詩絵里(★シェリー★)の星の囁き達

尾崎詩絵里(★シェリー★)の自作恋愛小説及びポエム、写真専用部屋です。掲載文の引用、転載は固くお断りいたします。

第十四章「黒いムチ」愛憎物語~白と黒~

2012年02月29日 | 愛憎物語「白と黒」
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この小説は、文中に若干の性的描写及び残忍な描写が出てきます。ご了承の上お読みください。
本著書は、作者のオリジナルフィクションであり、登場する人物及び団体名は実在するものと全く関係ありません。

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第十四章 黒いムチ


俺は、震えている瑠璃の頬をもういちど右手で張り飛ばした。
「痛い!!!」
瑠璃が、悲鳴をあげて大理石の床に倒れる。
「どういうことだ・・・・」
俺は、そのまま、瑠璃の胸を足で踏みつける。
「浮気は、許さないっていったはずだが・・・・」
瑠璃の唇から真紅の血が、流れる。

俺は、瑠璃の上から、足をはずし、黒い手錠をはずした。

そのまま、瑠璃に近づき、口付けをしようとした瞬間、瑠璃が俺をつきとばした。

「いや!!もういや!!そうよ、私は雄喜とつきあっているの。
もう、幸成とは付き合えないの!!」
瑠璃が、興奮して、髪を振り乱しながら、あとずさりをしていく。

「なぜだ・・・・いつからだ・・・」
「この間・・・・・幸成のリビングで・・・・たくさんの私の写真を見て・・・怖くなって・・・・・」

そういえば、2ヶ月前、俺が、瑠璃の写真のコレクションを貼り付けてある、ベッドルームのクローゼットのドアが少し開いていた。あれを見たのか・・・・・
俺は、ニヤリと笑う。

「幸成、おかしいよ!!私の裸の写真をとったり、付き合う前の写真、明らかな隠し撮りの写真がたくさんあって・・・・これじゃストーカーじゃない!!!」
瑠璃は、泣き叫びながら、リビングの出口に走り出す。

バシ!!!
俺の右手から伸びた、黒いムチを逃げ出そうとしていた瑠璃の体にたたきつける。
瑠璃は、もんどりうって床に転げおちる。



第十五章「黒い悪意」へつづく~


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ポエム~雪~

2012年02月29日 | オリジナルポエム
「雪」

灰色の空から舞い落ちる雪は
白い妖精のよう・・・
すべての人の心を洗い流し
コートの肩に留まったまま

傘をはずして上を見上げると
無数の妖精がこの地表めざして
降りてくる

後から
後から

君の髪に積もった雪を
そっとぼくの指ではらってみても
すぐに真っ白な綿帽子をかぶってしまう
愛しい君

誰も通らない白き道は
どこまでも、どこまでも続いていく・・・



都会のアスファルトの上に舞い降りた妖精は
やがて色を変え
黒い悪魔となり
重なってゆく・・・・

傘と傘がぶつかり
湿った重い雪に
コートは濡れて
どぶねずみのよう

都会の雪は 暗く冷たく
人の心を凍てつかせる・・





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第十三章「白いビキニ」~愛憎物語 白と黒 ~

2012年02月28日 | 愛憎物語「白と黒」
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第十三章 「白いビキニ」



波は穏やかだった。
今日は、久々に遠出をして、俺達は、今、俺の親父のクルーザーでちょうど、海へ出たところだった。

潮の香りが鼻腔をくすぐる。
俺のリクエストどおり、真っ白なビキニに身を包んだ瑠璃が、軽いトロピカルカクテルを飲みながら、俺のほうをみて微笑んでいる。

「この頃、悪夢ばかり見るんだ」
「どんな夢?」

瑠璃が下から、すくいあげるように俺を見る。
胸の谷間が強調され、俺は一瞬ドキっとしてしまう。

何度も何度も抱き合った身体なのに、何もまとっていない裸体よりも
少ない布で隠されている身体のほうが、なぜもこんなに色気を感じてしまうのだろう。

俺は、瑠璃を抱きしめて、KISSをした。
甘くて長いKISS.。
さっき瑠璃が飲んでいた、甘いカクテルの香りがする。
唇から頬へ・・・・そして瑠璃の敏感な耳元へ
熱いKISSをする。

