
二人きりで勉強をしているのを快く思っていないみたいだし。
そんな状態で約束を反故したら、嫌われちゃうよ(泣)

>だからって、両親がいない時に、彼氏の部屋に行くなんて絶対にダメだよ。
行くってことは、何をされてもOKってことだよ。

さすがにそれは・・・
ファーストキスもまだな私は、もちろん今も生娘なわけで。
そりゃ、庄司君は大好きだし、最初は、大好きな彼氏に捧げたいなんて思っているけど
まだ、付き合いだして半年程度だし・・・・
頭の中をいろんな思いがぐちゃぐちゃと混じりだす。

悩んでレスが遅れたところに、またテンコちゃんからメッセが届く。

>ホッシーは、いいの?彼としたいの?
彼は、今、幼馴染君との話を他人から聞いて、やきもちで、独占欲が出てきたんじゃないの?

独占欲。
私は、庄司君の彼女だし、独占も何も・・・・

>わかった。ちょっと冷静になって考えてみる。
部屋に遊びに行ったからって即そうなるわけじゃないし。
私の考えすぎかも知れないし。

>甘いよ。ホッシー
嫉妬に狂った男ほど怖いものはないからね。

テンコちゃんの言葉に背筋がぞくりとする。
あのときの、射るような庄司君の冷たいまなざしが脳裏に蘇り
イブの約束をやめようなんて言ったら・・・・
と思うとどうしていいかわからなくなった。

>ホッシー、私達受験生だよ。
そういうことは、春に、大学生になってからでも遅くないと
私は、思うからね。

>テンコちゃん、今日は、私の悩みに付き合ってくれて
ありがとう。

>くれぐれも勢いでしちゃわないようにね!

一通りの会話が収束し、私は、SNSの接続を切った。




第六十一話「テスト」へ続く~



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