昨年公開された映画の原作が道尾秀介の「カラスの親指」です。confidence Game略してコン・ゲーム。つまり詐欺師を主役にした物語です。
有名な作品はジェフリー・アーチャーの「百万ドルをとり返せ」です。
これは古典的な名作として知られています。そして日本でも小林信彦の「紳士同盟」がよく出来たコン・ゲーム小説として知られています。
この他にも五十嵐貴久の「FaKe」などありますが
そう多く書かれているジャンルではありません。映画で云えばヘンリー・フォンダの「テキサスの五人の仲間」やポール・ニューマン、ロバート・レッドフォードの「スティング」
ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピットの「オーシャンズ11」などが良く知られている作品です。
このコン・ゲーム小説にもパターンがあります。それは物語の主人公が騙されるというストーリーと、主人公たち仲間が組んで敵となる相手を騙すパターン。
それから読んでいる読者や、観ている観客を騙すためにいろいろ策を弄するパターンなどがあります。
相手を騙すのは「オーシャンズ11」などで読者や観客を騙すのが「テキサスの五人の仲間」や「カラスの親指」ですね。
そういえば主人公が騙されるストーリーのものにマイケル・ダグラス主演の「ゲーム」という映画がありました。これもなかなか良く出来た映画でサスペンスタッチの面白い
作品で好きな映画のひとつです。
いかに爽やかに騙されるか、そこにこの様なコン・ゲームの面白さが凝縮されていると思います。
ちなみに「テキサスの五人の仲間」はDVD化されていません。私は衛星放送で放映されたものをDVDにして持っています。その他の作品はDVDで観ることができます。
興味のある方は一度ご覧になって下さい。