KISSをしながら、俺は、きめの細やかな瑠璃の背中に指を滑らせる。
「あぁ・・・・」

「瑠璃は俺のものだよ。誰にも渡さないよ・・・・まして雄喜などには・・・」
「そうよ。私の心も身体も幸成のものよ・・・・他の男になんて・・・・」
「そうだよ。他の男とこんなことをしたら、許さないからね」

俺は、そのまま、瑠璃の水着をはぎとり、ビーチチェアーに押し倒した。
真夏の太陽に照らされ、瑠璃の白い裸体は輝いていた。

「あぁ・・・はぁ・・・・」
瑠璃の喘ぎ声がだんだん大きくなる。
(こんなに感じているのに。雄喜と瑠璃がするわけないよな・・・・・)

俺は、あの悪夢のおかえしをするかのように、瑠璃のことを少し乱暴に責め始めた。
「う・・・・ん・・・あぁ・・・幸成・・・」




ビク・・・・・
小さな痙攣とともに瑠璃の白いのどが目に入ってきた。

俺は、その首に両手をかけてこう囁いた。

「もし・・・・瑠璃の心が他の男のトコいっちゃったら、俺殺しちゃうかもよ・・・・」
「あぁ・・・・幸成に殺されるなら本望だわ・・・
でも、私は、幸成に夢中だし、浮気なんかしないか・・・・」

俺は、瑠璃の言葉を最後まで聞く前に
そのかわいい言葉が発せられた、潤っている唇に激しく自分の唇を押し当てた。


第十四章 「黒いムチ」へつづく~




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五行詩~あなたを~

2012年02月28日 | 3行詩・4行詩・5行詩・6行詩・7行詩
五行詩

「あなたを」


貴方を愛して初めて知った

臆病になるという気持ちを

失うものができたことを

朝から晩まで貴方のことを

心のどこかで感じてる


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第十二話「おにぎり」恋愛小説「恋花~KOIBANA~」

2012年02月27日 | 恋愛小説「恋花~KOIBANA~」
恋愛小説「恋花」は、
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高校3年生の淡くてせつない恋物語を描いていきたいと思っています♪
純愛をテーマにしているので年齢関係なく読める恋愛小説になっています。

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第十二話「おにぎり」


午前中の試合は、健人達の圧勝。
まぁ優勝候補なのだから、それも当たり前らしい。
午後の試合の前に、体育館の上のスペースで昼食をとることになった。

「おっかしいな・・・・」
「どうしたの星波・・・」
「う~ん。数が足りないんだよね」
私は、さっきからお弁当の入っていたバスケットをがさごそしている。
「なんの?」

卵焼きにハンバーグ アスパラベーコン巻きにポテトサラダ
健人が好きなものを中心にお弁当をこしらえた。
おかずは、タッパーに入れて、すでに健人はほおばりはじめていた。

「これでしょ・・・」
目の前に、大きな銀の塊が頭の上から突き出される・・・・
「そ・・そうそう・・・・」
座ったままの姿勢で上を向くと、にっこりと笑った庄司君と目があった。

「さっき、先輩ぶつかったとき、バスケットからこれ零れ落ちて・・・・
渡そうと思っていたのに、海藤先輩達を見たら走り出しちゃって、タイミングが・・・・」
「あぁ・・・」
だから、さっき呼び止められたのか・・・・

「これ中身何?」
「え・・それは・・・」
銀紙に赤いマジックで小さな●がついている
「明太子だけど。」
「もらっていい?俺明太子大好きなんだ。」
「あ・・いいけど・・・」
という私の答えを聞くや否や、庄司君が、アルミホイルを手早くはぐとパクリとかじりつく・・・
「おいしい!いい塩加減だし。あ、先輩、これもいただきます!」
というと私が作った卵焼きを同じく口の中にほおり入れた。
「う~ん。こっちもうまい!!俺、卵焼きはしょっぱい派なんだよね。」

「お~い。庄司!!早く食べようぜ・・・」
向こうの2年生の輪から柏尾君達が庄司君を呼んでいる。

「じゃ、先輩、ごちそうさまでした。海藤先輩、いいですね!こんなにおいしいお弁当を作ってくれる幼馴染がいてうらやましいです。」
とさわやかに言い放つと、2年生の輪に戻っていった。

私は、自分の手の中にある銀色のアルミホイルに包まれたおにぎりをじっと見つめていた。

「こ・・・これを庄司君が食べてくれたんだ・・・・」
感動のあまり涙ぐんできてしまった。その場に紫苑と健人がいるのも忘れて。

本当ならここで、ヤッターと叫びだしたいくらいだった。
「卵焼きもおいしいって・・・・」

「せ・・星波?心の中の気持ち、口に出しちゃってますけど・・・」
「え・・・・!?」
「あ・・・いや・・・その」
「本当にお前ほどわかりやすい奴はいないよな~。あいつも俺と同じ卵焼きはしょっぱい派なんだな。」
というと健人は、その卵焼きをひとつつまみ、口の中にほおりなげた。

小学生のとき、母親に教えてもらって初めて作った卵焼きを隣の家の健人に届けたとき、口にいれるとヤツはそれをはきだし
「うぉ!!卵焼きが甘いなんて信じられない!!俺しょっぱいのじゃないと食えない」
と言ったのを私はいつまでも覚えている。
あのときのめちゃくちゃ傷ついた心の痛みとともに。



第十三話「ご報告」へつづく





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想い出の宝石箱~恋愛ポエム~

2012年02月27日 | 恋愛ポエム
想い出の宝石箱
~オリジナルポエム~

もう鍵がさびついて
二度とあかないと思っていた
宝石箱の蓋が、自然に開いた

メモリーズエッグのように
一気に想い出が
走馬灯のように駆け巡る

たったひとつ宝石箱の端っこに残った涙色したアクアマリン

手を伸ばして
取り出したら

燃えるような
まっ赤なルビーにかわるのか

真っ白いキャンパスのような輝くダイヤモンドに変わるのか?
虹色に輝くオパールにかわるのか?

すぐに崩れる雲母にかわるのか?

グラスの向こうで微笑む笑顔は
あの頃とちっとも変らない・・・

二つに別れていた道が
再びまじまわった
交差点のうえで
そっと思い出の宝石箱が
開かれる

二人で懐かしみ
慈しみ 

二人でもう一度ふたをしめた。
新しい鍵をとりつけて





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第十一話「彼女」恋愛小説「恋花~KOIBANA~」

2012年02月23日 | 恋愛小説「恋花~KOIBANA~」
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第十一話「彼女」

体育館の入り口で紫苑と健人と話をしていると背のおっきいほうの柏尾君が話しかけてきた。

「海藤先輩。紹介してくださいよ・・・」
「あ・・・悪い・・・こちらは」
「お~い。みんな集合!」

柏尾君の掛け声で、部員達が私達を中心に円陣を組む。
もちろんその中には、私のいとしの王子様、庄司君の姿もある。

「そんなおおげさにしなくても・・・・
こちらは、今日俺達の試合を応援しにきてくれた、クラスメートの美咲さんと藤崎さんだ。」

健人に促されるようにまず、紫苑が挨拶をする。

「藤崎紫苑です。今日は、お言葉に甘えて来ちゃいました。皆さんがんばってください。」周りを均等に見渡すとお得意の藤崎スマイルでにっこりとする。

いいよな~紫苑くらい美人だったら、こういう場所でも堂々とできるのに・・・・
なんて考えていると紫苑にひじでクイっとやられる。

「あ・・・今日は、お招きいただきありがとうございます。(って後から考えたら招いてくれたのは、健人だったんだが)
美咲星波と申します。試合、がんばってください!!」

まるで新入生の挨拶だった。
恥ずかしさが再び湧き上がってきたところで
「美咲さんって海藤先輩の彼女さんなんですか?」
とマネージャーらしき女子が手を上げて質問してきた。

「ち・・・違うよ。おさななじみだよ」「違います!ただのおさななじみです」
また、二人の声がはもる・・・・・

それを見た、紫苑は爆笑し、健人は苦笑する。
「ただのね・・・というか、星波は、俺の隣のうちに住んでいて、保育園のときからの腐れ縁だよ。だから、俺は、今フリーで彼女募集中・・・・」
「え~そうなんですか?てっきり彼女だと思っていた。」
「じゃ、私立候補しちゃおうかな・・・」
さっき、質問した女子とその隣の女子が、嬌声を上げる。

「まぁということで、大切なお客様だから粗相の無いように」
とみんなに集合をかけた柏尾君がそこをしめる。


第十二話「おにぎり」
へつづく


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ポエム~悲しい結末~

2012年02月23日 | オリジナルポエム
悲しい結末
~オリジナルポエム~


もう君にはわかっているのだろう

僕の心がここには無いことを

君を通して違う人の眼差しを想いだしていることを

でも間違えなく君を愛していた
心苦しくなるほど

毎晩夢にでてくるほどに

それだけは信じて

いつから僕らの道は分かれてしまったのか

Good-bye my honey
Good-bye my love
Good-bye our memories

うつむく君をみていると
今宵も言い出せない
「さようなら」


だまるこむあなたには
私の気持ちが冷めたこと
伝わっているのかしら

いつからか
あなたと一緒にいても景色は色あせ
ときめきさえもなくなった

あんなに愛の言葉を囁きあったのに
手と手を重ね合わせていたのに

いつからか
歯車が狂いだし
二人のスピードが
変わっていった

adieu mon petit ami
adieu mon amour
adieu mon souvenir

だまりこむあなたを
見ていると
また言い出せない
「さようなら」

男と女はカードの表と裏
決して交わりあうことがない

お互いに
いまやっと同じ方向を向いているのに

お互いに
「さよなら」が言えない
悲しい結末



*****************

PHOTO~私が見た風景~携帯で撮ったシャメをUPしていきます♪



うなぎの骨せんべい!↑





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第十二章「黒いチェアー」愛憎物語~白と黒~

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第十二章 「黒いチェアー」

夢の続きがまた始まった。

俺は、瑠璃のさるぐつわをはずすと、手錠のつながれた、下着姿の瑠璃の泣き顔を眺めながら、ゆったりとリビングの黒いチェアーに座った。

「幸成・・・お願い。私を解放して・・・・この手錠をはずして」
俺は、懇願する瑠璃の顔を見下ろす。

「幸成の誤解だって。私、雄喜とは何でもないって・・・・」
「じゃ・・・なんで、学校にも来なくなったし、俺を避けるようになったんだ・・・」
「それは、ちょっと体調が悪くて・・・・・私が、愛しているのは、幸成だけだから・・・」

涙ながらに訴える瑠璃・・・・
青ざめた顔が美しい・・・・・
俺は、手錠をはずさないまま、瑠璃を立たせて、口付けをした。
震えながらも瑠璃は、俺の舌に呼応していく。

あぁ・・・・久しぶりの熱いKISS
むさぼるように瑠璃の唇を味わおうとした瞬間

ブーブーブーブー
耳障りな、バイブレーターの音がする。
瑠璃が、ブルっと大きく振るえ、顔が、みるみる間に青ざめていく。

俺は、音のするほうへ近づいていく。
見ると黒いソファーの下へ隠すように、見たことのない携帯がおいてあった。

「そ・・・それは・・・」

俺は、瑠璃の頬を俺は、力いっぱい張り倒した。
大きな音をたてて瑠璃が崩れ落ちる。
そして立てないように腹にけりをいれた。


俺は、無言のまま、受話器を耳につけた。
「もしもし!!もしもし!!瑠璃!!俺だ雄喜だ!!今、どこにいる!」

俺は、怒りをこめて携帯の電源をそのまま切り、大理石の床に投げつけた。
その拍子に、携帯の電池パックがはずれた。
俺は、その電池が収容されているところのふたを手にとった。

虹色のバックに二人で仲良く抱き合ったまま微笑んでいる瑠璃と雄喜のプリ画が
貼り付けてあった。


第十三章「白いビキニ」へつづく~




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幸せって?~五行詩~

2012年02月22日 | 3行詩・4行詩・5行詩・6行詩・7行詩
「幸せって?」

人の幸不幸は

自分の心が決めること

わかっているけど

心が涙で曇った日には

自分だけが不幸だと思ってしまう・・・


*****************

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第十一章「白いエプロン」愛憎物語~白と黒~

2012年02月21日 | 愛憎物語「白と黒」
ご訪問ありがとうございます。
この小説は、文中に若干の性的描写及び残忍な描写が出てきます。ご了承の上お読みください。
本著書は、作者のオリジナルフィクションであり、登場する人物及び団体名は実在するものと全く関係ありません。

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第十一章「白いエプロン」


「幸成・・・幸成」

コーヒーのいい香りが、俺の鼻腔をくすぐる。
うっすらと目を明けると、白いエプロン姿の瑠璃が、微笑みながら俺の顔を見つめていた。

「大丈夫?ちょっとうなされていたみたい。」

この頃、眠りが浅く、悪夢ばかり見る。

「朝ごはん、作ったから食べて・・・・」

見ると、ダイニングのテーブルの上に、トースト、スクランブルエッグ、サラダと手作りも野菜ジュースが並べられていた。

俺は、頭を激しく振った。
(俺のために朝食まで用意してくれる瑠璃が、よりにもよって雄喜と浮気をしている夢を見るなんて、俺はどうにかしてるよ・・・・)

白いエプロンから見える素足が妙になまめかしい。

「瑠璃・・・・愛しているよ」
俺は、キッチンに立っている瑠璃を後ろから抱きしめ、そっと耳たぶに口付けをした。
瑠璃は、俺のほうを向くと、
「私も、愛しているわ・・・幸成・・・」
というと長い腕を俺の首に巻きつけた。
「早く食べないと、冷めちゃうよ・・・」
というと、瑠璃のほうから、形のいい唇を俺の唇に押し付けてきた。

(あぁ・・・・もう二度とあんな悪夢は見たくない)

第十二章「黒いチェアー」へつづく~




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元気が出るポエム~虹色のハンカチ~

2012年02月21日 | 応援ポエム
「虹色のハンカチ」
*オリジナルポエム*


さみしいなんて
言葉にしたら
かなしさの洪水で
自分自身を見失うから

さみしさを力にかえて
今日をせいいっぱい生きてゆこう

自分のことは
自分が一番わかっているから

せつなさも苦しみも
心の糧にできるように

今の一歩を大切に
しよう

本当はね

頬をつたう涙をせき止める術を
しらないんだけどね


幼い頃に作った砂のお城のような
この人生のひと時を

輝かせるように
宝物にして

自分の心の鍵は
遠い昔にしまっておいた

すきとほった色の
ガラスの気持ちが
こなごなに砕けて
つなぎ合わせて

HEARTにはった
ばんそうこうから
小さな紅の涙が流れても


自分が自分であるがゆえに

すべてをきちんと受け止めてゆこう

私は私以外の何者でもなく
私の存在は唯一無二のものだから

足元に見える
人生という名の流れる川の
水にうつした泣き顔は

この虹色のハンカチで
涙をぬぐって

自信をもって
胸をはって

一歩ずつ真剣に歩いていこうよ

あの山を越えたら
あの谷を越えたら

きっと無限の希望が
広がっていると心に信じて

私ならできる
私ならやれる

そういう気持ちを
にぎりこぶしの中に
そっと秘めたままで・・・・


*****************

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第十話「絶対に溶ける」恋愛小説「恋花~KOIBANA~」

2012年02月16日 | 恋愛小説「恋花~KOIBANA~」
恋愛小説「恋花」は、
作者のオリジナルフィクション物語であり、登場する人物、団体名は実在するものとは全く関係ありません。
高校3年生の淡くてせつない恋物語を描いていきたいと思っています♪
純愛をテーマにしているので年齢関係なく読める恋愛小説になっています。

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第十話「絶対に溶ける」

ふっと汗の香りとデオドランドスプレーの香りがした。
逆光で顔はよく見えなかったけど、背は高く180cmくらいはあるだろう・・・・

「大丈夫?」
その人物は、かがみこんでその人にぶつかって赤くなっているであろう私の鼻を覗き込んだ。
「鼻・・・・大丈夫だった・・・?」

「は・・・はい」
ドキン!!!
完全に心臓は外に飛び出ていたであろう・・・・よく漫画とかでハートが胸の中から飛び出ている・・・あんな感じだ・・・・

ま・・・まさか・・・・・

「あぁ・・・・海藤先輩の・・・・」
「は・・はい。美咲星波です・・・・」
って私、なんでこんなところで自己紹介をしているんだが・・・・

ぶつかった恥ずかしさと胸いっぱいの熱い思いで、溶けちゃいそうだった。
よりによって・・・・
いとしの王子様、庄司君とこんなところで!
「あ・・・私・・・その・・・」
「応援に来てくれたんでしょ・・・・体育館こっちだから、行こう・・・」
庄司君は、そんじょそこらのアイドルにも絶対に負けないくらいのとびきりの最高の笑顔で(後でこの話をしたら紫苑に形容詞つけすぎだと笑われたのだが・・・)
私の前を歩き始めた。

広い肩、サラサラの黒髪が日の光を浴びて輝いている。
まさに天使だ・・・・・
ぼーっとして見とれている私を振り返って庄司君が言う。
「大丈夫?美咲先輩。試合始まっちゃうよ・・・」
「あ・・・はい!!」
こうなるとどっちが先輩でどっちが後輩かわからない・・・
私は、足が長く、コンパスの大きい彼の歩くスピードに追いつくべく
バスケットとかばんを持ち直して、小走りをし始めた。

「お~い。星波・・・・おせ~な・・・・」
体育館のところに健人と紫苑の姿が見えると私は、
「ごめんなさい。そしてありがとうございました。」
というとペコリと頭を下げて走り出した。

「あ・・・先輩・・・・こ・・・これ」
後ろで庄司君が何か言っているみたいだけど、こんな赤い顔で振り向きたくなかった。

きっときっと顔真っ赤だ。鼻も赤い。恥ずかしい・・・・・
もう消えちゃいたい!穴があったら入りたい!溶けちゃいたい!!!


第十一話「彼女」へつづく




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ポエム~命~

2012年02月16日 | オリジナルポエム
「命」
~オリジナルポエム~

命は人間
一人一人に
平等に与えられた
かけがいの無いもの

だれも
それを傷つけたり
奪う権利などない

それなのに
何故
簡単に
奪ってしまうの?

残された
者のかなしみは
くやしさは
どこにぶつければ
いいの?

奪われた者の
苦しみや
恐ろしさは
どこにもいけない

自分の命さえ
まっとうに
扱えない者に

他人の命の火を消す
権利はない

わかってほしい
わかってほしい

命の大切さ
かけがいのなさ

愛する人達の
悲しみを


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第九話「アクシデント」恋愛小説「恋花~KOIBANA~」

2012年02月14日 | 恋愛小説「恋花~KOIBANA~」
恋愛小説「恋花」は、
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第九話「アクシデント」

つきぬけるような青空
初夏の香りが一層濃くなっている
目に入るものすべてが輝いて見える
たとえ古びた校舎でも・・・・

どうしようどうしよう・・・
健人に誘われて浮かれて来たけど・・・・
何を着ていったらいいか2時間も鏡の前で迷っていたら
あっという間に紫苑と待ち合わせていた時間は過ぎていた。

とりあえず、会場の新涼南高校の校門にはついたが、うちの学校と違って広すぎて体育館がどこだかわからない。

「やばい~試合何時からだっけ・・・・」
とりあえず、私は、お弁当・・・それも紫苑の分まで作らされた。
紫苑曰く「私は、星波につきあってあげるんだから当然よ」
と言われたのだが・・・
そのお弁当の入ったバスケットとかばんを両手に持ちながら、校門を抜けて、走り出していた。

バンバン
かすかに音が聞こえる。
「体育館はあっちだ!!」と方向転換をした途端に誰かにぶつかった。
ドン!!

バスケットが手から転げ落ちた。
その拍子で倒れそうになった私の腕を力強い指がつかむ。
「いた・・・・」
「あ・・・ごめん。大丈夫・・・・」

第十話「絶対に溶ける」へつづく~




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